今週になってようやく薬の効果が出てきて、2つあったライブを無事に終えることが出来た。
27日は西荻窪のterraで山臼セッション、こちらは一線で活躍しているミュージシャンのセッションだ。10代の頃の私の夢は「スタジオミュージシャン」になることだったので、あのあこがれだったスタジオミュージシャンの方々との会に参加させてもらえるのはとっても嬉しいことなのだ。
当時は上手くなることだけしか見えていなかった。素晴らしいミュージシャンはONとOFFがハッキリしている。そして音楽っていいなぁと思わせてくれる。この日は聴き手側に立っていた部分は大きかった。
そしてその二日後は黒川あつ子さんとの二人ステージの「浅草夜話」。こちらは私の軸足とも言えるシンガーソングライターの部分でのライブだが、あっちゃんとのライブは今後私のライフワークにしていきたいなと思っていて、ゲストも好きな人を音楽に限らずどんどん広げて行きたいと思っている。今回のゲスト、山本ふじこさんは役者さんだが「音楽」という本業でない場所でも屈託なく入って来てくれるそこがとても好きだ。リハも楽しかった。
先週は”こんな状態でライブ、出来るのかなぁ”とかなり際どかったので、ギリギリまでお知らせが出来ない部分があった。
なので、本当はもっと事前に告知出来ればよかった。
体調管理はやはり大事なライブの一環だ。
反省。
月別アーカイブ : 2011年4月
2011年04月23日
肺炎と診断を受けてから昨日も経過を診てもらいに外来に行った。
軽い場合は投薬治療で数日から一週間ぐらいで楽になるのだそうだが、数日ではまだ足りなかったようでまた4日分の薬を出してもらった。
食欲が少し出てきた。
「お腹が空いた」という感覚ってどんな感じだったっけ・・・と、少し前まで思い出せなかったのだが、「あぁ、お腹が空くってこうだったわ」と”空腹感”が戻って来ると妙に新鮮だった。
いつもそうなのだが、私の元気のバロメーターは「部屋の片付けがしたくなる」かどうかだ。家の中がそれなりに片付いた状態にあるのが落ち着く。自分にとってくつろげる空間の状態をキープするのが好きなので、体調が悪い時は部屋が荒れている。片付けたいという意欲が消えて”くつろぐ”ということがどういうことなのか自体がだいたい思い出せない。わかりやすい程病気の時は、そのまんまどっぷり病人になってしまうのだと思う。
昨日からすこ〜し、部屋の中を片付け始めるようになった。
片付くと嬉しい。
あぁ、そう。この感じ。
部屋の中が片付いて行く。
家の中の空気が動き出す。
ダメージのさなかに居る時は、空腹感もくつろぐ気分がどんなものかも、それから身体がしんどくない状態がどんなだったかも思い出せないし、この先にあるようには思えなかったりするのだが、ゆっくり回復していくのだなぁ。ゆっくり解決して行けるのだなぁと、今日はそんなことを思ったのであった。
2011年04月22日
今の家から一番近いドラッグストア。
此処に住み始めて4〜5年ぐらいになるので店員さんの顔も覚えたし、新しい店員さんが入れば「あ、新入りさんなんだな」と思いながらレジに立っていたりするのだ。
新しい店員さんはまだぎこちない。
「えっと、レジですね・・・。あっ、ちょっと待って下さい・・・」
少々おどおどしながら、なんとか不手際なく接客をしようと一生懸命なのでよほど急いでいない限り、新入りさんにはおおらかに接してきたつもりだ。
「あなた、最近入った方?」
なんて会話はもちろんしない。
顔見知りになっても軽い会話をするぐらいで、店員さんとの距離は少しはある方なんじゃないだろうか。
割と年配の女性がパートに入って来られた時は、それまでの店員さんより年齢がグンと上なので「続くかなぁ」とちょっぴり心配したものだったが、今やそのご婦人の終始気持ちのいい対応にすっかりファンになっている。
そして。
「その」女性もまた半年ぐらい前からたまに見かけるようになった店員さんだった。
最初、やはり手際が悪く「新人さん」のにおいがプンプンしていたが、もう最近はそれもなくなった。あまりこの店でのパート日数は多くなさそうで、今もたまにしか見ないのだが・・・・。
水曜日に栄養ドリンクを買いに行った時のこと。
<あ、今日はこのひとなのね>
いつものように心の中だけでつぶやいて品物を台に乗せると・・・・。
もう店にすっかり慣れた様子のその女性は、「姉御」キャラの人だったようで、豪快に「栄養ドリンクね〜、これ買うんだったらこっちの方がお・と・く!」と若干命令口調とも取れない微妙なノリで勧めてくれた。
あの初々しさは。
どこに。
まぁ・・・・、
別に不快な対応でなかったので別にいいのですが。
でも、なんかちょっぴりショック。
何がショック?
