風邪から来る鼻水なのか、花粉症から来る鼻水なのかわからないが、鼻がグズグズしているのだ。
時々、真面目な話をしている最中に「鼻水が・・・出てるよ」と指摘を受けてかつ笑われるのだが、そんな時は鼻が出ていることはこっちは承知の上なのだ。それよりも今この話をする方が優先だと思って熱く語っているというのに、相手が話よりも鼻が出ていることの方に気を取られてしまう。鼻水はいろんなものを間抜けモードにしてしまう困った存在なのだ。
目から涙。
同じ塩味の体液なのに、涙だったら少なくとも人の顔は「間抜け」な印象にはならない。
それが「鼻から」となると、鼻水、鼻毛、鼻くそ・・・・、何か出ていると一気に間抜けになってしまい、場合によっては鼻血でさえ心配よりも笑いを買うことがある。
鼻は常にだから完璧を求められているのだ。
風潮として、空気以外は何か出してはいけないことになっている。
「鼻」は結構大変なのだ。
常に気を張ってそこに居なきゃなんない。
鼻さん、いつもご苦労さま。
そう言えば・・・・
友だちが前に笑った拍子に、鼻からうどんを出したことがあった。
こっちも驚いたが、友人の鼻もさぞかし驚いたのだ。
そうしてやはり、鼻からうどんも間抜けなのであった。