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投稿日:2007年06月30日

2007年06月30日

動物を飼っている家では、ワンちゃんネコちゃん用の出入り口を特別に作っている所があるが、ウチはイタチも犬も教えてもいないのにスライド式の扉を開ける技を身につけた。
覚えなくていいものを。
犬のたくらみ。
私が留守にすると、その間にスライド式のドアを開けてイタチエリアに行ってイタチの餌を全部食べてしまう。
「あれ、どうして扉が開いているんだろう」
犬は知らぬ顔でベッドでスヤスヤと眠っているのだが、イタチエリアを見に行くと、餌箱が空っぽになり、その空になった餌箱におしっこをひっかけてその場を後にしているのを発見する。
かなしい。
私が”お留守番、寂しいかな”と少し後ろ髪引かれる思いで出て行くのに対し、犬の方は私が居なくなるのを本心は待っているのだ。「アイツが、出ていったら・・・」と、しっかり計算をして行動に移しているだなんて。
イタチ。
あんな小さい体でありながら、洗面所のドアを開けて入って行く。その奥の風呂場のドアは頭突きで開けるので私が風呂に入っている時など、急にドアが開くことがある。頭を洗っている時には「誰が来たのか」と、ドキっとするのだ。
風呂から上がると、犬が扉を開けてイタチの餌を平らげているのをまた知る。
最初出来なかったことをマスターしたおかげで、二匹は家の中オールフリーの自由を得るようになった。
”私が”動物が暮しやすい環境を作ってあげたかった。彼等は思っているよりも自分で自分の夢を叶えることが出来る。
今や私の役目はうんこ拾いと餌補充のみ。
動物達は更に進化をし・・・
「餌袋も自分で開けられるようになったし」
「トイレの流し方も、覚えただろ」
「もうアイツ、いらないか」
「おう、そうかもな」
そのうちに食われる気がしてきたのだった。


投稿日:2007年06月29日

2007年06月29日

今まで、音楽の場所では「再会」が多かった私だが、少しずつ新しい出会いも増えてきた。
2月に山口晶くんのライブで演奏をした時にイベントでご一緒させてもらったtajaの菜穂ちゃん。先日種ともこさんのライブに行った時に、偶然近くの席に座って帰りにご飯を誘ったのだが、話をしていたら結構近所だということがわかったのだった。
私は「同郷」「同い年」「近所」の3つのキーワードのいずれかに当てはまるとわかった途端に、基本内弁慶モードから無人島で人間に遭遇をした時ぐらい急に心を開く傾向にある。
ご飯を食べた時に彼女がくれた名刺に、「歌う魂のひと」という言葉が自分の名前に添えてあった。
いいなぁと思った。
そういう言葉を名刺の自分の名前の上に添えるというのには、勇気が要ることだ。
と、私は思う。
2月のイベントで彼女のライブを見せてもらったが、そうだ。私は短いステージで何か心が温まるものを彼女の歌に感じ、そしてその時から惹かれていたのだ。楽屋の通路で勇気を出して「よかったです」と小さな声で言ったことを覚えている。
それで今日はtajaのライブに観に行って、飛び入りで一緒に演奏もさせてもらった。
音楽の場所で、私が好んでそこに居たいのは澄んだ水を感じる音楽の場所だ。
オンステージ、オフステージ。
菜穂ちゃんは人が変わる。
でも変わらない点がある。
彼女を愛の人なのだなぁと感じた。
知り合えたら誰でもいいということはない。特に音楽に関係することにおいては。
ご近所さんだから、じゃなく。
行ってよかった。
清い水の流れている場所が好きだ。
そんな音楽が好きだ。


投稿日:2007年06月28日

2007年06月28日

ホタルの季節なのだ。
ホタルを最後に見たのはいつのことだったか。東京でも都心から少し離れたらホタルが飛んでいる場所はあって、ホタルが居る所の川の水は綺麗だと言われている。
どこで見ただろう。
子供の頃に見つけに行ったホタル。
フワっとすくって手をそぉっと開けると、綺麗な光を放っていた。
そぉっと放すと、また仲間の中に消えていった。
遠くまで旅をしに行くこともなく、決まった場所で飛びながら・・・・。
もう捕まえないよ。
ビックリさせないね。
この時期はホタルを見るツアーもある。
でも、遠くに見に行かなくても
飛んでいますよ。
ホタル。
太陽のような強さはなくても。
闇を照らす消えない灯りになるわ。
ホタルは女性。
女性的な生き物だなぁと私は思っている。


