月別アーカイブ : 2012年12月

投稿日:2012年12月28日

2012年12月28日

今年最後の輸血日。

来年から薬がエンドキサンという薬に変わるということだけは教えてもらったが、まだ検査結果はちゃんと出ていないということだった。

来年は身体が楽になるといいなぁ。

病院も今日でお休みに入るみたいだ。

一昨日、昨日、今日と今診てもらっている各科に外来に来たが、今日は患者さんも思ったより少なかった。

もうすぐ今年も終わり。

私の場合、一番の悩みは健康についてだったが、誰にもそれぞれいろんなことがある。

出会いがあり、再会があり、なんだかんだでいい穏やかに過ぎた一年として2012年も記憶に残るのだと思う。

どうぞよいお年を。

来年がいい年となりますように。


投稿日:2012年12月27日

2012年12月27日

”よっぽどのことがない限り、お正月は里帰りをする”というその”よほどのこと”が有り難いことになさそうなので、新幹線の往復チケットを外来の待ち時間に購入しに行った。

御茶の水駅のみどりの窓口はいつもより混んでいた。

年末年始の移動の為のチケットを購入しに来ている人の分が増えている感じだ。新幹線チケットはネットでも購入出来るが、障害者手帳を使えないというのが不便で、電話で訊ねてみたけれどやっぱり窓口で購入するしかないのだそうだ。

「東京~京都間を往復で、大人指定席を一枚お願いします」

荷物が棚の上に上げられないので、一番後ろの席を希望する。スーツケースを席の後ろに置く事が出来るからだ。下りは2日の2時前後の便で探してもらったが、最初はあっさりないと言われた。

「じゃぁ、2時台の便ならどれでも結構です」

おかしいな。昨日ネットで指定席の予約状況を見たらガラガラだったのに・・・。

”2時台”という幅にすればいくらなんでも席はあるはず。結構な便数があるし、いずれも予約状況は空いて居た。

のだが、

「う~~ん、空いていないですねぇ」

本当に?

というか、あまり探してもいないのにすぐ口にしていません?

さっきも”2時前後の便で”と言った時に、確かこの係の人は便を1つ分しか見ていなかったように見える。”2時前後”と言えば、少なくとも2つぐらい候補を立てたっていいんじゃないの。

”では2時台ならどの便でもいいです”と言っても、貴方まだ2分も経たないうちに「空いていない」と口にしていますね。

私はすぐに「無理」と返事をする仕事人は大嫌いなのだ。

カチンときたので、「2時台のであればどの便でも結構です」ともう一度怒りを押さえて発してみる。

それから1分ほどして「あぁ、ありますね」とまるですごい大発見をしたかのように係の人は言ったが、それは2時10分発の便。2時台全てを探した上で再度当たったわけじゃなかった。

ふん。

ありがとうございますと言う気にならなかった。

一瞬ヒヤっとしたではないか。

帰りの便の時も同じようにいちびられたが、行きも帰りも無事に指定席のチケットを受け取ることが出来た。

「チケットが取れてよかった」

ホッ。

そして「あぁ、これで私、本当にもうすぐウツボカズラに帰省するんだわ」とまた別の憂鬱に覆われるのであった。


投稿日:2012年12月25日

2012年12月25日

頼んでいたペットキャリーが来た。

今度の里帰りにまた犬を連れて行くので必要なのだ。去年使ったペットバッグは上部にメッシュの生地があったが、ダンボは外が見えないのがイヤだったらしくメッシュの生地を頭突きし続けて実家に帰るまでにファスナーを壊してしまった。東京に戻る時にはガムテープで固定したものの壊れたファスナーは直しようがない程破壊されていたので、新しいのを買わざるを得なくなってしまった。

ダンボは外が見えないとイヤなのだろう。そこで新しいキャリーはなるべくダンボにとってストレスのないものをと選んだのだったが、届いてみたら思っていたよりも重かった。

今度のは外がよく見えるようになっている。両サイドと前面がメッシュになっているので寒さ対策さえしっかりしていればいいんじゃないだろうか。肩掛け仕様にもなり、リュックサック仕様にもなり、取手を伸ばすと2輪カート仕様にもなり、シートベルト着用の仕様にもなっているので、機能的にはとても便利。重ささえ大丈夫ならなかなかおすすめのペットキャリーが入手出来たのだ。

置く場所がなかったので部屋の隅に犬小屋として置いてみた。

「ダンボ、これはダンボのだよ」

ダンボはこの数年で「ダンボの」という単語を理解するようになっている。しばらく”なんだろう?これ?”という感じで遠巻きに見ていたが、そのうちに「自分用のハウス」だと認識したようだ。

「ここ、入ってごらんよ」

「おいで」

少し警戒しながら・・・ハウスの中に入るとすぐにくつろいでいた。


これ、持って移動出来るのかしら?

