月別アーカイブ : 2014年9月

投稿日:2014年09月27日

2014年09月27日

携帯、今日は忘れちゃだめだよ。

と、自分の心ん中に再確認をして出掛ける準備をほぼ終えた。

その時に。

はめていると思っていた腕時計がないことに気づいたのだった。

「またかいな!?」

昨日、れいちゃんに「一分後に携帯に電話、お願い!」と頼んで確かに腕時計を見ながら私は駐車場に出掛けたのだ。その前にお風呂に入っていたので、私はお風呂から出て腕時計をした。ということは、腕時計を意識して外したのでなければ腕時計は私の腕にひっついているはずなのだ。

無意識に外したのかしら。

ありそうなところをさんざん探したがない。

寝ている時に外れたか。

ベッドのあたりも探してなし。

んもう!二日続けて「ないないないない」って何をしているの、私。

携帯と腕時計とだったらダメージとしては腕時計の方がまだマシなのかもしれない。今度こそ家のどこかにあるんだから今日はあきらめて出掛けましょう。

と、今日はいさぎよくあきらめて出掛けることにしたのだった。

家を出て駐車場に向かい・・・。

すると。

昨日携帯を見つけた助手席側の車のドアの外のアスファルトのところに何か光るものがあるではないか。

ファットイ〜ズザーット?

ないないないないと探していた腕時計だった。

座席の下をガサガサやって携帯を見つけて喜んだと同時に腕時計を落としていたと思われる。

腕時計を見つけて大ラッキー!

一気にすべての悩みが消えるってやっぱり素晴らしい。

それにしても。落とし物が本当に多い日々なのである。


投稿日:2014年09月26日

2014年09月26日

家に帰って鞄を開けたら携帯が入っていなかった。

車の中に落としてきたんだわ。

駐車場まで歩いて1分程度。面倒臭いなぁと思いながらダンボを連れて車まで行く。

大抵は座席の下に落ちているのだ。

運転席か、助手席か。

だが今日は探してもなかった。後部座席の足元もかなり手をガサガサしたが見つからない。

「ということは、やっぱり鞄の中かぁ」

と、家に戻る。

家の中に入ってもう一度鞄の中を探してみる。

ない。

無意識に出して充電したのかしら?

ない。

無意識に机の辺りに置いたのかしら。

ない。

「やっぱり車ん中だわ」

そこでもう一度ダンボを連れて駐車場に向かったのだった。

<何しに行くんだよぉお〜>

と、ダンボはやや反抗的にイヤイヤついて来る。

ダンボを助手席に乗せて本格的に探すことにした。車のドアポケットに入り込んでいないかしら。後部座席の機材に紛れていないかしら。譜面を入れたバッグに入っているんじゃないかしら。いや、座席の下をもう一度くまなく探すのが一番だわ。

這いつくばって探す私を冷ややかに見下ろしている犬。

ちょっとね。携帯をね。探していてね。

しばらく粘ったがなし。

そうだ。家に帰って鞄から本棚に置いた譜面のクリアファイルに紛れて入ったんだわ。あの中を見ていなかった。

だが、ダンボと家に帰りながらなんだか侘しくなってきた。だって先月までは家にIP電話を引いていたのだ。でもあまりに使うことがないからといって解約したのだが、そういえば携帯をなくした時に家の電話から掛けて携帯を探していたんだった。

もう、それさえ出来ないというのね。

家に帰ってまたもう一度探したが、それでも携帯は見つからなかった。

急に悲しくなってきた。

携帯がないだけで急にひとりぼっちの感じがしてきた。

どこにあるの。私の携帯。

シ〜〜〜ン。

静まり返った部屋で。私はすごく不幸な気分でいっぱいになったのだった。

しかし。

いつまでも体育座りをしていじけていたって誰もこの状況を打破出来ないのである。ずっと無人島にいるわけにいかんのである。

そうだ。facebook!

キーボードの牧野麗ちゃんが立ち上げてくれたB#メンバーのグループメールに、携帯をなくしたので誰か私に電話をかけて〜〜!と書く。お〜〜い。誰か〜〜〜。見ておくれ〜〜〜〜。

すると。

麗ちゃん登場!返事をくれた。

早速家にあるかどうか。電話を掛けてもらう。

し〜〜〜〜〜ん。

家にはない!