投稿日:2007年06月27日

2007年06月27日

家にあるもので、壊れかけのものが結構あるのだ。
洗濯機と電子レンジは、以前より増してゴーッという音を立てていて、「よかった、今日も使えた」と、無事動いたことにホっとしているし、掃除機はすっかりレトロなムードを醸し出していて、まだ使えることに感動すら覚えているのだ。
パソコン。もうこれもバッテリー交換をしないといけない。
携帯ももうかえ時。
デジカメはまだ使えたが、落としたのでかえることになり・・・、
時期を計算して買いかえるなど早めに手を打てばいいのだが、取り合えず壊れるまで使おうとするので、今騙し騙し使っているものがかなり増えている状態なのだ。
機材関係ではマスターキーボードともう一つ、ミキサーが不安定になりつつあって、これらは修理に出すと2週間位戻って来ないので壊れると特に困る。今日、調子の悪い機材の修理の件で電話をしたら、「その症状は基盤交換になると思うのですが、基盤が今入って来ないので、修理予定は2週間以上の未定になります」とのことだった。
壊れかけのものは、どんどん壊れる方に進んでいく。
一気に壊れる時期がやって来たら、どうなるの。
出費に泣き、修理待ちで作業ストップになるものもあり、新しい説明書達で混乱もするのだろう。
そのストレスは大きいのだ。
私ん家では、花に水をやりながら話し掛けるということよりも、電気で動くものたちに話し掛ける方が多い。
家の中に小さい神社がたくさんあるみたい・・・。
「どうかよろしくお願いします」
私は毎日家のあちこちで拝んだりお詣りをしている。


投稿日:2007年06月26日

2007年06月26日

二子玉川の先輩の家に打ち合わせに行った。通称「にこたま」は、お金持ちのマダムがお買い物に来るというイメージがあって、女性誌や午後のワイドショーでも、そういった特集の時によく出て来る街なのだ。
近くには多摩川が流れていて、ここは私の馴染みのある淀川に似ている。河川敷でバーベキューをするグループがいたり、犬の散歩や自転車で堤防を行く人が見れるのどかな一面もある。ドラマや映画で土手のある少し大きな川が背景にあれば、そこはほぼ多摩川だ。そう言えばB#の2枚目のアルバムの裏ジャケットの写真は多摩川土手で撮ったものだ。
”にこたま”は他に似た街がなく、駅の北側はお洒落エリアなのだが南側は温泉街のようなひなびた一角があった。大きな古い食堂があって、道も大きな道路がなく、玉川遊園地の跡に遊技施設が出来たが、それは私にとってのびわこタワーと同じ匂いのするものだった。そこには”いぬたま””ねこたま”というコーナーがあって、犬や猫に会えたり遊ぶことも出来、フェレットもここで見ることが出来たので、フェレットと暮らしていた私は前にフェレットを見に来たことがある。
お洒落でハイソでひなびていてのどかな河川敷のある、フレンチとてんぷらとバーベキューを並べて食べるようなてんこもりの街、「にこたま」。
今日は駅までキーボードの小泉さんに迎えに来てもらった。
駅の改札を出て、携帯で話しつつ小泉さんの車の所まで行く。北側お洒落エリアで先輩の車に乗せてもらい・・・・。
「にこたま、久しぶりなんですよ〜」
と、興奮していたら、
「今ね〜、再開発で反対側はすごいことになってるんだよ。今から通るけど」
温泉街っぽいエリアのことだ。
「ゴーストタウンになってるから」
車がガードをくぐって南側に出ると、
それはほんとうだった。
同じ時間軸にあると思えない景色、北側の洒落たムードは消え、店という店が軒並み店舗移転後になっていて廃屋化している建物が結構ある。
「えーっ、コレすごいですね」
駅前がこんなに荒れ果てているのもめずらしい。ターミネーターやダイ・ハードの次回作のロケ地としてぴったりという程、どうしようもない状態になっていた。
あのひなびた大きな食堂も店を閉めていた。
そして、荒れているのはその一角だけでなく、
「”いぬたま”や”ねこたま”もなくなっちゃったんだよ」
広い敷地の遊園地も消えていた。
「ここも、何かに変わるんですか」
どれだけの規模の再開発が待っているのか。
先輩の家までバス停が二つ分。
「この高校もなくなるんだよ」
「高校も!?」
結構な距離があるというのに、今あるものでなくなるものの話が尽きないまま先輩の家に着いたのだった。
駅前の店もなくなり、温泉街エリアもなくなり、遊園地もなくなり、学校もなくなり・・・
数年後にここはどんなことになっているのか。
帰りはゴーストタウンをちょこっと歩いてみた。やっぱり閑散としていて、荒れている場所を歩いても何も風情はない。
わびしくなってきた。
早く活気のある状態になってほしいなぁ。
と、胸が痛む。
再開発が終わって、ピカピカの街に変わる頃。
街はそんな私の心も知りもせず・・。
そして私は、丁度しなびるお年頃になるのである。


