月別アーカイブ : 2011年9月

投稿日:2011年09月17日

2011年09月17日

最近ハマっているもの、それはセブンプレミアムシリーズの”濃厚いちごのオレ”なのだ。
新高円寺駅のそばのセブンイレブンで見つけてなんとなく買ったら、本当に濃厚ないちごオレですっかり気に入った。それで出掛けた時にセブンイレブンを見つけたら買おうと思って店内に入るのだが、これが何故か置いていない店が多くて残念なのだ。
”セブンプレミアム”の品なのでファミリーマートやローソンで売っているわけでもなく、やはりセブンイレブンで見つけるしかない。だが、原付走行中に立ち寄った渋谷区、世田谷区のセブンイレブンでは扱いがなく、まさか杉並区限定商品ではないだろうなと荻窪のセブンにも行ったら、荻窪のセブンイレブンをはしごしてもいちごオレは置いていなかった。
で、うちから一番近いセブンイレブンは2列で商品を棚に置いている。
確かにこんなに品物に出会えないのはプレミアムとも言えるが、もう少し置いてくれてもいいのではないだろうか。それともこれはもしかして高円寺エリア限定なんだろうかと真面目に考えたのだ。
私ぐらいの年齢になれば、コーヒーはブラックで。いちごオレを飲んでいる姿など想像も出来なかったが、この濃厚いちごオレ、とても美味しい商品なのだ。
いちごオレを置いているセブンイレブンを探して三千里。
手ぶらで店を出る時はとてもがっかりした背中の私なのである。


投稿日:2011年09月15日

2011年09月15日

最近、微妙な言葉の違いについて、はっきりした境界線が自分なりに理解出来た言葉がある。
それは「情」と「執着心」の違いだ。
似ているが軸足の位置が多分全然違う。
その違いは第六感で感じ取る部分は大きく。
執着心にかられる人の近くに居れば、自分自身のエネルギーをいつの間にか吸い取られて行ってしまう。
「嫉妬」と並んで「執着心」は怖いものだ。
周りも澱ませる。
そして持っているその人にとって何かいいことがあるかと考えてみたらば、それを持っているその人自身にも何もいいことはない。
私が尊敬をする人はみんな、分析をすると「情は深く」「執着のない」人であることに気がついた。
<なんか、この人は素敵だなぁ>
第六感が訴えることの中で、うんと後になってから頭の中で整理が出来ることがある。
最近、こんな風に説明出来なかった漠然とした自分の「ものさし」について、たまに言葉で説明出来るようになったのだ。


投稿日:2011年09月14日

2011年09月14日

とあるドーナツ店の前を通った時のこと。
ここはナチュラル指向のドーナツ店で、そのような看板を掲げていて以前から一度買ってみたいなと思っていたのだ。
<帰りに買おう>
その時は前を通り過ぎた。
そして帰り道にまた店の前に来たのだが・・・・。
店の前に来ると異臭がするではないか。そして女の子の店員さん2人が騒いでいる。
<シューーーーーーっ>
<きゃぁっ>
異臭は殺虫剤と思われる。
あぁ、昔バイトをしたパン屋さんでアリが発生した時、店の爺さんが思い切り殺虫剤を撒いていたっけ。その辺りに置いてあったパンに殺虫剤の霧が絶対かかったはずなのだが、爺さんはアリを退治することにしか頭が行っていなかった。
ナチュラルなドーナツを売っているはずの店。
道路にまで殺虫剤のニオイがしてきたら、アカンやろ。
予定変更。
買わない。
買わないぞ。
店を後にしてからも、後方で店員の女の子がまだ<きゃ~っ>と言っていた。
私のバイト先では経営者がしていたが、ここの店は経営者はこういう情景を知らないのだと思うと少し気の毒にはなったのだが・・・。
ゴキブリもいやだが、殺虫剤がかかったドーナツは食べたくないのである。