「このお家は移動出来るんだよ。ダンボは今は知らないだろうけれど」

ダンボのキャンピングカーがやってきたのだ。


投稿日:2012年12月23日

2012年12月23日

K-MIXの「相馬裕子のCHEERS!」に月に一回参加してもうすぐ一年になる。

月に一度集まる「J5」こと熟女5人で何か1曲作ってみようかと始めたのが9月のこと。黒川あっちゃんが曲とコーラスアレンジを作って、そのあとで私がオケのアレンジをして、その後近藤なっちゃんが歌詞を書いて・・・とバトンを渡しながらみんなでコラボをしてきたが、ついに曲が出来上がった。

歌詞のモチーフをみんなで出し合ったり、アイデアを交換し合ったり。

ふじこさんのアコースティックギターの演奏でも参加をして、それから最後に相馬ちゃんがみんなの写真を一本の動画にまとめてくれた。

5つのカケラが集まって一曲が出来た。

個人的にとても好きな作品にもなった。

それぞれがいつも物作りをする時というのは、多分ストイックな方向で作業をしていると思う。濾過したり、そいでみたりしながら「これ」という形を見つけていくやり方で私も普段は音楽作りをしているが、今回はその真逆の形で作業が進んで行くのが楽しい行程だった。

このメンバーだったら出来たと思う。

メリークリスマス!

今年一番のクリスマスソングをあなたに。


投稿日:2012年12月19日

2012年12月19日

ガーデンライトを購入してから急に防犯意識が高まってきた。

強盗や空き巣はその気にになればどんな家でも入れるのだそうだ。だが、私の家は暗がりの部分も多く死角もあるような場所なので、侵入する気になれば入りやすい家なのではないだろうか。

侵入されたところで我が家には金目のものやお宝はないのだが、空き巣となればダンボが逃げられずに酷い目に遭う可能性はある。もしダンボに何かがあったとしたら悔やんでも悔やみ切れないと、急に家中の防犯をしっかりしなくてはという気持ちになったのだった。

我が家の窓は10個。

窓ガラスが割れにくくなるという防犯シートを窓に張り、それから衝撃&開閉センサーを取り付ける。これで大丈夫だと安心をしていたら、ルーバー窓と呼ばれるブラインドみたいな窓が簡単に外せるということや、外の鉄格子なども壊すのは簡単だということをネットで知って愕然とした。

トイレの小窓はルーバー窓で年中開けっ放しにしていた窓。防犯力抜群だと思い込んでいたが、防犯対策サイトを見たらこういった窓は1分で入られてしまう隙だらけの窓であるということがわかった。

防犯砂利に警報機、調べてみると意外にグッズってあるもんだ。

よし、まずまずかな?

防犯対策が出来た窓はオッケー。

安心したのもつかの間、早速センサー解除をするのを忘れて自分で窓を開け、アラームが鳴り響くのであった。


投稿日:2012年12月18日

2012年12月18日

お正月に実家に帰るので、楽しみにしているであろう父しげおっちに電話をした。

「何もなければ予定通り2日の夜には帰りますね」

しげおっちに対してはマメに連絡をしておいた方が、結果もろもろ面倒臭いことから解放をされる。なのでしげおっちにはマメな私なのだ。

今度はレンタカーを3日間借りる。

前に”ワシは本当は温泉も行きたいんやで”と言っていたので、有馬温泉なら車で行ける範囲だなと調べて、「私が居る間に温泉にも行けるよ。有馬温泉なんてどう?」と切り出したら・・。

「アカンアカンアカン!ワシはそんな温泉なんか行かんのや!」

と怒鳴ったあと続いて

「もうそんなこと言わんといて!」

と怒鳴っていた。

「あ、そうですか。はいわかりました〜」

突然キレるということにももう慣れた。

相変わらず強烈なキャラクター。いつもとはちょっと変わった体験をしてみたいという人には是非私の里帰りに同行してもらいたい。

はぁ〜。

また私はもうすぐ実家に帰るのですね。

深く考えるのはよそう。

ウツボカズラに捕まった小さい虫の気持ちが少しわかる。

はぁ〜〜あ・・・。

憂鬱。

だって。

もうすぐ私はウツボカズラに里帰りをするのである。


投稿日:2012年12月17日

2012年12月17日

血液内科の外来日。

先日、また新しい検査を受けることになってその結果が今日には出ているということだったが、結果はまだ出ていないらしい。が、恐らくただの再生不良性貧血ではないとのことで、来年からエンドキサンという薬を使うことになると説明を受ける。