投稿日:2007年06月25日

2007年06月25日

三軒茶屋にてリハーサル。
”三茶”は渋谷からも近くて便利でかつ大きな町だ。私の生活圏からは少し離れていて、あまり来る機会がない町なのだが、246と呼ばれている大きな道路が走っていて、26階まであるキャロットタワーという三茶の目印となるビルが立ち、駅近辺は店なら何でも揃っている。
私はまずこの「三軒茶屋」という響きの方を先に知ったのだと思う。京都の嵐山や鞍馬のお茶屋さんが想像出来て、アスファルトの道が通っている感じはしなかった。
江戸時代はここは大きなお茶屋さんが三軒あったそうで、それが三茶の名前の由来らしい。座敷があって外でもちょっと風に当たりながら一服出来る場所があったようで、人々の休憩処だったのだ。多分当時もちょっと粋なエリアだったんだろう。江戸時代のオープンカフェがだいたい三軒もあった場所なのである。
少しずつ栄えていったんだろうなぁ・・・。
明治の頃には立ち飲み屋や駄菓子屋、とだんだん店が増えていったのだそうだ。
そうして電車が走るようになり・・・。
今は246の上を首都高速が上を走っていて、交通量もものすごい。トラックも多く通る都内の主要道路なので、近くに住んでいる人は家が車の往来で”揺れる”らしい。
江戸時代の人が今を見たら驚くだろうなぁ。今の人が江戸時代のここを見ても驚くだろうなぁ。
両方を見れたなら、私はどっちの時代の三茶に住みたくなるんだろうか。
砂利道はいいなぁ。
音楽スタジオはなかっただろう。防音設備でガンガン音を出している光景は、”チョンマゲ”の人にどう説明するのがよいのか。
スタジオの外から”チョンマゲ”が覗いていたら・・・。
”ぎゃーっ、ユーレイ!”
怖いのである。


