月別アーカイブ : 2012年8月

投稿日:2012年08月17日

2012年08月17日

今日も一つ音源を提出したらあとはゆっくり過ごす時間となった。
数日前に図書館で予約をしたガーデニングや旅の本の取り置きが出来ているということだったので、取りに行く。
図書館は割とよく利用しているが、今日は平日の早い午後にもかかわらず人が多かった。エアコンがきいているので、ここにやってきて過ごしている人が居るみたいで館内に置かれている椅子はほぼ満席になるぐらいの状況だった。
来年も旅に出たいなぁ。
友人の暮らしているカナダが第一候補だったのだが、広大な国なので観光したい所との距離が少しあるなぁと考えているうちに、ロンドンオリンピックが開催されてそれで毎日みているうちにイギリス旅がどうも気になって来た。図書館で借りたのはガーデニングやDIYの本と、東カナダやプリンスエドワード島、イギリスやコッツウォルズ地方に関する本計10冊。写真が綺麗な本が多い。
家に帰ったらまだ夕方。
借りてきた本をパラパラっとめくり。
テレビをつけないと更に時間がゆるく過ぎた。
この一週間は、今までにないぐらいゆっくり休めた気がする。
明日からはまた再始動。
もうしっかりチャージ出来たんじゃないかな。
明日の用意をして、それがまるで遠足に行くかのようなワクワクする感じがしたのだった。


投稿日:2012年08月16日

2012年08月16日

今日は前からずっと行きたかった美容院に行った。
1年ぐらい前からカットとパーマをかけたかったというのに、タイミングを逃し続けていたら髪が腰ぐらいにまで伸びてしまい、抜け落ちた自分の髪の毛の長さが今までにないぐらい長くなっていたので、この一週間のうちのどこかでスッキリしたいと思っていたのだ。
美容院は家からバイクで5分もかからない距離の所にあって、姉妹でやっているフレンチテイストの店内も可愛い。フランスに雑貨を買いに行ったりしているそうなので、その話を聞くのも楽しい。
先週の金曜日に家に帰って来てからずーっと外には出なかったので、バイクですぐのところとはいえ今日は久しぶりの外出だ。
バイクに乗るのも久しぶり。
あ、あ、暑い・・・。今日は天気予報でも猛暑だと言っていたが、これは暑い。家の角を曲がって信号に出る頃には既に太陽の日差しにクラクラしかけていたのだった。
同じ外なのにちょこっと庭に出て花に水をやる時のとは、感じる暑さが違う。
こりゃ日中に外に出るのは危険だわ。と今さらながら今年の猛暑について思ったのだった。
髪をすっきりさせてもらって店を出る頃もまだ日差しが強かった。
水色の夏空に、今日の雲はいわし雲。だけどいわし雲は秋の季語だったのではないだろうか。
残暑は猛暑。
西日に押されながら久しぶりのお出かけはおしまい。
軽くなった髪で、今週末からまたレッスンも再開だ。
なんだかんだいろいろあった私の夏休みも、そろそろおしまいに近づいてきている。


投稿日:2012年08月15日

2012年08月15日

今日は久しぶりに家での音源作り。
音楽ソフトを使う作業は基本的に苦手なので、しばらくさわっていないと細かいことを忘れてしまっていて、”使い方”を思い出しながらになる。
案の定最初はすんなりいかなくて、小さいトラブル解決からのスタートとなった。
あとは今日は機械の方も味方をしてくれたようで、スムーズに進む。
仮歌を入れて提出をして終了。
久しぶりに歌ったら肺活量が減っていた。
また少しずつ発声の方も取り戻していけたらいいなと思う。


投稿日:2012年08月14日

2012年08月14日

父、しげおっちに電話をした。
今回の入院のことは妹には話してはいたが、父には話していなかったので父は何も知らない。なのでいつものように「ワシの話」をするのだが、これが結構キツいのだ。元気なときでさえ、父の「ワシの話」はキツい。主に父は「ワシの身体の調子が悪い」話を発散を兼ねてしてくるのだが、「うん、うん」と聞いていても相づちが「うん」の一種類だと気に入らないのか「ちゃんと聞いとんのか!」と喝を入れてくるので「そうなの」「ふむ」「はい」などを取り入れないと行けない。
でも今日は大きな声を出すのが負担なのだ。
出来る範囲で頑張っていたが、「声が小さい!」とまた喝が入った。
どこでも老人になるとこうなるのだろうか。それでもまだ自分が一番常識人だと思っているところにあきれている。
同じ話を3巡目ぐらいに入ったところで今日は終わりにしようとしたところ、会話の中で私が何か隠し事をしていると急にしげおっちは察し、そこからまた激怒し始めたのだった。
「お前は何を隠しとるんじゃ〜〜!」
「ワシになんか黙っとるやろ!」
こうなったらもう歯止めはきかない。受話器からの声がもうデカ過ぎて割れている。興奮しているのが伝わって来るので仕方なくかいつまんで入院をしたことなどを話すと、今度は病名がうまく聞き取れないようで何度も何度も言い直しを命じられ、とってもくたびれたのだ。
今や私が知る人の中で、ダントツ一位の非常識人間であるしげおっち。
さんざん病気の説明をさせられたあげく最後は自分が安心したいのか、鉄分の錠剤を飲んですぐに良くなると都合よく話をねじまげて納得をしていた。
父の「ワシの話」はこうして今日もまた、父との電話でエネルギーを使い果たして具合が悪くなっていよいよ「お父さん、ちょっとしんどくなってきた」と訴えることでようやく解放されたのであった。