投稿日:2011年09月09日

2011年09月09日

斜め前の家の前の道にヘビが居るのを見つけた。
ヘ、ヘ、ヘビ!?
ヤモリを見かける年はあった。玄関のドアにペタっとひっついていて、ヤモリとしては「や、やばいっ」と、慌ててクネクネしながら逃げて行くのだが、私だってうんと怖かった。
それが今度はヘビ・・・。
実家ののどかな住宅地でもヘビは見たことがなかった。
どうしてこんな所に?
普段サスペンス映画を観ている時、何か物音がしすると主人公がドキドキしながらも、その危険な方へ行くシーンで私はいつも”なんで、わざわざそっちに行くのか!”と、イライラしていたが、今の私は全く同じ行動を取ろうとしている。
ヘビかもしれないあの物体がヘビかどうかが確かめたいのだ。
確かめてそれでどうなるわけでもないが、確認がしたい。
そうして私は玄関の鍵を開けて恐る恐るヘビの居る辺りに行ってみたのだった。
オーマイガ。
それはヘビだった。棒切れだと思いたかったが若干曲線を描いている間違いなくヘビだった。
誰か!誰か居ませんか!
しばらく「へび!」「へびがいる!」と少し大きな声で口にしてみたが、人の気配なし。のどかな晴れたお昼時で何のリアクションもなかった。
一人でヘビを見つけてしまったという恐怖と、私が見つけたんだからせめて自分に出来る範囲でなんとかしないと・・・という思いにかられ・・・。
思いついたのはヘビを写真に撮るということだった。
写真に撮ってどうするのだ。
そして家に携帯を取りに帰り、そして写真を撮ってみた。
しかし、それで何になるのだろう。特に何になるわけでもない。しかも怖くて近寄れないので写真に撮るとただの棒切れに見えるではないか。
次にツィッターでつぶやく。その後毒ヘビかどうかをネットで調べてみる。毒はなさそう、アオダイショウというのに近い気がする。
ヘビが出たら、例えば他の人だったらどうするんだろう。ご近所さんが噛まれたら大変など、妙に第一発見者としては責任感が沸いて来るのだが、ちっとも冷静になれずに家の中からヘビを見つめていたのだった。
しかし、ものごとはゆっくり過ぎて行く。
ヘビはにゅるにゅると方向を変えて、そうしてやがて斜め前の家の敷地へと消えて行った。
あぁっ。もうどうしたらいいかわからない。
と、頭が混乱してきたところに斜め前の家のもう一つ奥の家のおじさんが昼ご飯を食べに帰ってきた。玄関を出ておじさんに声をかける。
「あの、この変にヘビが居たんで・・お気をつけ下さいね」
「あっ、そう!」
別に怖がっている風もなく、まるでこんにちはと挨拶をかわした程度の会話で終わる。
すぐに今度は斜め前の家のおじさんが、お昼を食べに帰ってきた。
「あの!ここにさっきこれぐらいのヘビが居たんです・・・」
「あっ、そ!」
二人共、ヘビより今日の昼ご飯のことの方が気になるのか、全く動じない様子だった。
私の見間違えだったのかしら。
ここには何もなかった。
そう、何もなかったの。
だから怖くはないわ。
パニック映画でいけば、このあとしばらく街は平穏だったがそのあとあのヘビは巨大化して私達人間を「シャー!」と言って喰ってしまうのである。最初は多分、「あ!そう?」と言ったおじさんが、夜の散歩に出掛ける時に殺られるのであろう。そしてこの町内のみんなが喰われていき・・・・そしてヘビ地帯となったこのエリアは巣となり、巨大ヘビが何匹も生まれて杉並区はエラいことになってしまうのである。
どうしよう。どうしたらいいの。
さっきつぶやいた自分のツィッターに対して「ヘビを見たら幸運の印ですよ」というお返事がいっぱい届いていた。
そうなんですか。
だったら・・・。
いっそ・・・・。
ヘビをモチーフにしたパニック小説でも書いてみようかなと思ったのであった。


投稿日:2011年09月08日

2011年09月08日

下高井戸で久しぶりにRちゃんと会った。
Rちゃんは以前ラジオ番組でお世話になったディレクターさんで、私は2000年の入院の時にその前3〜4年分の記憶がぽこっとなくなっている部分があるのだが、Rちゃんとのラジオ番組のことはよく覚えている。
2000年頃はもうラジオ番組も終わっていて、Rちゃんとは会っていなかったはずなのだが・・・、病院に運ばれて意識が朦朧としていた数日間に見たいくつかの夢の中の一つにRちゃんは出て来ていた。その数日間の夢は次から次へと話が飛んでいて何の脈絡もないのだが、とにかくそれらは強烈に記憶に刻まれて、代わりに私の1996〜1997年のリアルな記憶がごそっとなくなった。
当時見たそのいくつかの夢を私は現実だと思っていた。きっといろんな薬によって私の頭の中はぶっとんでいたのだ。
Rちゃんから連絡をもらったのは去年のこと。夢のこともあって、たまに彼女を思い出していたのだがもう会えないだろうなぁと思っていたら、ネットの恩恵でまたつながることが出来た。故郷の福岡に帰って放送関係とは違う仕事をしていたのだが、また東京に戻って来るということで、東京に戻ったら会おうねと約束をしていたのだった。
世の中にはたくさんの人が居て、一生を通じてすれ違うこともなく終わる人がほとんどなのに、何かの縁で会い、それからまた時間がだいぶ経ってからも再会をする人が居る。
Rちゃんとも10年以上の間が開いたのに、一つのテーブルで向かい合って座って話をしている。へぇ!そうだったの?などとお互いの”それから”の話は全く接点のない年月だったのに、店の中の二人は「友達が一緒にランチを食べにきた」ぐらいの近い感じに映ったんだろうなぁと思うと、「出会い」の重みを感じざるを得なかった。
出会いはものすごい確率で会っている「出会い」なんだ。
今は割と近い所にお互いが住むご近所さんとなった。
縁ってあるんだよなぁ。
最近、そういうことをストレートに信じて受け止めている。
ランチに誘える気軽な友達がまた出来た。
東京に来てから、いつの間にか私にも可愛い「妹」達が増えたのだ。