投稿日:2007年06月24日

2007年06月24日

デジカメを買いに行った。
店内に入るとカメラがわんさか並んでいて、ここはお客さんもわんさか居る。一人で来ている人がもっと多いのかと思っていたが、デートで来ている人も多いみたいで、彼氏が彼女のデジカメを選んであげる風の二人連れが結構居るのだ。
昨夜の時点で「コレかコレかコレ」の所まで絞っていたが、取り合えずブラっと見てみる。
「お勧め!」や「当店売れ筋ランキング!」のポップが派手に張ってあって、機能がちょこっと記してあるが、それ自体あまりよくわからないのだ。
「何かお探しですか」
と、店員さんが声を掛けてくれた。
<おぉ、店員さん。声を掛けて下さってありがとうございます。>
店内ナンパを待っておったのだ。
<私は今日はデジカメを買いに来ました>
<だから売りつけて下さい>
最初に私に声を掛けてくれたこのヒトに売りつけてもらおう。そこでこの店員さんと話をすることにし、昨日だいたい候補にした3つ位の機種から選んでもらおうと思ったのだった。
昨日、無い”メカ知恵”を絞って選んだのは、いずれも2007年春以降に発売された新作だった。なんとなく書いてあることが素晴らしいような感じだったので、最新のを買えば間違いないだろうと思っていたのだが・・・・。
店員さんが「コレが絶対お勧めですね」と指したものは、そのいずれのものでもなかった。
店員さんが言うには、新作よりも新作ではないのに今も売れているものが信頼出来るということで、勧められたのはリコーのcaplioR6というデジカメだった。
「例えばどんな物をよく撮りますか?」
「花が多いです」
「だったらコレです!」
ものすごく近い距離でもクリアに写るんですよと言って、店員さんは自分の腕時計を実際に撮って見せてくれた。なるほど、1センチ位の距離まで来ても綺麗にピントが合っている。
「す、すごいですね」
「他にはどんなものを撮られますか」
次はスタジオやライブなどで写真を撮ることが多い。
「少し明かりの少ない所で撮ると思います」
「なら、コレです!」
と、先ほどの機種を目の前に再度出された。
「あとは手ブレしないものがいいです」
「なーら、絶対コレです!」
店員さんとの会話は3分弱。
「ではこれにします」
結局、昨日の候補に全く挙がっていない物を買っていたのだった。
電化製品と楽器は、私は催眠術にかかったかのように店員さんの言うとおりに「はい」と答えて「それにします」と言うクセがついている。こういうものはリボ払いで買うので、八百屋さんでほうれんそうが50円高いだけで「今日はほうれんそうはやめておこう」と思う金銭感覚とちょっとズレる。
「コレにします」と言ったら急に店員さんは冷たくなって、納品書みたいなものを私に渡し、「じゃ、これを持ってレジに行って下さいねー」とだけ言って、すぐ去って行ったのであった。
「え!これでさよなら?」
ナンパされた後で遊ばれてすぐに捨てられた女子ってこんな気分なんではないだろうか。
フン。
あんたが思う程軽い女じゃないわよ!
心を開いてあなたについて行ったのに・・・。
途中で火種がボトっと落ちてあっけなく終わった花火のような二人の関係であった。
しゃーない。
あなたとの間に出来た子は、私が一人で育てるわ。
そうしてレジに行った。
昨日、デジカメを失ったことで相当自己嫌悪に陥っていたが、それから24時間も経たない今日新しいデジカメを手に入れた。
女は強いのである。


投稿日:2007年06月23日

2007年06月23日

よく物をなくす。
どこかで落とすのだ。
昔からそういう傾向にあって、気をつけているにもかかわらず、コンスタントに落とし続けているのだった。
ピアスに家の鍵、サングラスに買ったばかりの服、傘は置き忘れで失い・・・。カバンも歩きながら落としていたことがあった。
「置き場所を決めてそこに戻す」
「アクセサリー類は細いチェーンでなく、ガッツリしたタイプの物にする」
大事にしていたバングルタイプのブレスレットも少し前に落としてしまい、ようやく心の整理をつけられたばかりだったのに・・・。
ガックリ。
今度はデジカメを落とした。
月曜日のライブの日だったので、ライブハウスにも渋谷の警察にも問い合わせたが届けはなく、会社の車の中も譜面や機材関係の袋の中も、それから家の中もさんざん探したが結局出てこなかった。「きっと見つかる」と今日までは前向きな気持ちでいたが、もう探せる場所はない。
またやってしまった。
はぁ〜〜っ・・・。
ショックで今日はさすがに仕事がはかどらず、集中力散漫で夜の10時頃まできてしまったのだった。
もう一回会社のY氏に電話をした。
「やっぱり、どこにもないみたいです・・・」
今日は山口晶くんのライブで、電話の向こうはもう打ち上げで盛り上がっていた。
酔っ払い達は明るい。
「なくしたんなら、新しいのを買おう!」
「わはははー」
「もう、見つかんないって」
「それより、下北に今から来ないー?」
「わはははー」
電話を切ると、
”新しいのを・・・買う?”
”そうか。”
”そのとーり!”
どうしてこんなに急に切りかわるものなのか自分でもわからないが、急にこういう単純モードに入る時がある。
”じゃ、一刻も早く新しいのを買おう”
その後は、新しいデジカメを調べる時間に費やし、仕事はやらなかったがその日の最後はすっかり新しいデジカメの情報通になっていたのだった。
「よーーーし」
「明日、デジカメを買いに行こう!」
「希望の機種は、コレかコレかコレ!」
「色はこの色!」
「早く寝なくっちゃ!」
落ち込んだ時は、酔っ払いに電話を掛けるに限る。
人間、あれほど暗かったのがここまでハッピーになれるものなのだ。