病院の先生はそう訓練を受けているのか、どんな病気でも淡々と説明をされるので、それがどれぐらいの病気なのかがおおまかにもわからないところが逆に不安をあおるのだ。

「ではちゃんとわかったら、あらためて説明しますので」

今日はこのあと輸血を受ける流れなのだ。いつもなら月曜日はこのあと仕事があるので、輸血は別の日にお願いをしているのだが、”2時半に病院を出られるように”ということを配慮してもらって輸血も一緒に受けることになったのだ。

<でも、本当に時間通りに終われるのかしら・・>

病院は割と時間についてはアバウトな場所である。繰り返し2時半には病院を出ないといけないと伝えたので、いつもよりピリっとした時間感覚で迎えてはもらったが・・・。

大丈夫かしら。

まだちょこっと不安はぬぐえない。

「検温をしますね」

急いでいるという理由でいつもとは違う処置室に案内をされて輸血を受けることになったが、ここでは見たことのない体温計を看護師さんが持ってきていた。

レジで”ピっ”と商品のバーコードを読むような器具で、私のおでこを「ピっ」とすると「6度2分ですね〜」と一瞬にして体温が測られていた。コンビニの品物になったような気分になる体温計が最近あるらしい。

輸血が始まる。

始まってしまえば一回2時間で終わる予定だが、余裕を持って1時間45分で終わるように点滴の速さを調整してもらってスタートした。

最初の15分はゆっくり落とすのが常で、この時にアレルギー反応が出ないかをチェックするのだそうで、いつものように最初はゆっくり、そしてそのあとは通常スピードでの点滴になる。輸血が終わって即仕事に駆けつけるというパターンは慌ただしい。やっぱりこんなことは今日限りにしよう。

そして30分が過ぎ・・・。

点滴は特に問題なく落ちているというのに、残った輸血パックの量を見るとどうも減りが遅いというかあと1時間で終わるようには見えない。さっきも「2時半ですよね」と念を押されたのでわかってもらっているはずなのだが・・・。

信用しよう。

そうして1時間が過ぎる。

やっぱりこのペースでは2時半に終わらないんじゃないの?

素人が口出しをしてはいけないと黙っていたが、定期チェックに来た看護師さんに相談をすると、「あら、ほんとう。これじゃ終わらないかもしれないですね」とあっさり言われ、巻き返しに点滴のスピードがアップした。

しかし。

あのぉ〜〜〜。2時半に終えたいということを前提に今日の輸血は受けることにしたのに、誰かそのことを気遣ってくれる人は居ないんでしょうか。

終わりの時間を聞いたら、私はそのことを念頭に置いて仕事を進めるのだが、病院はそういう場所ではないらしい。時計を見たら2時前。残りの輸血パックの量を見たら終わらないと判断をした。

しょうがなく、セルフで点滴スピードを全開にして早送りに努める。

チェックに来た看護師さんは「あら、速いペースで頑張ってますね」と笑っていたが、患者が勝手に点滴のスピードを速めたということには気づいていない様子だった。

のんびりのんびり。

20分遅刻の連絡を平謝りにして結局病院をあとにした。

謝っている電話を聞いていた看護師さんから、「何か教えていらっしゃるの?」とひと事会話をされたが、こういう事態になることを読めなかった自分が悪い。

点滴のスピード全開はしんどいのだ。

血管に負荷がかかったのか、今日は腕がずっと痛かった。


投稿日:2012年12月15日

2012年12月15日

セキスイハウスのコマーシャルで流れてくる曲を聴くと何故かしら家に帰りたくなる。

あら不思議。

だって、家に帰るも何も私はもう家に居るというのに。

そして・・・。

架空の家や家族が頭の中に浮かぶ。

新興住宅街の一軒家。広い庭があって、二階建ての家屋の中には素敵な奥さんとサラリーマンの旦那さんと子供が二人。部屋の中の明かりがあたたかくて・・・。

なんて想像力をかきたてられるコマーシャルなのだろう。

家のコマーシャルはいろいろあれど、セキスイハウスのコマーシャルだけが昔から実際にはない「架空の家」「架空の家族」を想像させてきた。

ポワンと浮かぶ「幸せな家庭」。

今の生活だって幸せなのに、想像の中では別の幸せな家庭がある。

頭の中が勝手に作っているのか、それとも誰かの家庭を透視しているのかしら。

あたたかい暮らしを思わせるコマーシャル。

他にもこうして架空の景色をたくさん想像している。

面白い景色だな。

誰もが想像の中で架空の人生を想像して、それが本当にあるもののように錯覚をしている。


投稿日:2012年12月13日

2012年12月13日

防犯を兼ねてガーデンライトを購入した。

家の南側はウッドデッキを置いて花を楽しんだりすることが出来るのだが、日が暮れると全く明かりが差さない暗いエリアになる。前から防犯ライトをつけたいなと思っていたが、外壁に穴をあける事が出来なかったので気にはなっていながらそのままにしていたのだった。

でも真っ暗。

人が隠れていても誰にも気づかれないような所なだけに、何か対策はないかと考えていたのだが、ついに丁度いいグッズを見つけた。

それは2方向にセンサーを持つガーデンライトで、電池で稼働するという手軽な物だ。以前、激安ということにつられて買ったソーラーライトは日中の太陽光が十分でなかったせいか、青い白い光を数分放つだけで全然使い物にならなかったが、今度は多分大丈夫だろう。

ウッドデッキの端に購入した2つをつけて夜を待ってみた。

すると・・・。

ポワン・・・。

あ、明るいわ!

