はじめに

〜このWeblogの生い立ち〜

2000年1月〜2001年の暮れまで、私は目覚めてから眠るまでを病室のベッドの上で過ごしました。入院生活が1年と4ヶ月が過ぎようとしていた頃、友人が「無料のHPがあるけど、気晴らしに書いてみたら?」と、提案をしてくれたことがきっかけとなって、ポケットボードという物を入手し、日々思うことを綴り、それを友人の携帯に送ってUPしてもらうという形で日記はスタート。住む場所、職業、性別、何も明かさずに始めた日記でした。

「wasa-b」は、当時お気に入りだったわさびふりかけから命名。

投稿日:2014年03月14日

2014年03月14日

家から車で5分ぐらいのところに激安洋品店がある。

「コニー」という店て、ここは地元のおばちゃんたちに人気なのだ。

車で前を通りがかった時に、私はほぼ毎回誰かしらが自転車で「丁度店に着いた」姿を見ている。

駅の近くにあるわけでもなく、商店街でもなく、何も店が周りにあるわけでもない店、「コニー」。

そんなに安いのかしら。

コニーは1号店とそれから50メートル程離れた場所に2号店があって、一度行ってみたら中野のブロードウェイの中の超激安洋品店ほどではなかったが、確かに激安のお店ではあった。

今日は2回目。

図書館に行った帰りに寄ってみた。

店内をくるりとまわる。

999円のトイレカバーセットや500円ぐらいのバスマット、100円の靴下にチェックのネルシャツが1980円・・・。

中野のブロードウェイの中は500円衣料がわんさか吊るしてあったので、さほど安くは思えないのだが、”東京は物価が高い”というイメージからすればやっぱり激安店になるのだろう。

あまり心惹かれるものがなく帰ろうとしたのだが・・・。

ふと、ある一角に私の好きな「REPLAY」というメーカーのジーンズがドドーンとハンガーに掛けられているのを見つけたのだった。

安い。

バーゲンになっても値崩れした印象がなく、私にとっては気軽に買えない店だったのに・・・。

30000円以上するジーンズが1200円ぐらいになっているではないか。

うっそぉおおお〜〜〜。

これは激安です。

「コニー」の店主はここのメーカーの価値を知っていて、この値段にしたんでしょうか。いや、そうは思えない。

<すーんごく安くなっている!>ことに私がビックリしているのが、店主にバレないかと今度はドキドキしてきた。だって、そのことがバレたら、次に来た時に値段が上がっているかもしれないじゃぁないの。

余計な心配までしてしまい、勝手に平静を保とうとしている自分が居るのだった。

でも。

やっぱり、これは<うっそぉおおお〜〜〜?>な値段だ。

キョロキョロ。

<めっちゃ、安いわこれ>

誰かに言いたい。

結局、試着するのがめんどう臭くて帰って来てしまったが。

激安店はワクワクする。

みんなそうだよね。

私が店を出ると、また新しいお客が”平静を装って”店内に入って来たのであった。


投稿日:2014年03月12日

2014年03月12日

帰り道、裏道で使っている川沿いの道で飲酒検問をやっていた。

「お疲れさまです。申し訳ないんですが、ここに向かって息を吐きかけてもらえませんか?」

飲酒検問の時には、通常測定器みたいな物を口元に向けられるのだが、うんと昔、一度だけ琵琶湖から京都に抜ける裏道の検問で、「申し訳ないんですが、私の顔に向かって息を吐きかけてもらえませんか?」と言われたことがあった。

「えぇっ?息を・・・顔に・・・ですか?」

「はい、鼻に向かってお願いします」

確かにその人は警察の制服を着てはいたが、見ず知らずの人の鼻に自分の息を吐くだなんて、なんだかとっても抵抗があった。

検問だし・・仕方がないけれど・・。

思い切って息を吐いたが、ダメ出しをくらった。

「もう一度、ハァ〜〜っともっと思い切り吐いてもらえませんか?」

もっと思い切り・・ですか!!