投稿日:2007年06月22日

2007年06月22日

待ち合わせの時間より少し早く着いたので、駅のエレベーターを降りたところにある靴屋さんにフラっと入ってみた。
「新商品入荷」
ここ1〜2年は先が尖っていて、ヒールが低いものが流行のようで、それに靴下を合わせるという私にとっては妙な組み合わせを電車の中でもよく見掛けるのだ。
更に髪はお団子ヘア。
足元と頭が”おばちゃん〜おばあちゃんの定番”を、若い女子達がしているのが不思議でたまらない。
新作コーナーを見ると、おばあちゃん靴がズラリ並んでいた。
やはり今の流行なんだ。
<ばーちゃん家に行けばあるじゃん!>
と、思うのだが一ヶ所やはり”ばーちゃん”のとは違う点がある。
裏をめくればその違いに会える。かかとの面積が小指の爪の大きさ位に小さいのである。ヒールが低いのに、履くとぺたんこなわけではなく、かかとだけはピンヒールと同じ面積しかないので、私には益々手が遠退く靴になるのであった。
みんな女性達は靴を買う時、どれぐらいのハードルを越えてその靴を買っているのだろう。
パターン1
「可愛い→買う」
パターン2
「可愛い→値札を見る→買う」
パターン3
「可愛い→ヒールの高さチェック→値札を見る→買う」
パターン4
「可愛い→ヒールの高さチェック→ヒールの面積チェック→値札を見る→買う」
私はパターン4に属するので、チェック項目が増えてなかなか靴を買うという行動に出られない方なのだ。
靴屋さんにて。
私は靴をペロっとめくり、値札もペロっとめくり、そしてたいていは店を後にする。
欲しい物に出会えなかっただけだというのに、店内の商品を「めくる」行為がどうも後ろめたく感じる。
両足分あるんだから、一つは常に裏を向けておいてくれると、私にとってはめくるものが減ってほんの少し罪悪感も減ってくれるのだが・・・。
どの靴屋さんに入っても、同じ行動をしている。
「新商品入荷」でも変わらない。
靴屋さんの靴の置き方は、全国同じなのである。


投稿日:2007年06月21日

2007年06月21日

テクマクマヤコン、テクマクマヤコン。
ゴキブリよ、いなくなぁーれ!
小鳥さんやお姫さまに変身出来なくていいから、私は別の魔法が使えるようになりたい。
ゴキブリよ、いなくなぁーれ!
今日、家の斜め前でデカいゴキブリが踏みつぶされて死んでいるのを見つけた。
ど、ど、ど、どよ〜〜ん。
このサイズの物がもう俳かいしているのだ。
なんで死んだの。
なんでぺしゃんこなの。
誰かに意図的につぶされたんだろう。
アナタノ、オウチハ、ドコデスカー。
いっぱい家の周りにコンバットを置いたのに。
コンバットの中のエサを食べて、そうしたらそのゴキさんが家に帰ってしたウンチを食べたゴキさんも死ぬのだと・・・・。コンバットの説明には書いてあった。
食べなかったの?あのエサは。
ゴキブリ仲間の間では、子供だましな罠なの?
どうなの。
ぺしゃんこのゴキと私は少しの間、会話を試みたが、ゴキは口を割ることはなかった。
生きているのを見ても、死んでいるのを見てもどっちの姿であっても私の心は暗くなる。
コンバットを置いたが、近所のゴキブリ一家はまだ一個も食していないのだ。
ゴキブリは頭がいいと聞く。
もしかしたらコンバットなどを置いたことで、余計にケンカを売った形になっているかもしれない。
アンタタチ、ドレグライ、アタマガイインデスカ。
タトエバ、字トカ、ヨメルンデスカ。
どうせならそこまで進化しておくれ。
お向いの家の表札に「セールス、勧誘お断り」という札が張ってある。
うちは「ゴキブリ、お断り」を張りたいのである。