月別アーカイブ : 2007年12月

投稿日:2007年12月10日

2007年12月10日

この家に引っ越してきて、2度目の冬。
ここは今まで住んだどの家と比べても結露がひどく、冬の間は玄関のガラス戸は雨にでも降られたのかと思う程、毎日グッショリ濡れているのだ。
ここに住むまでは、結露に悩まされることはほとんどなかったので、結露に悩む家というのもあるのだなぁと全くの他人ごとに思っていたのだった。
拭いても拭いても、毎日グッショリ。なんとかいい方法はないかなと思っていたら、通販の雑誌で結露吸い取りシートというものを見つけた。窓の下の方にシールみたいにペタっと張るタイプのもので、このシートが結露を吸い取って蒸発させてくれるらしい。
気に入った。
とりあえず、試してみる価値あり。
だが、これって他のデザインはないんデショーカ。
この結露吸い取りシート、何種類かのデザインのものがあるのだが、それらが全部可愛いのだ。お城のようなものだったり、ポップな柄になっていたりしていて、もしもこれを張ったとしたら、外から見ればその家は女性が住む家、少なくとも「おっさんの一人暮らし」には見えないだろう。
セキュリティ上、これはまずい・・・。
結露吸い取りシートのおっさん用デザインはないかと探したが、結局見つからなかった。こういうものは可愛くなくていい、シンプルでその役目をしっかり果たしてくれるものを私は求めているのだ。
結露に悩むようになって、私は結露の読み仮名を「けつろ」だと知った。
それまでは、「つゆ」だと思っていた。
だが梅雨みたいなものだ。
私の家ん中は、冬の間結露による梅雨の季節となるのである。


投稿日:2007年12月09日

2007年12月09日

寝室は2箇所に窓があって、いつも雨戸を締めるのは東側、もう一つは朝の光が少し洩れるようにと雨戸を締めてはいないのだ。
今朝はいつまで経っても暗かった。
いくら日の出が遅くなったとしても、7時半になってもまだ真っ暗だなんてちょっと変だ。
ベッドから降りてカーテンを開けて驚いた。いつも締めない方の雨戸がピッチリ締まっているではないか。
なんで。
ここの雨戸が締まっていたんだろう。
この雨戸はいつも締めてはいない。
じゃぁ、いつ。
誰が。
どうして。
昨夜、暗くなってからのことを振り返ってみる。
一度、犬を連れて5分ぐらいの短い散歩に出た。
夜の10時頃にお風呂に入った。
この部屋から離れたのはそれぐらいだ。
自分で締めたんじゃないの。
思い出してみるが、どうしても記憶が蘇って来ない。
「ダンボ、誰か昨夜外から雨戸を締めた?」
うー。
どんより。
誰かが外から締めて行ったのなら、相当気持ちが悪い話だ。
気にしない。
雨戸が締まっていたぐらいでいちいち動揺するな。と、思おうとするのだが切り替えがつかない。
朝日が差し込む気持ちのいい部屋で一人ブルーになって、30分程経ってようやく思い出した。
昨日、その窓のところでは人と顔を合わせることがないのに、めずらしく近所の人と目が合って挨拶をしたのだった。で、その勢いでというか手持ちぶさたになってしまい、雨戸を締めたんだったっけ。
なーんだ。
ホラーでも犯罪でも何でもなかった。
「思い出せない」という理由だけで、朝の30分、言いようのない恐怖に怯えていたお騒がせな私なのであった。


投稿日:2007年12月08日

2007年12月08日

今日は可燃ゴミの日。
この辺りでは、それまで不燃ゴミ扱いとなっていたゴミの一部が可燃ゴミとなった。先月、退院して家に帰って来ると清掃局のチラシがポストに入っていて、私の住む区の焼却炉はニュースでやっていた焼却力の強い炉に該当したようだった。
かつて分別になったばかりの頃は、分別になかなか慣れなかった。ゴミ箱の前で手を止めて「これはどっちだったっけ」と一瞬考え、”右のゴミ箱””左のゴミ箱”と、毎度ミニテスト状態だった。例えその難易度が幼稚園の入園テスト位だったとしても、毎回入園テストを受けるのは面倒臭かったのだ。
やっと素早いジャッジが出来るようになった。
というのに・・・・。
今回燃えるゴミとして捨てられるようになったものは、ビデオやカセットテープ。ボールペンにフロッピーディスクにゴム製品。プラスチックのバケツやおもちゃ類もそうで、プラスチックのカードや歯ブラシも可燃ゴミになり、ほとんど分別になる前と変わらないんじゃないかという印象で、一気に我が家の不燃ゴミは減ることとなったのだった。
歯ブラシを捨てる。
可燃ゴミ。
正解。
正解です。
プラスチック製品。
可燃ゴミです。
ぽい!
いいんだってば、これで。
しかし、何なのだろう。これらを可燃ゴミのゴミ箱に捨てた時、小さな罪悪感に襲われる。分別に慣れてしまったので、それまで不燃ゴミの方に分けていたゴミを燃えるゴミの方に捨てた時、自分がとてもいけないことをしている感覚になるのだった。
私は善人だったのだ。
せっかく更正出来たのに・・・。
また慣れるまでゴミ箱の前で手が止まるのか。
不燃ゴミが可燃ゴミになったおかげで、今度はゴミ箱の前で悪人の自分にさいなまされるようになったのだ。


