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投稿日:2007年06月07日

2007年06月07日

花粉症の季節が終われば、マスク姿よりもっと怪しい格好のヒトを目にするようになるのだ。
サンバイザーを深く被り、
長袖の上着もしくは肘から下を何かで覆い、
手には手袋をし、
足はズボンを履いている。
そして
そのヒトは住宅街やスーパーの辺りに出没し、
ほぼ、自転車に乗っている。
角っこから急に出て来られると、もう見慣れたとはいえ、やはり毎度一瞬「何事があったのか!」とドキッとさせられるのだ。
その完全防護服は、現代の鎧カブト。
この鎧カブト軍団は、5月の天気のいい日から出没する、暴走族よりも力を持つ紫外線防備おばちゃん達のことである。
「日焼けが怖いわ〜」
世の中で怖いものは日焼けだけ。不思議と同じ女性でも若いヒトでこの格好をしているヒトはなく、40代以上で一番多いのが50〜60代ではないだろうか。
だからあの格好をしている人を見ると、”若い女性ではない”ということが判別出来る。美を気にするのであるなら逆に意地でも鎧を着ない方がいいのではないかと思うのだが・・・・。
今日は知人女性が完全防護服を身にまとっていた。
黒いサンバイザーを深く被り、「でもね、こっちからはよーく見えるのよー」と黒仮面をこちらに向け、話す。
”そんなに覆わなくったってねぇ・・・・。”
去年までの私は鎧さん達に対してそう思っていた。
が、
「私もそれ、欲しい〜!どこに売ってるんですか〜」
と、言っていた。
IMGP7596.JPG
何が境界線であっち側に行ってしまったのか。
私も今年から軍団の仲間入り。
「今年、一年目の新人です。」
「よろしくお願いいたします!」
怖いもんは日焼けだけ。
一軍の先輩達に続け。
鎧をつけるといざ、軍団達はスーパー激線区に出掛けてチラシという地図を頼りに今日も戦うのである。