投稿日:2011年09月07日

2011年09月07日

歯医者さんの帰りに、久しぶりに商店街を歩いてみた。
結構店が変わっていて、目印にしていた店が別の店になっていたりすると景観が随分変わって見える。
「あら?この角じゃなかったかしら?」
近辺の店の感じと照らし合わせて位置がわかるといった感じだ。
そしてこの商店街にも「よく店が変わる場所」というのがあって、方角があんまりよくなかったりするのかなぁと思いながら前を歩いてきたのだった。
それにしても私はこうしてちょこっと歩いたりすると、店に入って何か買ってしまうことがある。目的を決めて買いに行く時は「また出直そう」と慎重に行動をするのだが、目的がなくぼんやり歩いている時には何故か衝動買いをしてしまい、家に帰ってから目が覚めて自分の計画性のなさにうなだれたりするのだが・・・。
今日は本とTシャツを買って、駅前からバスに乗った。
左手には今日買った2つを入れたビニール袋、そして右手には財布や携帯などを入れたマイバッグ。杖をあるのでバスに乗った時は3つの物を持っていたことになる。
<落としちゃいけないぞ>
よく私はなくしものや落とし物をしている。手で持っていたはずなのに、いつの間にか手を開いているらしい。今日も左手を見つめて<落とさないようにね>と自分に言い聞かせたはずだったのに・・・・。
家に帰ってしばらくしたら、左手に持っていたはずの本と洋服をなくしていた。バスに乗った時に確認をした覚えがあるから、落としたとすればバスの中か道端になる。帰り道を探しに行ったがなかった。さっきのバスの終点であるバスの営業所がバス停でほんの2駅先なので電話をしてみたが落とし物はなかったとのことだった。
このように、ちょっとブラブラ歩いてちょっと衝動買いをしたものは、うっかりなくすということが過去にもあり、普段凡ミスの多い暮らしをしているとこういう時にはものすごく自己嫌悪に陥るのである。世の中にはあまり落とし物をしない人が居る。多分平均値で言えば私は凡ミス率高め、というか高いので我ながら最近は「またか!」と自分にうなだれることが多いのだが、今日もこの短い時間での落とし物にガックリきたのだ。
いい大人が。
子供の時にやって叱られていたことをまだ同じレベルでやらかしているとは。
数時間ガッカリしたあとで、もう一度だけ・・とバスの営業所に電話をしてみたら、「紙袋、届いていますよ」という回答が帰ってきた。
よく食べ、よく寝る大人。
すぐ落ち込み、でもすぐ復活する大人でもある。
ついてない日、のち晴れ。
原付でブ〜〜ンと営業所まで行く時の私は最高に幸せ気分満喫モードとなっていたのであった。