すごく抵抗がありながら、頑張って息吐きをしたのだ。でもその迷いが「思い切り」にはなっていなかった様子。

「ハァ〜〜〜〜〜〜!」

「はい、ありがとうございました」

器械が相手でも「ハァ〜っ」はなんとなく抵抗がある。

飲酒検問は、いつも”遠くに露出狂が立っていた”と同等クラスの<なんでまた・・・>という気分に覆われている私なのである。


投稿日:2014年03月10日

2014年03月10日

春は花の種類が多いのと、手間をかけてもいないのに季節の力だけでそれぞれの苗が立派に咲いてくれる。

夏は水やりや虫対策が大変だし、秋は花の種類がちょっと少なく地味目になる。冬は一階のベランダではどうも日光が足りずに元気に育ってくれないのだが、春だけは多分ある程度の日差しが確保出来たらどんな人でも花を咲かせられるところが素晴らしいところだ。

自分自身は変わらないのに、急にものごとがトントンと進む事があったり、またその逆であれやこれやと悪い方に行ってしまう事もあり。

人にも四季がやっぱりあるのかな?と思う。

花の茎達はしなやか。

ポキっと折れてしまうことのないように。

寒い季節に凍えたとしても。

なんとか春を待つ。

大雪が降った日には春のことは想像がつかなかったけれど。

旭桜の盆栽が3年目のつぼみをつけている。

また咲いておくれ。

春が来たら。


投稿日:2014年02月25日

2014年02月25日

こたつを置くようになってから、目線が近いせいかダンボの行動にも変化が出てきた。

ご飯を食べ終わってから、こたつのテーブルに手をかけてパソコンをしている私にアピールをしてくる。

「なぁに?」

と、訊ねるとテーブルを叩いておやつのおねだりをするのだった。

<ちょうだい、ちょうだいよ。あれ>

テーブルをバシバシ叩いてアピールをする。

「だめ。もうご飯食べたでしょ」

と、言うのだがそれでおとなしく引き下がってくれるわけもなく、パソコンの画面を見ている私の視界に入る位置でアピールをする。

<ちょうだい!ちょうだいってば!>

「じゃぁ、一個だけよ!!」

ここで負けてしまう時もあるが、負けない時もある。

知らん顔をしていると・・・・。

ダンボはこの位置でのアピールをあきらめて・・・。

今度は私の座っている背後に回り、私の背中に手をかけて立ってアピールをはじめるのだった。

もうちょっと位置がよければ上手な肩たたきになるのだが・・・。そんなうまくいくはずもなく、私は背中や肩をランダムにバシバシと叩かれておやつの無心をされる。

で、私は私でそんなに大事なサイトを見てるのかと思いきや、ベルメゾンの雑貨を眺めていたり、amazonの雑貨本を検索していたり、まぁ重要なことをしているわけでもなかったりする。

<ちょうだい!ちょうだい!おやつおやつおやつ!>

そのうちにアピールが激しくなってきて、今度は私の頭を叩いたりするのだ。爪にひっかかって髪の毛をぐじゃぐじゃにされ・・・。

どっちにしてもおやつはあげることになるのだった。

ダンボは今日で11歳になった。

出会ってからダンボと一緒に二回お引っ越しをしたから、今が3軒目のお家。

今の家に引っ越してしばらくは散歩から帰って来ても、家に入ろうとしなかった。

自分の家だと認識出来なかったのがちょっとおかしかった。

そりゃそうか。そうだよね。

だんだん私の年を追い越してゆく。

いつかお別れの日は来るのだけれど、なるだけ長くキミが元気で過ごせますように。

おやつはいっぱいあげられないけれど。

嬉しい、たのしい、おだやかな日がいっぱいありますように。


投稿日:2014年02月23日

2014年02月23日

住み慣れた杉並中野エリアから葛飾に引っ越して三ヶ月。

通常の引っ越しに加えて、特定疾患や医療券など私の場合は引っ越しで申請をし直すものが多く、なかなか役所が開いている時間に一気に済ませられずにちょっとずつこれらを進めてきたのだが、まだ終わっていないものがある。