投稿日:2012年08月13日

2012年08月13日

今日は胸が少し心臓の辺りが重い。
貧血が少し進んだからかもしれない。輸血を受けて一週間になるので、またそろそろヘモグロビンの数値が低くなって来る頃だ。
今週の一週間のお休みの間はテレビを見て過ごす。2時間もののサスペンスドラマや旅番組、トーク番組に映画・・・。今日は青春18切符で東北を旅するという特集が楽しかった。
「青春18切符」って、店に入って「この”森の愉快な仲間たちのにぎやかパスタ”を下さい」とメニューに書いてあるファンシーな品物名を店員さんに言う時と同じぐらい、窓口で購入する時恥ずかしくなりそうだが、大人でも使えるらしい。この青春18切符を使ってローカル線を乗り継ぐ旅というのをやっていたのだが、丁度私が大好きなパターンの旅、きっと「私も行ってみよう!」と急に旅支度をしていただろう。
途中気になる駅があったらフラっと降りてみるのは私も大好き。
いいのだ。別にそこに観光スポットが何もなくたって。
日本は広いんだなぁ。
初めて見る景色に感動をする。
そこで暮らす人にとっては見慣れた生活の町であることが、またより一層景色に重みを与えていて、ふと自分の過ごしている日常の24時間の時間の使い方がこれでよかったのかなぁと振り返るきっかけにもなる。
自分の身体にある”見えない窓”が開いて風通しがよくなって、身体の中を吹いて行ってくれる。
すると気づかないうちに溜まっていた自分の中の塵が一層されて、まるで台風のあとの澄んだ景色のように「いつもの」自分の内側の景色も澄んで綺麗な景色に変わるのだ。
深呼吸をするってこういうことなんだなぁ。
大きな旅より、気軽に出掛けるプチ旅行の方が私の場合この作用が大きく感じられる。
今年の夏はテレビの中だけの旅になりそうだけど。
いいな。青春18切符。
今でも青春。
何度も深呼吸をすれば、また澄んだ景色が戻ってくる。
あぁ、旅に出たいのだ。


投稿日:2012年08月12日

2012年08月12日

日曜日は毎週仕事で一日家を空けていたので、家で過ごす日曜日は久しぶりだ。
日曜日のテレビって、こんな感じだったなぁ。
一ヶ月家を空けていると、それなりに片付けをしないといけないので、洗濯をしたり拭き掃除をしたりする。病院に居た時のように上げ膳据え膳という訳にはいかないけれど、やっぱり家はいいなと思った。
冷蔵庫も快調。新品に変わっただけあって、中も清潔そのもの。どの棚のものを取ったって消費期限切れのものはないし、今となっては逆に仕切り直しが出来たようでスカっとした。
だいぶ過ごしやすくなったかな。
病院で切った切り紙でモビールを作って吊るしてみた。
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続きはまた明日やろう。


