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投稿日:2011年02月18日

2011年02月18日

ここ3年程、私のお気に入りのシャープペンシルとボールペンは、ご当地キティちゃんシリーズのものなのだ。
最初は旅先でほんのちょっと遊ぶ機会があった女の子が、別れ際に「これあげる」とくれたのがキティちゃんボールペンだった。可愛いボールペンだったが、こんなに書きやすいボールペンだとは思っていなかった。
いろいろ文具店ではボールペンを買うが、相性の悪いものもある。どうもインクの出がしっくり来ないものというのがあって、あとはよくわからないのだけど、微妙に字がまとまるボールペンとなんだか下手な字になってしまうものとがあって、こればかりはしばらく使ってみないとわからない。
ご当地キティちゃんボールペンは、たくさん種類があるらしい。全部集めるようなコレクターではないので、見つけた時に予備に買って数本ストックに置いておくのが常になっているのだが、あまり書きやすいので仕事でお世話になっているY氏にも「これ、めっちゃいいんで試しに使ってみて下さいよ〜」と渡したことがあった。
シャレで渡しているんじゃないんです。
本当に書きやすいんです。
真面目に伝えたら、いやいや受け取ってもらった。
それから半年が過ぎ・・・・。先日、「あっ!」いつか私が押し付けたはずのキティちゃんボールペンをY氏は普通に使っておられた。一見、キモくてちょっと笑えた。男性が持てばやはりやや違和感はあるが、それを越えてでも一度使ってみて欲しいのだ。本当に使い勝手がいい。
ご当地キティちゃんのボールペンとシャーペン、両方今真面目にイチオシのステーショナリーなのである。


投稿日:2011年02月17日

2011年02月17日

お料理番組で気になってしまうことがある。
<そんなに話したら、ツバが入っちゃう!>
私は食べ物の中に髪の毛や虫やツバが入るのがすごく嫌なのだ。あんまり気にならないという人も居るだろうが、だから私は料理番組を見ている時に特によくおしゃべりをする人が調理をしている番組だと、そっちに気を取られてしまうことがあるのだった。
「わぁっ、先生。美味しそうですね」
「でしょ?これはね」
あっ、そんなにしゃべっちゃだめ。
ゲストを招いて、その人に料理を作るという番組もある。特に土曜日の夜の某番組では作る人がしゃべり過ぎる傾向にあって、料理を振る舞ってもらうゲストの人が食欲が失せたりしないか気になってしまう。
料理は黙って作って欲しい。
それがそうはいかないのが料理番組だ。
どの料理番組を見ても、作る人がしゃべりながら料理を作っている。
時々、汗びっしょりになっている姿などもあって、<汗が、フライパンに落ちる!>とヒヤヒヤしている。
料理番組を見ている時、それは”自分の作った料理が一番美味しく食べれるのかもしれない”と思う瞬間なのである。


投稿日:2011年02月16日

2011年02月16日

吉川ダン様/保護者の方へ。
という宛名の郵便物を、今日もポストの中に見つけた。
あぁ・・・・・・。
そして私はまた胸が痛む。
去年の夏頃、何かの懸賞で”吉川ダン”とダンボの名前で応募したらB賞だったかC賞だったか、鉛筆とノートのセットが当たったのだ。
「ダンくん!ダンくんの名前で懸賞に応募したら当たったよ!やった〜!」と喜んでいたら、それから度々吉川ダン様、保護者の方へという郵便物が届くようになったのだ。
よく考えてみれば、”懸賞に当たった”と言ってもそれはほぼ全員プレゼントと言ってもいいほど、みんなに当たってもいいようなささやかな賞品ではあった。ダンボの生年月日2003年2月25日と記したことで、ダンくんは来年小学3年生になる少年という名簿に載ったということになるのだろう。
そうか・・・・。
ごめんなさい。
ダンくんは本当は犬なんです。
これらたまに届くダンくん宛の郵便物は去年は小学2年生だった。そのうちに届かなくなるだろうと思っていたが、今年になって「もうすぐ3年生」という見出しで届くようになって、いよいよブルーな気持ちになってきたのだ。
ということは、ダンくんが小学6年生になるまで、このみそぎは続くのか。
保護者の方へと書いてある。
保護者って・・・・。
違うんです。
飼い主なんです。
エコな世の中なのに、私は無駄な紙を受け取っている。しかも封を開けると毎回子供向けのシールや鉛筆やペンが入っている。
電話してDMは結構ですと断ろうか。
あかん、勇気がない。
一体私は何が欲しくてその懸賞に応募したのかすら、忘れてしまった。
おまけを同封して頂いておりますが。
ダンくんは・・・・文字が読めません。
シールも興味がありません。
ボールペンはかじってしまいます。
通常のダイレクトメールに対して厳しい私だが、どうも罪悪感に覆われる。
ごめんなさい、嘘を吐きました。
懸賞に応募しただけなのに!
この胸の痛みから逃れようと、自分が小学3年生に戻って勉強をし直そうかと、ふと迷ってしまうのである。


