月別アーカイブ : 2009年2月

投稿日:2009年02月07日

2009年02月07日

kizzna−FMのミーティング飲み会があった。
二次会の途中で私は店を出たのだが、タクシーに乗ると運転手さんが笑いながら「今の人、男の人?女の人?」と、尋ねるのだった。
あぁ・・・、そうか。
今タクシーを待っていた時に、ステーションのY氏が酔っ払いながらも外まで見送りに来て下さったのだが、寄った勢いでバニーちゃんの被り物をしたままだったのだ。
「あはは、男の方です」
「えっ、じゃぁお店の人?」
運転手さんは今度は私をオカマバーから出て来たお客で、店のママかチーママに見送られてタクシーに乗ったと思ったようだったが、これも不正解。
「あはは、違います」
もうそれで会話が終わると思ったが、運転手さんはバニーちゃんの被り物をした人物が何をやっている人なのかますます知りたくなった様子で、「じゃぁ一体あの人は何の人?」と更に突っ込んで質問をするので私も面倒臭くなってきて、最後は「会社の上司です」と答えてそれでようやく会話が終わったのだった。
会社の上司。
私は一度も入社なるものをしたことがない。だから「上司」という言葉を口にすると、ちょっとワクワクしてくるのだ。お勤めをしている人からすれば、上司は必ずしもいい存在ではないようなのだが、上司を一回も持ったことのない人間にしてみれば、上司が居る世界は未知の世界。私は常日頃から「社会人枠」にあこがれているので、なんだか「上司」と口に出しただけで、急に自分が賢い人になった気がしてくるのである。
今日の私は会社の部署のみんなで飲みに行き、酔っ払いの上司が見送ってくれて深夜に帰宅をするデキる女性に見えたかもしれない。
うふふ。
と、密かに楽しんでいたが・・・・。
あら、ちょっと。
ミラーで私の顔、確認しないでくださいよ。
興味津々な運転手さん。次の想像は、恐らく私が会社のお局で若い女の子をイビっている所となっていたのであった。


投稿日:2009年02月06日

2009年02月06日

晴れたら空に豆まいてにてライブ。
今日の出演はみんな女性ボーカル、と、思っていたらPA照明のスタッフさんも女性陣。リハーサルの時に女性率が高い状況に気がついて一瞬手が止まって周りを見渡した。
私は、女性の作品に興味がある。
昔から好きな方なのだと思う。
女性ならではの機微、しなやかさ。そういった部分は音楽というジャンルを時にすごく魅力的なものにする。まぁ、これは個人的なシュミの部分なんだろうが・・・。
今日のライブはトップバッター。
今回は自分が好きな歌詞の曲を選んだ。
それぞれタイプの違う歌詞の曲だったとしても、何曲か集まったら知らず知らずのうちに、なんとなくのその人の物事を見る角度みたいなものが出るかもしれない。今日みたいに全員が女性が歌うライブだったら、いろんな女性が織り成すショートストーリーを集めた一つのお話みたいになるといいかな、というようなことを思い浮かべてみた。
女性による短編集。
今日は、一話目が私だったのだ。
今年は新しい曲をまた書いて歌って行きたい。
出来るかな。
ライブが終わったら次の希望がちょっと沸いてきたのだった。


投稿日:2009年02月05日

2009年02月05日

お昼時にテレビを見ながら食事をしていると、足専用爪切りのコマーシャルが流れた。
足専用の爪切りなんて初めて見た。
「切りにくい足の爪も」
「ほら、こんなに上手く切れるんです」
画面に足の指がアップで映し出された。
あっ。
いやっ。
私は割と繊細、というか神経質なのだ。
例えばトイレ掃除のコマーシャルを見ながら、平気でご飯が食べられる方ではない。ゴミ屋敷レポートもやや厳しいし、ゴキブリの出て来るコマーシャルなんかだともうダメ。ペットシートの「本当ですね。おしっこがもれていない」の会話がギリギリの辺りだろうか。
とにかく「これはダメかも・・・」のコマーシャルの時には、自動的に意識をテレビからそらせていたりするので、食事中は自分の中でのNGな話題がいくつかあるのだと思う。
そこに初登場。足の爪切り。
これは見始めは、ギリギリボーダーにあるCMだった。
「行けるかな」
「どうかな」
そんな風に査定するのも変だが、逆にジっと見入っていた。そしてギリギリのラインでなんとか私も共存出来ていたのだが・・・・。
足の爪のアップで脱落。
急に吐きそうになった。
新たな発見をした。
食事中に見ず知らずの人の足の爪を見せられたら、私は食欲がなくなるのである。


投稿日:2009年02月04日

2009年02月04日

宝くじは買ったことがないが、スクラッチクジはたまに買う。硬貨で削ったらすぐに結果がわかるというスピーディなところが好きで、どこか「あてもん」っぽい。つい「もっかい下さい!」と、熱くなって追加購入をしてしまうのだ。
「あてもん」ぽいものが好き。
クイズやなぞなぞだと「自分に当てられるはずがない」と全くヤル気が出ないのに、「あてもん」だと途端に燃える。そして「多分、私当たるわ!」とものすごく根拠のない自信に満ち溢れるのだった。
福引きのガラガラの前に立った時、どこかの店で買い物をして「くじをお一つ引いて下さい」と箱を差し出された時、スクラッチくじを買う時も、それからパチンコにハマっていた時も・・・。やる前に「多分当たったわ」と既にとても喜んでいる自分が居る。なんでそんなに目出度いんだろう。
なんで「宝くじ」は買わないの?と聞かれるが、宝くじは何故か「自分には当たらない」気が最初からするのだ。しばらく待ってから番号を照合するというところがテストの答え合わせをしているよう。自分には正解の答えを出せないんだろうなぁ・・・と、はなからあきらめてしまう。ロトも私にはテストグループに属する。どうも血が騒がない。
めくる。
引く。
ボタンを押す。
私は好きなのは、ゴリラでも参加出来るタイプの「あてもん」なんだろう。
あ〜あ、当たってみたいなぁ。
まぁ、毎回当たってはいるのだが。
結果が出るまでのわずかな時間、私はいつも「なんて幸運なんだろう!」と喜びの中に居るのである。