投稿日:2012年08月11日

2012年08月11日

いつも遊びに来て下さってどうもありがとうございます。
もうお盆休み。8月も半ばを迎えようとしていますね^^
今年は猛暑の夏と言われていましたが、病院に居ると温度がいつも快適な状態だったので、猛暑ってどんな感じだったかなぁ・・・と思い出せずにいたのですが、おかげさまで昨日無事退院することが出来ました。家に帰れたと思ったら冷蔵庫が壊れていて、退院の日の昨日が一番大変だったかもしれなかったですが、ようやく今日は家に帰ってきたんだとしみじみ幸せをかみしめています。
今回の貧血は、2000年に罹ってから今に至る重症筋無力症のごく稀な合併症の赤芽球癆という病気が原因だったようで、極稀な・・ということに大変驚きましたが、なにはともあれこうしてまた家に戻って来る事ができてホっとしています。
私、何の病気なんだろうな・・。
とても心細くなる日もたくさんありましたが、あたたかいメッセージを頂いてはその度に励まされ、直接の言葉はなくてもここを訪れてはそっと見守っていただいている方々の想いにも元気をもらいながら、退院まで至る事が出来ました。
どうもありがとうございます^^
たまに心細さで一杯になった入院生活でもありましたが、時間はたっぷりありました。その中で絵を描いたり文章を書いたり、切り絵モビールもやったし、そしてもちろん曲を作ったりと、何かを作ることが好きなんだなぁとあらためて「作ることが好き」な自分に出会うことが出来ました。
試行錯誤のし過ぎで制作途中で止まっているものが多々ありますが、もうちょっと決断を早くしたいです。
日常の中に埋もれているありふれたワンショットを切り取って何かしらの形にして行きたい。クスっと笑えたり、自分にも同じようなことがあったなぁと思い出してもらえたり、それがみなさんの日常のどこかで繋がっていられたらとても嬉しいです。
みなさんの毎日が、あたたかでありますように。
私自身も笑顔多き毎日であるように。
どうもありがとう。感謝を込めて!


投稿日:2012年08月10日

2012年08月10日

「よーしよしよし」
「いけーっ」
最初は寝言かと思った。
まだ3時台の真夜中に主はサッカー女子の決勝を応援している。試合が終わるまでずっと応援をしていたので、結局寝ることも出来ず今日はとっても早起きとなったのだ。
今日は退院日。
家に帰るにあたって、仕事先に置いてきたバイクを取りに行ったり、家に帰ってからの食料品や日用品を買いに行ったりしないといけない。退院は会社のY氏が車で迎えに来てくれるので、とても助かる。
一昨日の血液検査の結果は輸血4単位のおかげでヘモグロビン値が9.6。一ヶ月の病院食のおかげでヘモグロビンa1cが7.9から6.6へと大幅に改善していた。
「退院、よかったですね」
Y氏がお迎えに来てくれると、次回の外来日までのお薬をもらって、無事に11時前に病院を後にすることができたのだった。
今から行くのはまず三宿。入院の日からずっと置きっぱなしだった原付を車に積んでもらうのだ。会社の車はもう普通の車にして、たまに私に貸して下さいよ!と言っていたが、原付が積める車でやっぱりよかったと今日は思ったのだ。
今日はお盆休み前の〝五十日〝。どの道もとっても混んでいる。三宿で原付を積んでもらってから家に着くまでの間もずっと渋滞続きだった。
一ヶ月ぶりの我が家。Y氏のお宅で預かってもらっていたダンボとここで再会をした。
「ダンボ!」
耳をペチっと倒して、ちょっと離れたところでモジモジしながら尻尾を目一杯振っている。私があまり身体がよくないことは、仔犬の頃からなんとなくわかっているようで、多分今回の再会の理由も理解しているんじゃないだろうか。そんな気がする。
退院して一週間は家で療養予定なので、荷物を置いたら外出しなくていいようにと食料品と日用品を買いに大手スーパーに連れて行ってもらう。
野菜やパン、少し保存のきくものや果物に飲み物。お米がなかったのでお米も必要か…。明日は通販で頼んだ低カロリーおかずセットが二週間分、冷凍でやって来るので、冷凍庫は空けておく。それでもレジで一人暮らしとは思えない12000円近くを支払っていた。
あぁ…これで家に帰って買ったものを仕舞えば、後はお礼を兼ねて遅い昼食を食べに行って、それで本当の無事退院になるんだわ。
と、
ホッとしながら家に入ったのだった。
まず冷蔵庫に品物を入れて、続いて冷凍庫を空けた。
すると…
冷凍庫がなんか生温かい。
中の物を取り出してみると、八割がた溶けているではないか。
再度冷蔵のエリアをチェックしてみると、冷蔵の方も冷気が出ていない。どうもこの冷蔵庫は半日ほど前に壊れたと思われる。
なんで。
こんなに沢山買って帰って来た今日みたいな日に。
しかも明日の午前に二週間分のおかずが冷凍で届くのだ。
おー、まいがー。
ネットで調べると修理をすれば直るだとか、2日程休ませれば復帰するとか方法が書いてあるが、買って来た冷凍食品が既に溶け始めている。
オーマイガァアアアーーーっ。
これでホッとひと息。のはずではなかったの?
「い、今から冷蔵庫を買いに連れて行ってもらえますか。」
体力を温存する方法は、代償にお金を遣うということなのだ。もう病気と付き合うようになってからは、嫌という程思い知らされてきた。
そうして急遽、予定外も予定外だった冷蔵庫問題を解決することになったのだった。
取り急ぎ一番近くのコジマに連れて行ってもらう。そしていきなり「冷蔵庫、今日買って今日このあと運んではもらえないでしょうか」と交渉をする。一度は断られたがそこをなんとかと粘ってOKを貰う。
「じゃあ、これにします」
まるでキオスクで缶コーヒーを買うかのように、吟味もせずに家電を買うのは初めて。いいのかしら。というより、何で家電店にいるのかしら。一体私、何してるんだろう。
疲労でクラクラしてきた。
とってもしんどい。
でもY氏が居て本当によかった。一人になってから冷蔵庫問題が起きて居たら間違いなくてんぱって泣いていた。
もうちょっと値切れたと思うがそんな元気もなく、大人しく支払いをする。5時以降になりますが伺いますと返事をもらってようやく一つ問題が片付いた。
そしてようやく遅い昼食。
Y氏、すみません。
家に連れて帰ってもらってからは、古い冷蔵庫を引き取ってもらう準備で冷蔵庫の中の物を出して、処分などの仕分け作業で忙しかった。
昨日までの私は。
一人で一階に行ってはいけないと言われていて、移動も車椅子を押してもらっての移動だった。歩けます。歩くことにも慣れないと。と、言ってもお許しが出なかったというのに、今は大掃除みたいなことをやっている。
クラクラする…
2010年消費期限切れの食品が出てきたが、もう「ぎゃー」などと叫ぶ元気もなく。
もくもくと…。
大掃除。
そして…。
新しい冷蔵庫が届いたのが6時半。ようやくこれでY氏に「後は一人で出来ますから」と言うことが出来た。
冷蔵庫が冷えるのを待って、それからさっきせっせとクーラーの前に運んだ品物をまた新しい冷蔵庫に運んで、ふぅーっと息をつけたのは夜の9時だった。
物を運び往復をしながら、なんかアリっぽいな・・・・と何度も思った。
冷蔵庫が壊れたらものすごく困るというような食料品の買い方をしたのは、今日が人生初だったそんな日に冷蔵庫を買い替えることになるとは。
長い長い一日だった。
今日は「退院をした日」というよりも、「冷蔵庫が壊れてめっちゃ困った日」だという印象が圧倒的に強い。
これが日常生活というものなのだと、思い知らされた〝退院の日〝なのであった。