投稿日:2011年02月15日

2011年02月15日

地下鉄に乗っていたら、前に座っていた年配の女性が携帯で電話を始めた。
車内に乗り合わせた人達の視線が行っているみたいなのだが、それにも気づかずご婦人は話をしている。<ちょっとぐらいしゃべったっていいでしょ!>といった雰囲気はないので、多分なのだが、車内で電話をしてはいけないことを知らないのではないだろうか。そんな風に私には見えた。
気になったのは隣りに座るお孫さんらしき20歳ぐらいの男の子だ。
キミはさすがに知っているだろう?!
だったら注意してあげたらいいのに。今おばあちゃんは裸の王様状態で実は恥ずかしい状態になっているんだよ。
男の子は何も言わずに横で座っていた。
ま、しょうがないか。
と、目を閉じてうつむいたその時に・・・。
「バカヤロウ!携帯電話、切れ!」
「何、車内でしゃべってんだ!」
ご婦人の反対側の隣りに座っていた50代ぐらいの男性が突然怒鳴ったのだった。
ご婦人はその怒鳴り声に気づいて、電話をすぐに切った。そして「申し訳ございませんでした」と怒鳴った男性に謝ったのだが、男性は思ったよりもキレた状態が収まらない様子で「何で車内でしゃべってんだ!このやろう!」とまた大声で怒鳴るのだった。
男の子は無反応。
あれ?「連れ」ではなかったのかな?
と、思ったら次の駅に着くとやはり「連れ」だったようで二人電車を降りて行った。怒鳴った男性はまだ腹の虫がおさまらないのか、二人の降り際に最後にもう一度罵声を浴びせた。
そこまで声を荒げなくてもよかったと思うのだが・・・。
激高した男性からは若い男の子の様子は見えなかっただろうが、私の位置だと正面から3人が見えた。私はご婦人でなく、むしろ知らん顔をした男の子に対して腹が立った。
男性もその次の駅で降りた。
キレる男性が怖かった。あそこまで怒鳴るのも尋常じゃなかった。
ふぅ〜〜〜っ。
私も怖かった。
あれ・・・?みんな居たの?
血がまた通い出したように人の気配がだんだん感じられる車内となった。


投稿日:2011年02月14日

2011年02月14日

朝、空は晴れていた。
今日は出来ればバイクで出かけたい。
と、いうのも月曜日に行く「池尻」は電車で行くと、バイクの倍以上の時間がかかるのに加え乗り換えで歩く距離が長くて、移動疲労度が全然違うのだ。
でも、今日は天気予報では雨、ないし雪となっている。
ということは、やっぱり今日はバイクは無理か・・・。
しかし。
昼を過ぎても、天気は崩れる予感もなく、お日様が出ているではないか。
もしかしたら、天気予報が外れるかも。
時々私はものすごくポジティブな時がある。スクラッチクジ売り場に立つ時に、毎回「どうしよう!!私、今回当たるわ」と本気でワクワクしているのと同じで、何の根拠もないのに自分にとって都合のいい結果になると既に思っているのだが、今日も「このままお天気は保つはず!」と何故か自信が湧いて来たのだった。
夕方になり。
天気予報は当たり、冷たい雨に変わっていた。
レッスンの場所は地下にあって外の様子もわからないので、生徒さんが来る度に「雨、まだ降ってる?」と尋ねていたが・・・。時間が経つにつれ、「今は雪になっています」という返事が返って来るようになった。
今日最後の時間の生徒さんには「雪が・・・こんなに積もっています」という情報をもらってうなだれた。”こんなに”の時に手で雪の深さを教えてくれたら10センチぐらいだった。
天気予報は当たるのだ。
晴れ、のち雨のち雪。
都内も一気に雪景色に変わった一日となった。
今日は家の中で一日過ごせたら、素晴らしい一日であった。