投稿日:2011年09月06日

2011年09月06日

チョイノリに乗ると、つい横道にばかりそれている。
急ぎでない場合、行ったことのない道にふと入って行ってしまうのだ。
そして迷い込む。
大抵は「近道を見つけた!」ということにはならず、なんだかよくわからない方向にずんずん進んでしまう。えらい遠回りになってしまったなぁというロスタイムパターンなのだが、それでもいつか知っている道に繋がった時は、まるでワープでも出来たかのような驚きと、それから難しい数式の答えでも出たかのような達成感が湧くのだった。
迷い道は言ってみればプチ旅行。
が、冒険心が強いのかと思ったらそうでもない。
食事をしに店に入った時に「今日はこれを食べてみようかな」と、食べたことのないメニューを注文する人が居るが、私は初めて店に来た時に食べ美味しかったものを頼んでいる。メニューが要らないのだ。他のメニューも気にならないわけではないのだが、注文を聞きに来られた瞬間「もう一度だけ、やっぱりあれにしとこう!」となる。道で言えば一方通行状態。ものすごく一途というか、保守的というか、冒険心は一切なくなるのだった。
それにしても、東京の道は難しい。
まっすぐに走っているように見えるのだが、微妙に道が曲がっていたりするので「あれ?今私はどっちを向いて走っているのかしら?」という謎な時がある。結構道は得意な方だが、東京は苦戦している。
女性は地図が読めない人が多いそうだが。
ナビは磁石で十分。
チョイノリに搭載すれば、もっと時間短縮出来るだろう。
最近お気に入りの道は羽根木の森の前の道。
環七からすぐでありながら、いきなり避暑地に来たのかと思うような素敵な物件が森と共に現れてびっくりした。
以前迷った時に見つけた素敵な道なのだ。


投稿日:2011年09月05日

2011年09月05日

お寝坊さんの花は、おしろいばな。
大抵の花は、太陽が大好きでおひさまの方を向いて咲くことが多く、おひさまが沈むと共に花びらを閉じてしまう花だってある。
ほとんどの花達はおひさまが好きなのだ。
そんな中おしろいばなは毎日夕方頃になってようやく咲き出す花、お寝坊花なのだ。
ちょうど夜の仕事の人達が目が覚める頃。
おはようと言って花を開き始める。
しかし、花に見えるピンクや白のあの花びら風のものは実はガクにあたる。あじさいは真ん中に小さく咲いている点みたいなのが花だが、おしろいばなには「花」がない。
おはよう。
夕飯の買い物や、犬の散歩に出た時によく出会う。
今起きたの?
おひさま真っ盛りの時間に咲かないが、日当りを好む花でもある。
夕方に起きる理由が彼らにもきっとあるんだろう。
遅くまで起きていてくれるんだよね。
これから出勤の人も居る。
夜道を照らすようにと咲いているのかもしれないね。
信号待ちでほんの少し会話をして、それではさようなら。
手のひらを広げたように。
あどけない顔で小さく風に揺れるおしろいばなの道を。


投稿日:2011年09月04日

2011年09月04日

斜め前の家に二匹の子猫が貰われてきたのが一昨年の5月だったと思う。2匹共白黒の猫でオスの方が黒に近い白黒だった。
そして去年、白黒のメスの方が子猫を産んでこの辺りは似た牛柄のチビネコ達が仲良く遊ぶようになっていた。
そして、そのチビネコの一匹が今年子猫を産み・・・・。
近所の屋根の上で子猫らがズラっと昼寝をしている。
去年生まれた猫達も今は姿を見なくなったので、何匹かは貰われて行くんだろう。そしてこの仔達もまた貰われて行くんだろうが・・・・。
もう私にはどの仔がどの仔なのか、さっぱり見分けがつかない。去年生まれたチビ達と今年生まれたチビ達の違いがわからず。
ぴょんぴょんと目の前を横切って行く君らよ。
結局全部で兄弟は何匹いるんだい。
全部同じに見えるので、数が数えられない。
私の家の辺りは今、牛柄祭り。
さっき屋根に居た仔と今そこを横切った仔は同じ猫なのか。
ちょっと「忍法なんとかの術」っぽい牛柄祭りなのである。


投稿日:2011年09月03日

2011年09月03日

台風の影響で今日の東京は強風が吹いているのだ。
こんな時はバイクで出るのをやめようかと思うのだが、とにかくアクセスの悪い場所に行くのと帰りのバスがないという理由で、今日もバイクで出掛けることにしたのだった。
いつも30キロ以上は出さないチョノリだが、今日は更に輪をかけてノロノロ運転になる。というか、25キロ以上出すとハンドルを取られるので20キロ前後で地味に運転をする。
突風がたまに吹いて、思わずヘルメットが脱げそうになる。
高架になっている甲州街道の交差点では風がもっと渦巻いていて、ヘルメットに頭を持って行かれそうになった。
ゆっくり行こう。15キロ走行でいい。
トロトロ運転をしながら、電車の遮断機を越えてカーブにさしかかった時になんとバナナの皮が車道に落ちているのを見つけたのだ。
何故こんなところに。
関西で言うところの「ベタな」アイテムが落ちていた。
誰かが置いたんかもしれん。
私はセーフ。
でもカーブを曲がってすぐのところだなんて・・・。
今日の私は必死で原付を運転した。
別に走ったり、歩いたりしてもいないのに。
私のエネルギーはどこ。
風は私の体力をうんと奪って行ったのであった。