ふぅううう〜〜っ。

全部済まないとなんだか落ち着かないのだ。

それに入院期間がはさまって更に予定より手続き期間が延びてしまった。

車も原付も足立ナンバーに変えなきゃなぁ・・・。

今日は新しく葛飾区の図書館カードを作りに行った。車で5分ほどのところに大きめの図書館があって、前の家でも雑誌や旅行や雑貨やガーデニングや手作りの本を好きなだけ借りて楽しんでいたので、ようやく”暮らすだけ”でなく”暮しを楽しむ”方向にちょこっとだけ変わってきた。

歩いて数分のところにある園芸店にもやっと行けた。

ビオラとヒヤシンスとムスカリが庭に仲間入りをした。

水元公園にダンボと散歩に出掛けた。

リスンや松栄堂の大好きなお香も手に入れた。

車で近くの道を探検して、家から近いポストを見つけた。

美味しいパン屋さんも探したいなぁ。

”家には帰って寝るだけ”という忙しい生活は、私にとっては多分とても苦手なことなんだと思う。

衣食住なら、私はやっぱり住が優先順位の一番目。

桜並木がずっと続く道を見つけたから、春はきっと綺麗な眺めになるんだろう。

カーテンの丈がちょっと短いままだから、新しいお気に入りが見つかったら買い直そう。

前の家だって、しっくり来るまでに何度もマイナーチェンジを繰り返したなぁ。

手直ししながら家を作る。

賃貸のお家ではあるけれど。

紅茶が美味しい。

ここでの暮らしが好きになっていける。

ようやく少しずつ。


投稿日:2014年02月20日

2014年02月20日

運転していると前を走っている車が「ハイサワー」の車だった。

車のボディ全体、そして後ろにも「ハイサワー」の広告ペイントが施されている。

「わるならハイサワー」

ハイサワーのテレビコマーシャルは「歌」で印象に残っていたのだが、私はずっと「わ、く、な、が、ハイサワ〜♪」だと思っていたのだ。

”湧永”という会社がハイサワーを作っているのだと、ず〜〜〜っと思い込んでいたのだが、「割、る、な、ら、ハイサワ〜」ということだったのか。知らなかった。そして車の後部の”わるならハイサワー”のキャッチコピーの右横には”博水社”という会社名が書かれてあった。

私はたまにコマーシャルの聞き間違えをしているみたいで、えなりかずきさんが歌っている「はちみつキンカンのど飴」のコマーシャルもはじめの頃は「まいにちおもしろい、イエイ!まいにちおもしろいイエイ!イエイ!」だと思っていたのだ。するとある日から歌のところに文字が追加されるようになっていて「まいにちおもしろい、K!まいにちおもしろい、K!K!」だったことがわかった。この時にはプチ衝撃を受けたものだ。

変な歌だなぁと思って聞いていたが、正解の歌もかなり変な歌だ。

「はーちみつ、キンカンのど〜あめ」と続くので「K」はキンカンのことなんだろうが、歌詞を書いたりもする身としては”まいにちおもしろいK”がなんで”はちみつキンカンのどあめ”に辿り着くのか、正直言って「これで本当にいいのか!!」という疑問でいっぱいにもなった。

うーーーーん。

ただ一つ、はっきりした正解は「私の耳はよく錯覚を起こすらしい」ということか。

おっちょこちょいな耳なのである。


投稿日:2014年02月15日

2014年02月15日

二月に入ってから雪に馴染みのない地域も雪で大混乱を来していますが、みなさまお元気ですか?

ライブのお礼のあと、ブランクが出来てしまいご心配をおかけした方々へ、ごめんなさい!

1月末にインフルエンザと肺炎のダブルパンチにかかり、まさかの入院生活となっていました。普段飲んでいる薬の関係でインフルエンザワクチンが効かないとのことで、毎年うがい手洗いマスク着用でドキドキヒヤヒヤしながら過ごしていた冬だったのですが、今年はやってしまいました。

14日の昨日、おかげさまで無事退院となり、また日常生活に戻って行こう!という状況です。やっぱり身体は大事ですね。ちょこっと頑張り過ぎるとそのあとにドンと来てしまう傾向にあるので気をつけたいです。

寒い日がまだ続きますが、体調など崩さないようお過ごし下さいね!