うーーーむ。
”アイドルはうんこをしない”と信じていたそれが破れてショックを受ける男の子って、こんな感じの気分なのかな・・・・。
多分私は姉御肌タイプの女性が苦手なのだ。窮屈なのだ。
初々しかったのになぁ。
ちょっぴり侘しく店を後にした私なのであった。
2011年04月21日
ラジオのDJでお世話になった岩崎真理子さん、現在は話し方アドバイザーやコミュニケーションサポートといった「話す」お仕事以外にも野菜ソムリエなどの「食」のお仕事もされていて、彼女のご縁で「うまトマト」というトマトの曲を書かせていただいた。
今日は子供達の歌声を録音するために、「うまトマト」が生まれた静岡県に行った。
まずレコーディングの前に、川合肥料さんの敷地にある「うまトマト」のビニールハウスに案内をしてもらう。
今すぐ食べられそうに赤く成っているものもあって、「試食していただいて結構ですよ」と言っていただいて一つ食べてみたら、ついそれからも手が出て気づいたら結構な数を食べていた。テレビの中継では採れたての野菜を食べると「甘いです!」と必ずリポーターの人が言うのを<嘘っぽい>と、冷めた目で見ていた私だったが、本当に「甘い」のでビックリした。というか、実際に「甘い!」と言っていたのだ。
録音はまず最初に幼稚園のちびっこちゃんグループに来てもらって、それから小学生グループに歌ってもらう順番だったが、みんな歌を一生懸命覚えてくれたみたいで、子供達の明るい歌声が入ってそれだけで元気な「うまトマト」の歌になった。
いろんな出会いがあって思わぬ曲が生まれる。
真理ちゃんに感謝。そして頑張って歌ってくれた子供達、エンジニアの斉藤氏と会社のY氏、「うまトマト」を仕事と呼ぶ以上に心から愛しておられるY氏、S嬢にも感謝。
長引いていた体調不良が今日を以て上向きに変わって行く感じもする。
2011年04月20日
少し前にi-phoneに乗り換えたのだが、MACを使っている私にとっては思った以上に使いやすく便利であることに気がついた。
Viberというソフトを入れたら電話が出来たり、アドレスやituneも同期してくれる。今まではあまり新しいメカを手に入れても嬉しくならない方だったのだが、今回は私ぐらいのメカ音痴レベルでも操作が簡単ではないか。
私は結局携帯メールを打つ時の「親指押し」が出来ないままだ。
左手に持って、右の人差し指で文字を打っているのだが、それもやりやすい。
そこで以前携帯を勧めて買ったものの、結局覚える気がなくなって使えないまま原始人生活を送っている父に「i-phoneだったら使えるようになるかも!」と、電話をかけてみたのだった。
「もしもし」
「なんでっか」
「お父さん、携帯もう使ってないの?」
「つこてへんわ」
「i-phoneはどう?」
「え〜〜〜っ?なに。アイ、アイ、アイ・・・なんやそれ」
保守的な父は未来からやって来たメカ、「携帯」が嫌いらしく、知らないメカの話をすると不機嫌になる。いつも大人げなくキレ気味になるので、今日は父が喜びそうな機能について先に話すことにした。
「テレビ電話って知ってる?」
「顔が映るやつか」
「うん、顔見ながら電話出来るよ!」
父の回答は「面倒臭い、そんなもんいらんわ」であった。普通の老人は、その電話を持てば可愛い孫の顔が見れる、とか遠く離れた娘の顔が見れることは嬉しいことじゃないのか。テレビ電話の宣伝の時はみんな嬉しそうにしているので、テレビ電話が出来ると言えば父は喜ぶと思ったのだったが、孫の顔も遠く離れた娘の顔も見たってしゃーないやろ。ということで、一瞬で話は途切れた。
「携帯はいらん」
既にキレ気味になっていたので、あわてて電話を終えた。
まぁ、この親にしてこの娘あり、か。
私にも原始人の血が流れている。
私はi-phoneが使えるようになったニュー原始人なのである。
2011年04月19日