投稿日:2011年02月13日

2011年02月13日

日曜日は帰りにデパ地下に寄り道をするのが楽しみなのだ。
今日も中を歩いていてフラっとパン屋さんに入った。
トングとトレーを取り、美味しそうな焼きたてのアップルパンを見つけて、少し重量があるので落とさないようにと慎重に取っている時に・・・・。
すぐ後ろで「ガシャーン」と音がした。
振り返ると年配のご婦人がトレーからトングとパンを落としていたのだった。
<あ~あ。落としちゃったのね。>
一瞬状況に気を取られたが、ジロジロ見るのも失礼だと思ってまた知らない顔をしたのだが・・・・。
そのご婦人、落としたパンは一つだったのだが、それを拾って店員さんの所まで行って大きな声でこう言ったのだった。
「今ね、当たられちゃって、それでパンが落ちました」
ええええ~~~~っ?
私、当たっていないですよ。
じゃぁ、近くに居たお母さんと一緒に居た子供が当たりました?
ご婦人にしたら<パンが落ちたのは自分のせいではない>ことを主張したかったのだと思うが、人がぶつかった気配は少なくとも私はしなかった。
もしかしたら、本当にご婦人は誰かとぶつかったのかもしれないが、お行儀悪く店内を移動していた人は居なかった。「ぶつかって落としちゃいました」と言えばいいのに、「当たられちゃってパンが落ちました」という言い方をする見知らぬご婦人に、私は嫌悪感を感じたのだった。
私は「@@してあげた」という言葉遣いが常々嫌いだ。
自分がそうしようと思ったのだから、「@@した」でいいじゃないかと思う。
だから「当たられちゃって」<だから>「パンが落ちました」という言い回しは、同じにおいで以て嫌いな言い回しだ。
だいたいパンは一人では落ちない。
似ている言葉だが、どの言葉を口に出すかで人間性がうんと変わるケースがある。
日常の中でも、他人のせいに聞こえる言い方もしくは恩を着せる言い方をして身近な人を小さく裏切っているんじゃないかと疑うような人は居る。
責任転嫁気味な言葉遣いがポロっと出てしまう人がどうも好きになれない。
この人、嘘つきだなと思った時と同じぐらい警戒心を持って、なるべく近づかないでおこうと思うのである。


投稿日:2011年02月12日

2011年02月12日

渋谷で友人3人でランチをした。
大雪のあとなので、今日はさすがの渋谷も少し人が少ないだろうと思ったが渋谷は全天候型巨大ショッピングタウンのようで、全くと言っていい程人出に影響はないみたいだ。
店内で待ち合わせをしたが、予約なしで行けば店は入れない状態。
「よかったね」と話していたが、食事が終わって「じゃぁお店を変えてお茶でも・・・」とランチの店を出たら、カフェが軒並み満席で入れないのだった。
<さっきから、店という店全てず〜〜〜っと満席なんですか。>
数軒行ってもどこも満席。
ちょっと穴場のホテルの喫茶店まで満席だった。
喫茶店を探して三千里。
みんな何をそんなに話すことがあるんですか?!
ウロウロ、ウロウロ・・・。
渋谷の午後は、椅子取りゲームなティタイムなのである。