「ごめん、今から一分後にまた電話してもらえる?駐車場に行くから」と、頼んだら今度は家の鍵がないことに気づいた。

かぎ、かぎ、かぎ、かぎ。

どこ?

と慌てていたら机の上にあったお菓子の袋がやぶれて床に散乱する。

んもう!こんな時に!

鍵はしばらく探して見つかった。

「ごめん、今から一分後によろしく!!」

と、頼んで駐車場に行って車の中で座っていると・・・。

<ブー、ブー、ブー>

携帯の音がする!!

さんざん探したはずの助手席の座席の下にちょっと変わった角度で携帯が引っかかっていたのだった。

麗ちゃんと電話で話す。

電話で人と話せるのがこんなに素晴らしいことだったとは!

帰り道、ものすごくハッピーな気分になった。

こんなに幸せな気分が得られるのもめずらしい。

ええのんだろうか。ほんまに、こんなんで。

さっき、めっちゃ私は女々しかった。

ほとんど泣きそうになっておった。

あかんやろ。

私達は携帯に支配されている日々を送っている。

携帯がないと不幸な気分になるほど依存しているのである。


投稿日:2014年09月25日

2014年09月25日

神田蘭さんの公演の稽古まで少し空き時間が出来たので、東京駅近辺で気になっていたエリアに行ってみることにした。

去年引っ越すまでは東京は山手線のだいたい西エリアがだいたい出掛けるエリアだったのだが、今の家に来てからはそれまで行くことがほとんどなかった東エリアが今度は近くなった。これを機会に今まで足を伸ばしたことがなかったエリアに行ってみたいなと思っていて、「日本に旅行に来ている」気分で街巡りを楽しんでいるのだが、これから探検したいのが丸の内、有楽町、銀座エリアなのだ。

今日は丸の内ブリックスクエアに行ってみた。

中庭にはオープンテラスのカジュアルイタリアンのお店があったりちょっとした庭園になっていてベンチなども置かれていて素敵な空間だ。

気になったお店がECHIREというお店で中に入るとクロワッサンや焼き菓子、ケーキが売っていた。とても気になったのは最近食べている「カルピスバター」よりちょっと値段が高い「エシレバター」。と言っても、ユニクロでカーディガンを買う値段より安いので買ってみようと思ったら・・・。家に帰るまでの時間がちょっとありすぎて保冷剤をつけてもらっても溶けてしまうということだったので今日はあきらめた。

それにしてもクッキーが結構ないいお値段だった。

可愛いお店。

また今度来よう。

三菱一号館美術館は今日は休館。来月17日からミレー展があることはチラシにあったが、それまでずっと休みなのかしら?よくわからない。

建物が素敵だったので中に入ってみたいなぁと併設されている「cafe1894」に入ってみた。クラシカルな雰囲気。とっても天井が高い。

私の席の横には家具があったのでそこについている引き出しを開けてみたかった。大人なので我慢したが素敵な引き出し、開けたくなるような引き出しだったのだ。

だいたい私は昔から神戸や横浜にあるような外観がレンガの建物であったり、自由が丘のお洒落なテラスレストランみたいに中庭があったり、異人館エリアにあるようなクラシカルな場所に弱いのである。嬉々として吸い込まれて行くのである。三拍子揃った「好きなテイスト」にコバエのようにプ〜〜ンと飛んで行ってしまうのである。

楽しい探検。

東京の東エリアは古い立派な建物がめちゃ新しいビルと共存している。

日本に旅行に来ているみたい。

今度はどこに行こうかな。

探検は続くのだ。


投稿日:2014年09月24日

2014年09月24日

今月は来月にある神田蘭さんの公演の曲作りと直し、そしてその一週間後に京都であるB#ライブの準備で作る作業が多かったが、ようやく作る作業ももうすぐ落ち着きそうなのでホっとしているのだ。

久しぶりのバンドでのライブは一人でやるライブと違って、メンバーの顔が見えた状態で”あんなことがしたいな”とか”コーラスはここは誰と誰に頼もうか”ということを考えたりするのが、とても新鮮だ。