前に買ったソーラーライトがあまりに使えなかったので、普通に明かりが点くと感動をした。

窓を開けるとポワンと2つが灯って、そして人気がなくなったと感じると数十秒後にポワンと明かりが消える。

私ん家はよく考えてみたら防犯上は抜け目だらけ。

凶悪犯罪の事件のニュースを最近テレビでよくやっているせいか、急に防犯について考えるようになったら、私の家はその気になれば簡単に侵入出来るような状況だなぁとあらためて思った。

年末に向けて、ちょこっと防犯対策を頑張ってみようと思う。

取られるような高価な物はないが、もし侵入者が居たらダンボは逃げられない。それが一番心配だ。

ガーデンライトが来て、より他が甘いことがわかった。

数年間何も考えずに過ごしてきたというのに。

今日は家の中に居ながらにしてまるで寝袋に入って野宿をしているような、急に危機感でドキドキする気分で床についたのであった。


投稿日:2012年12月10日

2012年12月10日

「ないないないない!」

「ないないないない!」

「あった〜!」

よ〜く私は忘れ物をする。一旦家を出てから家に戻ることなどはもう日常茶飯事なので、それも計算の上で出掛ける時間に余裕を持つようにしたし、いつからか忘れ物癖はもう直らないものだとして、あまり深く考えるのはヤメにした。

「ない」と言ってさんざん探したあとで手に持っていたり。

忘れないようにとしっかり手に持っていたはずなのに、「こんなところにっ!」と置いていたり。

または「戸締まり、完璧ね」と出掛けて家に帰って来た時に玄関の鍵を開けながら、すぐ横の大きな窓が網戸のままになっていたり。

あぁ〜〜〜っ!ということは数えきれないぐらい有り過ぎる。

もういちいち自分の中の記憶として残っていないぐらいの失敗をしてきた。

が、今日は久しぶりに「私の間抜けなエピソード」として記憶に残る失敗をしたのだ。

今日はとても寒い日。体調がこのところあまりよくないので、仕事にタクシーで出掛けることにした。配車をお願いして仕事場まで連れて行ってもらって、夜10時タクシーに乗って家に帰る途中のことだ。

気の早い私はタクシーに乗ると、降りる時の準備を早々に始めるのだが、今日は鞄のどこを探しても家の鍵がない。ポケットの中かしら?いや、もう一度だけ鞄の中を探してみよう。

車内で全部出してみたものの鍵、なし。

思い当たるのは、行きのタクシーの中で忘れたかそうでなければ鍵を締めた時に、そのまま鍵を抜かずに差したままかのどちらか。鍵がささっていれば家に入れるがそうでなければ今晩私は家には入れないということになる。

こんな寒い日に。

野宿出来るようなガッツはないのです。

不本意ながら家に鍵がささっていて欲しいと願ったが・・・。

いろいろ電話をした結果、行きのタクシーに鍵を忘れてしまったということがわかったのだった。

一つだけ道があった。

近所のNくんが助けに来てくれたらそれは叶えられる。

というのも。

以前、救急車のお世話になった時に自分で鍵が開けられなかったことで大変な思いをしたことがあったので、一つだけ鍵をかけていない窓があるのだ。だがそこは私にはちょっとよじ登ることが出来ない。誰かにお願いをするしかなく、少し前に電話をして「今どこに居るんでしょうか」と事情を打ち明けていたのだった。

結局新宿に居たという、ちっとも近所の人でなくなっていたNくんに来てもらって、スパイダーマンさながらのよじ登りをしてもらって、おかげで私は暖かい家に入ることが出来たのだが、その前は凍えそうになりながら半泣きになっていたのだ。

窓から侵入をしてもらったらダンボがエラく吠えていた。

番犬っぽい対応をしていた。

Nくん、お尻をかまれなかったかしら。

そういうところまで頭が回っていなかった。

でも無事一件落着。

助かった・・・。

ふぅ〜〜。
それにしてもどうしてこういう失敗をしてしまうんだろう。

時々、大きく人の助けを借りる失敗をしている。

Nくんに感謝しなくては。

スパイダーマンは自転車で颯爽を帰って行かれ、反省と感謝と共に深々と頭を下げたのであった。