投稿日:2014年01月20日

2014年01月20日

昨日、京都都雅都雅で行われた「ハチタイ」、とても寒い中足を運んで下さったみなさま、どうもありがとうございました!

B#のメンバーはもちろんこの日を楽しみにしていたのですが、私達の曲にそれぞれ懐かしく貴重な思い出を重ねて下さる方々が、自分達が思う以上に居て下さることを実感しとても有り難くあたたかいものが残る一日となりました。

メンバーで話をして、今年はこのメンバーでレコーディングをする、ワンマンライブをする、この二つを約束しました。

10/13(月・体育の日)京都の都雅都雅にてライブをします!

今度は4枚のアルバムの中から選曲をして、そして新曲も加えてたっぷりとB#ワールドなライブにしたいなと思っています。

まだ先のことになりますが、是非是非この日は私達のライブにいらして下さい!


投稿日:2014年01月17日

2014年01月17日

いよいよ1/19(日)「ハチタイ」こと八時間耐久ライブでB#みんな揃っての演奏の日が近づいて参りました。

行くよ!と嬉しいご連絡をありがとうございます!心よりお待ち申し上げます!

出演順なのですが、「ハチタイ」は”お客さまが八時間のライブに耐えるライブ”というイベントの性質上、本来は出演順は発表されないのだそうですが、今回こっそりひっそり教えてもらい(笑)10番目で16時〜17時頃からの出演になりそうです。

八時間は無理!という方もお時間があえば是非お越しください!

当日はライブが終わったら入り口近辺にいますので、是非「来たよ!」と声をかけてください!

リハーサルでメンバーに再会する日も迫って来ました。メンバーみんな、まるで修学旅行前みたいに連絡網で盛り上がっています!


投稿日:2014年01月09日

2014年01月09日

セキスイハウスのコマーシャルを見ると、何故かちょっぴり切なくなるのだ。

子供の頃からあのコマーシャルを見て、曲を聞いてきた。

一体何バージョンのCMを眺めたかわからない。

コマーシャルに出て来る家はいつも素敵だった。悩みなんて全然なさそうで豊かな暮らしと空間があって・・・。どこの街なのかはわからないが、コマーシャルを見ると頭の中に新興住宅街の風景が浮かび、自分が主なのか誰かが主なのかわからない「幸せな家と幸せな家族」がポワンと浮かぶのだった。

子供の頃からコマーシャルの度に頭に浮かぶそれらの家と家族達。

いいなぁ、家って。

そう思わせるあたたかいコマーシャルのはずなのに。

現実はどの家にも一歩中に入ったら、それぞれ悩みや問題があって、それが外に知られていないだけで、コマーシャルを地でいくような家はほとんどないのだなぁと思うようになったら、今度はあのコマーシャルの曲がだんだん切なく聞こえて来るようになってきた。

頭に浮かぶ、あの暮らしの風景は心が作る幻なんだなぁ。

だって私の家は借家だし、それに部屋ん中はもっと物で溢れているし、毛玉がついたジャージにすっぴんのいでたちだ。

犬がおしっこをしたペットシートを「臭い!」と言いながら片付けるし、小さなクモを見つけては格闘するし、冷蔵庫の中の消費期限が過ぎた食べ物を発見してごめんなさいと言ってゴミ箱に捨てている。

コマーシャルの中の家には程遠いのが、今まで自分が暮らしてきた家たちだ。

でも、それぞれ自分の家だった場所が気に入ってそれなりに満足してきた。

私達はいっぱい勝手に想像をして作った幻の景色を頭の中に描いている。

現実にはないものを頭はいっぱい生み出している。

それを夢と呼ぶのだろうか。

それらは素敵な想像でもあるし、またちょっぴり切ない勘違いでもあるのだ。