一月に久しぶりにB#メンバー揃ってのライブをして、秋にはワンマンでライブとしようと盛り上がってから随分時間があると思っていたけれど、9月に入ってからその時間がより一層早まったみたいだ。

当時と違うなぁと一番思うことは、関西と東京にメンバーが離れた状態でいてもfacebookのグループをキーボードのれいちゃんが作ってくれたおかげで、打ち合わせや譜面など細かいやり取りを密に出来るということだ。思った以上に毎日細かい打ち合わせが出来ている。「あ!」と思い出したことをマメに伝えることが出来る。昔は夜中に電話・・・だなんてなかったことなので、メンバー同士離れて暮らしていても打ち合わせは出来ることがわかった。

リハーサルもライブ前に三日間終日あるので、来月は一週間近く実家で過ごすことになりそうだ。

今は父親も施設で暮らしているので空き家になった実家。

庭のきんもくせいがもしかしたら丁度いい匂いのする頃かもしれない。

今日は新曲のデモと譜面をみんなに送った。

とっても簡単なデモ。

でもみんなの音が入ってくるときっとこのデモがいい曲に変わると思っている。

リハーサルが楽しみなのだ。


投稿日:2014年09月23日

2014年09月23日

外来日。

採血を終えて、診察までの空き時間に神田明神にお参りに行く。秋になって神馬のあかりちゃんもまた戻ってきたのでのどかな境内だ。

お参りを終えてから血液内科の診察を受ける。

数値的には今日も「赤血球」と「血小板」の2種類の輸血を受けることになったのだが、先生から”新しい薬を使ってみませんか”という提案をもらったのだ。

それは「血小板」の数値を上げる薬。

私の病態がこの薬が使える病気に一致するという考え方もあり、それで前は見送ってきたのを今回試してみる価値があるということで、思わぬ扉が開いたのだった。

血小板はこのところ毎週10000以下で、輸血を受けても一週間後には6000〜7000というギリギリの数値だった。血小板輸血は自己抗体が出来るともう輸血を受け付けなくなる。そうなったらもう手だてがないのだなぁと、あまりそのことは考えずに「今日」を過ごしていた私にとって希望の光。薬でもし血小板が上がってくれればもう一つの赤血球輸血はしなくてはならなくても、例えば前みたいに10日間の旅行にも行けるのだ。

免疫抑制のATG療法も骨髄移植も、胸腺腫があるからもう出来ないと言われてあきらめていた。あとは何か私の身体に奇跡が起きるしか方法はなかったというのに・・・。

新しく始まる薬でまた希望を持って行こう。

献血でいただいている命をつないで行こう。


投稿日:2014年09月01日

2014年09月01日

外来日。

赤血球と血小板の輸血を終えてから、神田蘭さんレビュー講談の初日打ち合わせ。

稽古は日本橋エリアになるので、今月は日本橋でお気に入りの場所を見つけたいなと思って打ち合わせまで時間があったので、先日アートアクアリウムを観に行ったコレド室町でちょっと寄り道をする。

お盆明けに来たときはすごい人出だったが、今日は空いていた。

前回、来て「お、いいな!」と思ったのが地下にあるパン屋さん「GONTRAN CHERRIER」と製菓と製パン材料の店「富澤商店」。この二店にまず行く。ゴントランシェリエは、バゲットを買ったらすんごく美味しかった。今日はイートインでチーズのパンとバタークリームのパンを食べてみたらこれがまた美味しかった。

そして「富澤商店」。ここは製菓、製パンの材料、粉ものの種類がとても豊富。調味料や豆やきびなど、やはり粉系が充実していて、パンを家で焼く人やお菓子作りが好きな人が来たらなかなか店を出られないのではないだろうか。粉を眺めているだけで私もパンが作りたくなったのだ。

また来よう。

楽しいなぁ。

稽古の度にちょっと早く来て日本橋を楽しもう!

打ち合わせが終わると、今日は10月の初旬ぐらいの空気を感じた。

素足が寒いだなんて感覚、そう言えばこんな感じだったな。

タイツを履く季節の気温だ。

今日から9月。

そうか、もう9月なんだ。

すこしずつ、こんな空気が当たり前になっていく。