投稿日:2012年08月09日

2012年08月09日

今朝も食後に新しく始まったネオーラルを飲む。
服用後だいたい1時間半で熱感が出て来たので、今日もそろそろかなと思っていたのだったが…。
1時間半が経ち、2時間が過ぎ…
特にこれといった症状もなくお昼になっていた。
よかった。
薬の副作用でグッタリすることは今までにも度々あって、落ち着くまでの当分の間はいつも辛抱の時だったので助かった。
退院後、次に外来で病院に来るのは20日。
それまで少しでもヘモグロビンの数値が持ってくれますように。
今日はなんだかいくらでも眠れてしまう。確か最初の輸血の後も眠気の強い日があったような気がする。輸血の副作用で〝眠気〝というのもあるのかなと調べてみたが、特にそういう記述はないみたいだ。私の場合はそうなるのかもしれない。
退院直前になると、毎回「この状態で家に帰ってもやっていけるかしら」と不安になる。あんなに退院を待ち望んでいたのに、ふと自分の体力が随分落ちていることを冷静に考えてしまう。
これを私は〝退院真近ブルー〝と呼んでいる。
大丈夫。
今までもなんとかやって来れたのだから。
一ヶ月病院で生活をすると筋肉も落ちる。まずは家の中のことをすることからかなぁ。
都会の夜景を見ながら夜を過ごすのも今日でおしまい。
明日は退院の日だ。


投稿日:2012年08月08日

2012年08月08日

新しい薬、ネオーラルという免疫抑制剤が出てから二日目。朝と晩にそれぞれ5錠ずつ飲むのだが、今日は朝飲んでから早速副作用が辛い。
まず手のひらが熱くなって、上顎の奥も熱くなって…昨日はそこまでだったのが、今日は吐き気がする。プログラフという免疫抑制剤を飲み始めた時も、最初の頃はきつかったのでしばらくは我慢なのだ。
赤芽球癆の治療薬は、今まで飲んでいたプログラフと一緒に飲んではいけないらしく、同じ免疫抑制剤ということでプログラフからネオーラルにかわった。一日10錠の薬が増えたら、かなりの数になる。一体どれぐらい自分は、薬を飲むんだろうとあらためて数えてみたら1週間に1錠飲む薬とあと7種類、毎日21錠の薬を服用しているとわかった。
大丈夫なのかしら。こんなに沢山。
今日は一日、あまり体調がよくなかった。輸血を受けたと言っても必ずしも調子がよくなるわけではないみたいだ。
まぁ、一ヶ月毎日横になって過ごしていたんだから体力もなくなっているだろう。
明日は少し楽になっていたらいいなと思う。