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投稿日:2008年04月15日

2008年04月15日

毎年恒例となっている京都の大学時代のサークルの同窓会に行った。
昨日まで、予定的に無理だなぁとほぼ不参加のつもりでいたが、父に以前「16日に家にちょっと寄るかもしれないから」と言ってあってそのままにしていたので、やっぱりここは父の顔を見に行くのも含めて行こう!と決めて、夕方の新幹線に乗って急遽京都に向かったのだった。
いつの間に東京での暮らしが長くなって、最近は京都が私にとって遠くなった気がしてちょっと寂しくもある。新しく出来た京都市内の道や店、街も知らないうちにどんどん景色が変わって行くし、それに数年前から開催されるようになった花灯路のイベントも、私の知らない京都だ。
新幹線を降りてタクシーで御池に向かう時も、こんな道が出来たんだと小さな発見の連続だった。川端通りを上がりながら、鴨川沿いに建つ建物達の灯りを見ると”京都に旅行に来た”感じがした。考えてみたら私は人に教える程京都っぽい所も知らないし、今の京都の面白い所も知らない。中途半端な京都ファンになっちゃったもんだ。
同窓会にはかなり遅れて到着したが、懐かしい顔ぶれが座っていた。全く京都っぽくない普通の居酒屋で、全く京都に関係のない居酒屋メニューがテーブルに並び、「めっちゃ関西弁」の会話が飛び交う。
dosokai1.JPG
しかしなんで毎年同じ居酒屋なのだ。
”京都っぽい”店での同窓会ってないのか。
「ほな、電車あるんでボク帰りますわー」
「おぉ、今からカラオケ行くで」
「私、もう帰らなあかんのです〜」
「むっちゃ腹減ってきたー」
「ワシ、あかん。眠いねん」
みんなさすが、めっちゃ関西弁だ。
純粋な京都弁ではない、柔らかいイントネーションの関西弁が私の慣れ親しんだ言葉で、結局は私の「京都」はみんなの話す会話のトーンになるんだと思う。
「お腹空いたー」が私の口癖だった。らしい。
今日も店を出たら「お腹空いたー」と言っていた。
ダラダラと河原町通りを歩く中年集団。
なんだこの団体は。
昔、ここで青春を送った確かに私達は大学生だった。