呼吸器外科の外来日。
呼吸器外科では、去年受けた手術と放射線治療の経過を診てもらっているのだが、今日はそれで撮ったレントゲン写真から肺炎を起こしていることがわかったのだった。
風邪ではなかったのか。
丁度一週間ぐらい前にほんの少し喉が腫れかかっているなぁと気づいて、すぐその日から薬は飲んでいたのだ。次の日に更に耳鼻咽喉科に行って軽い風邪と診断を受けてその日からは処方してもらった薬を飲み始めた。
でも、薬をもらってから日に日に悪くなって行ったのだ。
日曜日には高熱が出て動けなくなった。月曜日は8度台に下がったが、「しんどくない状態ってどんな状態のことを言ったんだっけ」と何でもない状態のことが思い出せなくなっていたほどだ。食欲はないし、フラフラだし、それでも私自身も風邪だと思っていたのだが・・・・。
レントゲンを撮って診察室に入ったら、肺に影があるということで急遽CTを撮ることになった。そしてまた診察室に戻ったら・・・
「肺炎ですね」
との説明を受けたのだった。
確かにレントゲン写真の胸の辺りはモヤモヤの影が広範囲に広がってはいたが・・・・。
抗生剤で様子を見て、あまり良くならなかったら入院になるかもしれないと言われて、またもや病欠でこの先に控えているライブを休むことになるのかと青ざめたのだった。
家に帰って「肺炎」で調べたら症状が一致していた。風邪だと思っていたら肺炎だったというドキュメンタリーを前にテレビで見たことがあったが、この症状は大抵の人が風邪だという自覚しか持たないだろう。しかも最近流行っているらしい。
食欲がない。
身体はやっぱり大事にしなくちゃいけないのだ。
健康の大切さが身にしみる4月なのである。
2011年04月15日
久しぶりに駅前のスーパーの中にあるパン屋さんに行った。
ここのパンはとても美味しいのだが、数年前のリニュアルを機にとっても不便なシステムになり、だんだん足が遠のいていたのだった。
まず第一にパンが専用ケースに入ったのだが、そのケースの扉が重たいガラスかアクリル製の扉で手前に引いて更に90度上に持ち上げてそれでパンを取らねばならなくなった。少なくとも片方にトレーを持ち、もう片方でトングを持っているわけで、それに加えだいたいの人がお買い物バッグを肩から掛けているというのに、それで重たい扉を上に上げてその扉が降りないように押し上げた状態でパンを取るというのはかなり負荷のかかる作業で、一体誰がこんな方式をよしとしたのかとリニュアル直後から私は怒っていたのだった。
その上。
レジでお会計が済むと「パンの袋づめはセルフでお願いします」と言って、そのまま客は釣り銭を受け取ると奥のテーブルにトレーを持って行って自分で袋づめをせにゃならんかった。
パートのおばちゃんたちが釣りを渡し終えて雑談を再開する中、財布片手にトレーと買い物袋を抱えてヨロヨロと移動する時、なんだかおかしな図だと思ったのだ。混雑時はわかる。が、いつもいつでもいつだって「セルフでお願いします」と言われるのはちょっと腹が立った。セルフのご褒美にもらえる源氏パイは私はいらん。荷物が多いからパンを入れて欲しいのである。
一度、私と同じように不満を持っていたと思われるお客さんがキレていた。
店の人が当たり前のように「セルフで」と言ったその言い方がエラそうだったのも、理由の一つだったんじゃないだろうか。
とにかくリニュアルはお客にとっては不便きわまりないものでしかなく、”なんか面倒臭い店だな。”そう思ってから私もあまり行くことがなくなっていた。
しかし。
今日久しぶりに行ったら、あの面倒臭い扉はあったものの・・・・。
レジでは「パンの袋づめの方はセルフでされますか。そうしますと2円引きにさせていただきます」
<源氏パイをあげるから自分で袋づめしてね>的なニュアンスが消えて、丁寧な対応になっていた。
「袋づめはいかがなさいますか」