投稿日:2011年02月11日

2011年02月11日

雪〜はふる〜〜♪あなたは来ない〜♪
アダモの「雪が降る」。
この歌詞と同じ経験がある。
まだピチピチの女子大生だった頃、その日デートの約束で京阪三条の駅の辺りだった。雪が降る中、私は彼氏のことを3時間待っていた。いや、厳密には彼氏ではなく結果三股とか四股をかけられていたので、ちゃんとした彼氏ではなかったのだが・・・・。
「もうすぐ来てくれるはず」
そう思って彼氏がやって来るはずの方向をずーーーーーっと向いて雪の中を立っていたっけ。
足の指がすんごく冷たかった。
ほっぺたの感覚は麻痺していたんじゃなかったか。
結局3時間寒い中待ち続けて、「やっぱり電話してみよう」と思い立って電話をしてみたら「すまん、寝とったわ」と言われた。
「ほな、家来いや」
そう言われて、私は怒りもせず”やっと会える!”と喜んで行ったっけ。
でもね。
3時間も雪の中で待たされた時点で、アウトです。
寝とったわ→ほな、家来たら?という展開になるようなら、ほぼアウトなんです。
なんで気づかなかったんかなぁ。
”私じゃない”んだって。
気づけないものなんよね。
「好き」という気持ちは、恐ろしく自分を都合のいい前向き人間にした一例だった。そうして半年ぐらい、全部都合よく前向きに受け止めて来たがやはりそれではつじつまが合わなくなり、現実をようやく受け止めたのだ。
悲しかったなぁ。
でも今となってはいい思い出だ。
いや、ちょっと汚点としての過去の一つでもある・・・か。
今日は東京も雪。
雪は〜ふる〜〜♪あなたは来ない〜〜〜♪
誰との約束もなく、積もった雪を丸めてダンボに投げつけるという平和な雪の日を過ごしている。


投稿日:2011年02月10日

2011年02月10日

美容院に行った。
前回パーマをかけたのは2年前のゴールデンウィークだったんではないだろうか。あれから髪も伸びほぼウェーブもなくなっていたので、この1年の間に何度もパーマをかけようと思っていたのだ。
だが私自身「髪型」に関しての優先順位が低いらしい。
鏡を見た時や外に出かける前に、まとまらない髪に苦戦しながら<そろそろまたパーマをかけなくちゃなぁ>とは思うのだが、なんとなく髪をまとめ終えられると「まぁ、これでもいいか」という気分になり、美容院に行くのを先延ばしにしてしまう傾向にある。
で、ある時ふと<あ!今日!髪の毛!なんとかしたい!>と「思い立ったが吉日」的に急に美容院に電話を掛けているのだった。
「えっと〜。今日、このあとの時間っていかがですか」と尋ねたら、ほぼ断られる。
そうですよね・・・すみません。
小さくなって電話を切ること約1年。
どうして前もって電話をしないのか、変われない私なのだが、今日はまれに見る当たりの日だった。
「えっと〜。今日、これからの時間でパーマお願い出来ますか」
大丈夫ですよと答えられた時は逆に先方が間違えたと思って、再度尋ね返したぐらいだった。
久しぶりにクリンクリンの髪の毛になった。
大満足の美容院の日だった。


投稿日:2011年02月09日

2011年02月09日

よく「給食がまずかった」という話を聞く。
私はあまり「給食がまずかった」記憶がない。
それは家の食事がまずかったからだ。確かに美味しかった記憶があるのは「マカロニサラダ」と「マカロニグラタン」ぐらいで、あとは食卓におかずを出す時点で毎度のように母は「おかあさん、料理下手だから」という言葉を添えていたのだった。
今思い返せば、本当にウチの母の料理はまずかった。今私も料理を作るようになって自分も料理下手だとは思うが、そんな私でもどうしたらあんなにセンスのない料理レベルだったんだろうと不思議になる。特に肉料理は最悪で、肉はゴムみたいなものという刷り込みがもうされてしまった。だって未だにお肉が噛み切れた時には「おぉ!」と感動する私なのだ。
外食のごはんは格別美味しかった。
だから美味しいものはお店に行ってお金を払って食べるという考えになっていたので、友達の家での誕生会で美味しい手料理を食べた時は衝撃的だった。
あんまり感動したので、家に帰ってすんごくご飯が美味しかった話をしたら、一緒に感動をしてくれると思っていたのだが、母は「じゃぁ、他所の子にでもなれば」とひどく不機嫌になったので、もうそれからは私は他所で美味しい料理をいただいても口にしなくなった。
給食は決してまずくはなかった。
よくおかわりをしていたので美味しく食べていた。
2月9日、肉の日。
私の家のトンカツは全く噛み切れなかった。私にとって夕飯が「肉の日」は、ただただ恐怖の日であった。