投稿日:2007年12月07日

2007年12月07日

インフルエンザの感染者数が、例年より早く増加しているのだそうだ。
だが、私は今の病気になってからワクチンの接種を受けていない。日頃飲んでいる薬は免疫を抑える薬なので、こういう「うつり物」にうつりやすい状態になっていて、例えば風邪を引いたらそれがきっかけで病気が悪化したりもするので、「風邪」「インフルエンザ」は私にとって恐怖の存在なのだ。
夜道で会う男性はみな痴漢と思え。
そして、この時期に会う人はみなインフルエンザ菌を持っていると思え。
ワクチン接種をしていない人間にも、何か同じ位の効果がある予防法はないかと探していたら、「紅茶でうがいをする」が非常にいい効果をあげているということに行きついた。
うがい、手洗い、あとは湿度を高くするというのが、日常生活での予防法とされていたが、紅茶でのうがいはいろいろな実験でちゃんと裏付けも取れているのだそうで、カテキンがインフルエンザ菌をブロックするか何かの作用をするらしい。
一日2回の紅茶うがい法。
どのタイプのインフルエンザにも効果があるのだそうだ。
ゴロゴロゴロゴロ。
セールス、勧誘、インフルエンザお断り。
誰とも会わない無人島な日にでも、念入りに紅茶うがいをしている私なのである。


投稿日:2007年12月06日

2007年12月06日

2階の部屋のワンコちゃんは、住人が留守の間に吠え続けることが、週のうち何日かあるのだ。
ミニチュアピンシャーという小型犬なので、それほど声は響かないが、何が気になるのか一度吠え始めたら、このワンコちゃんは1時間ぐらいずーっと鳴きやむことなく、敵に向かって激しく吠えてているのだった。
よく疲れないなぁと感心したり、もうそろそろ黙ってよとうんざりしたり、しかし犬の声帯って頑丈に出来ている。
このワンコ、飼い主が家に居る時にはこんな風に吠えたりすることはないので、家人はまさか自分の留守中に延々吠え続けているだなんて、考えもしないんだろう。もしも、「実はお宅のワンちゃんが・・・」と言ったとしても「まさか、そんなことはないはずです」と、信じてもらえないんじゃないだろうか。
みんな「ウチの子」のことを案外知らないものなのだ。
ダンボはと言えば、2階のワンコちゃんが吠え続けている時には一緒に吠えるわけでもなく、まるで犬の鳴き声なんて聞こえていないかのようにおとなしく毛づくろいをしていたりする。
<ウチの子は、割と静かなのよねぇ>
私はダンボをおりこうさんに思う。
だが、私もまた自分の留守の間のウチの犬のことを知らないのだ。
自分の居ない間は、布団にもぐってフテ寝していると思っていたが、ゴミ箱をあさっていたり、机に置いたまま片付けるのを忘れた食べ物を食べていたり、勝手にドアを開けて出入りしていたじゃないか。
やっぱり、自分の知らない面があるのだ。
ダンボ、お前は何をしているんだい。
テレビをつけて、ニュースを見る。
ネットで検索をする。
本棚を開けて探し物をする。
窓を開けて外に出て、また戻って窓を閉める。
やれないことはない。
九官鳥だって、人間の言葉をあれだけ上手に真似出来る。
おもちゃのチャチャチャのおもちゃも、夜中になったらみんな飛び出てきて遊んでいた。
普段、人間の行動をあれだけ見ているのである。
飼い主の留守中、動物達はテレビを見たり、パソコンの前に座って調べ物をしていたりする。
あの肉球で。
知らぬは人間だけ。
彼等に出来ない理由はどこにもないのである。


投稿日:2007年12月05日

2007年12月05日

退院して初めての外来日。
ちゃんと外に出るのは久しぶり、道路脇の木々の葉っぱ達がみんな黄色に変わっていて驚いた。前に私が見たのはどれも緑の並木、だんだん色づく様を見ていないので、いつもよりまぶしく見える。
木々達は今が落葉の時期。
一年間、ご苦労さまでした。
私はと言えば、今年早々と晩秋前に落葉をして11月に既に枯れ木となってしまった。
ちょっと。
早すぎ。
今年も師走まであるんですよ。
私の体内時計は一年のカレンダーを読み違えてしまい、勝手に年末年始まで行ってしまった。
勝手に正月休みにしないでおくれ。
みんなともう少し、並んで行けるように。
頼むから。
枯れ木がポツン。
12月になって、体がようやく楽になってきた。
なんだかなぁ・・・・。
裸んぼはちょっと寒いでございます。
早々と葉っぱを落として。
小さな芽が、また出て来るのを待つしかない。
師走の枯れ木なのだ。


投稿日:2007年12月04日

2007年12月04日

いつもwasa-b’s Blogに遊びに来て下さってありがとうございます。大変ご無沙汰しています、吉川みきです。
この度は私の体調不良により、皆様に沢山のご迷惑をおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます。
そして、書き込み、メール、お手紙と沢山の励ましを頂き、お返事も出来ないままでしたが、本当にありがとうございました。
本当に皆様にご心配、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
10月初旬頃から体調が思わしくなく、病院に行ったり休みを頂いたりしていたのですが、11月に入って結果入院する形となり、ですがおかげさまで先月20日に退院をして現在は自宅で療養をしています。12月になってからだいぶ体も楽になり、昨日3日には久しぶりに短い散歩が出来るまでになりました。
今後は少しずつですが、また出来ることからやっていきたいと思っています。
まだまだゆっくりですが、どうぞおつきあい下さいますよう、よろしくお願い致します。
止まったままだったブログでありながら待っていて下さった皆さん。本当にありがとう。また少しずつ頑張ります。
忙しい師走ですが、皆様が心身共に健やかに過ごせますように。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
12月4日吉川みき