「お願い出来ますか」
と答えた。
なんか嬉しかった。
あぁ、これぞ待ちわびた選べる歓び。
源氏パイはいらない。
お客様の声の箱に要望を書いて入れてから数年、恐らくようやく私が書いた内容と同じ要望書がある程度の人数分溜まったのである。
2011年04月14日
「霊感」というものはない私なのだが、「ここはどうも苦手」という場所があって、某練習スタジオの3階の某ルームがそうなのだ。アコースティックピアノが置いてあるので、その部屋は何度か行ったことがあるのだが、どうも陰気な感じがする。
気のせいかもしれないが、そこで練習をしたあとで私は2度大きく体調を崩してかなり引きずったので、普段そういうことをあまり気にしないのだが自らはそこに練習に行かなくなったのだった。
一度スタジオの人に、「霊感はないのですが・・・」と前置きをして”なにかイヤな感じがするんです”と言って部屋を移動させて欲しいとお願いをしたことがあったが、その時に「ですよねぇ。いやぁ、ボクもなんですよ」という返事をもらってからもういよいよ近寄れなくなっていたのだ。
今日は奇しくもその隣りの部屋に行くことになった。
実は隣りもちょっとだけ”なにかイヤな感じ”がして自ら行かなかったのだが・・・・。今日の練習の相棒はそういう気配を消してしまうぐらい「陽」なRちゃんなので、密かにRちゃんのことを魔除けとして頼っているのだ。
それにしても、Rちゃんは本当に「陽」の気のヒトだ。照明の薄暗い窓の無いこの部屋がカラっと晴れたような場所に変わる。
一昨年ぐらいからやや風邪気味の私だ。
またなんだか知らない体調不良へと引っ張られて行くのだろうか。
いやいや。今回こそ、この変なジンクスを覆したい。
”なんかイヤな感じのする部屋”と密かに戦う私なのである。
2011年04月13日
ダンボは「食べること」「自分」「寝ること」が大好きなのだ。
この3つに対してはとっても前向きなのである。
腰の上に乗ったきゅうりに対してもとても前向きに奮闘していた。
そんなに頑張れるのなら、お散歩に行って友達を作るのも頑張ってみようよと私は思うのである。
2011年04月10日
昔、私が使っていた暗証番号は銀行のキャッシュカードぐらいだった。
それが今ではネットの会員やら何やらでいくつものパスワードを持つようになり、おかげで私はそのパスワードに翻弄されているのだ。
暗証番号を4桁で設定している所、6桁以上の所、8桁以上でないとダメな所・・・。あとユーザーネームがメールアドレスだったり、同じ名前を使っている人が既にいるため無理矢理新しい名前をつけたりしたところなんぞ、もうどちらとも忘れてしまっていることだってある。
パスワード、何だったっけ。
当てずっぽうで入力してみる。
「やった!」
でも、これが一番ラッキーなケースだ。
大抵は2〜3度トライしているし、「パスワードを忘れたときは」の所に行ってもう一度送ってもらうことの方が多い。で、それで「そうか、この番号だったのか」と思ってみたり「仮りパスワード」を得たきりだったので、思い切り難解な文字列を見て「こんな番号はじめてだわ」と驚いてみたり・・・。
しかし、多くは「なんでこんなに自分で整理出来なくしちゃったんだろう」という反省である。
4桁が6桁になった時に、似た感じのパスワードで付け焼き刃的に乗り切って、それがまた8桁ぐらいになった時に同じようにやり過ごしたせいで、似ていてちょっとずつ違うものになり逆に自分が把握出来なくなったということだ。
はふ〜〜っ。
面倒臭いので新規登録でまたやり過ごそうとする。
「既にユーザー登録されています」
で、差し戻しになる。
私のパスワードを誰か教えて下さい。
そういう困った人達の為にパスワード記憶機能ソフトなんて出たら買いたい。
パソコンさんたちはみんなどんどん賢くなって行くが、私一人どんどん頭が劣化して行っているのである。