投稿日:2009年02月03日

2009年02月03日

本日、節分。
夜、福豆と恵方巻きを買いに行った。
こういう行事は一人だったら省いて過ごしていたかもしれない。私は犬のダンボが居るからお花見にも行きたくなるし、盆踊りにも出掛けて行くようになり、今日だって「今日は節分だから」とわざわざ節分の豆と恵方巻きだけを買いに行ったのだ。
ご近所さんは昔からここに住んでいる方ばかり。どの家にも年輩の方が住んでいるので、当然今日の豆まきは行われるのだろう。
何時ぐらいがピークなんだろう。
今日の私の夕食は早かったので、7時にはもう豆まきが出来る状態となっていたのだが、様子を伺ってみたもののどのお宅も豆まきをする気配がなかった。
”まだ7時だしなぁ”
1時間後。
もうどこかの家が始めても良さそうなんだけど・・・と辺りを見回してみたが、まだ気配がないのでウチは小さい声で豆まきを始めることにしたのだった。
「鬼は〜外!鬼は〜外!」
福豆の袋には、二回ずつ唱えると書いてあったのでそれに添って豆まきをする。
シーーーン。
どうもウチが一番最初の豆まきっぽい。ご近所さんはもう少し後に豆をまくのだろう。
そして午後9時。
斜め裏のおじいちゃん家ぐらいは、もう始めても良さそうなのになぁ。ここの家からはよく夕方にお風呂に入っているおじいちゃんの声が聞こえて来るし、元気な男の子も居る。キャッチボールの声が聞こえて来るぐらいだから豆まきだって聞こえて来ると思うのだが・・・・。
時刻は10時となった。
ウチは木造、お二階のわんちゃんの吠える声も、外の自動販売機の音だって聞こえて来る。それに少し離れた野球場のカラスの声も聞こえるというのに、まだどこからも「鬼は外」の声が聞こえて来ないではないか。
みんな一体どうしちゃったの。
窓を開けてみたが、どの家にも灯りは点りつつも外はシーーンと静まりかえっていたのだった。
やがて11時のニュースも終わり、日付が変わろうとしても、ご近所さんの家々からは何も起こらなかった。
ねぇ、豆まきは?
おかしいな。
今日は確か節分だったはず・・・・。
あれから何度窓を開けただろう。我が家はせっかく豆まきをしながら、一度追い出したはずの鬼がもう一回ウチん中に入るスキをたくさん与えていたのであった。


投稿日:2009年02月02日

2009年02月02日

今年ももう2月。
今月は28日まで。他の月より2〜3日短いだけで、ひと月がとても短く思える。
暦を考えて2月はこうなったとされているが、本当は時間の有難みを知る戒めの月として2月は配置されたのかもしれない。
4年に一回しかカレンダーに自分の誕生日が見つけられない人が居るのも、この2月。
世の中のうるう年生まれの人達は、今月のカレンダーに自分の誕生日がないのをどういう思いで見ているんだろう。
”ないよなぁ・・・”
”でもいよいよ来年は、だな”
お店では「本日がお誕生日のお客様には、ケーキをプレゼント致します」と特典があったりするが、29日がない年だと3月1日に店の中でうるう年生まれを説明することからしなくちゃならない。融通のきかない店員だったら、お祝いの言葉よりも「えっと、特典は一応3月1日生まれの方だけになるんで・・・」と困った顔をし、挙げ句「ちょっと店長に今日が誕生日ってことでいいか聞いてきますんで」と、目出度さも半減しそうな対応を受けるのである。
気が長い人じゃなきゃ、29日生まれは無理だ。
2月はアっという間に過ぎる。
だからこそ走らずに行こう。
しっかり踏みしめ歩くことを目指すのだ。


投稿日:2009年02月01日

2009年02月01日

”一度咳が出だしたら止まらなくなる”という苦しい経験を誰もがしたことがあると思う。
最初は喉がイガイガし、我慢をしているとそのイガイガがだんだん増して来る。「あぁ、これは咳が止まらなくなるパターンだな」としばらくは我慢をするのだが、イガイガが更に増してきてついに咳込んでしまうのだ。
一度咳が出るとあとは堰を切ったように今度は咳が止まらなくなる。みるみるうちに顔が赤くなり咳が止んだ時にはかなりグッタリ、あのイガイガの波が押し寄せて来た時には過去100%と言っていいほど、私も最後は顔を真っ赤にして咳込んでいたのだ。
ところが、もしかしたら私はこの咳込みの対処法をマスターしたかもしれない。ここんとこあのイガイガをやり過ごすことが確かに出来るようになっている。今回の風邪でも、だ。
「あのイガイガにもピークがある」
もうダメ・・・と本当なら咳込むところを更に耐える。ひたすらイガイガに耐える。涙が出ながらでも耐える。すると長くても10分、それ以内にイガイガは去って行くのである。結果、咳をしなかった分体力的にはダメージがなく、これは私にとっては大きい。
切ない涙、悲しい涙、嬉しい涙・・・・。
涙はいろいろあれど。
イガイガを我慢する涙が、私が一番最近流した涙なのである。