少し前に都内某ガソリンスタンドでガソリンを入れたのだが・・・。
帰ってから領収書を見て納得が行かないのだ。
ガソリンのレギュラーが1L、175円となっていた。レギュラーガソリンでそんなに高い所は見たことがない。今都内では安いところで145円ぐらい、多く見かけるのが155円前後。すごく高い店だなと思ったとしても165円ぐらいで、175円と言ったらハイオクの値段に相当するのだ。
ガソリンの赤ランプがついたので、早めに入れておこうと思ったことから走っていて最初に見つかったところに入ったのがそもそもの始まり。
「ガソリン、レギュラー満タンでお願いします」
よかった・・・。
ちょこっと道を間違えて永田町の辺りから通ったことのない道に私は紛れ込んでしまっていたのだった。ガソリンを入れてもらってそれでついでに道も教えてもらおう。
店の看板にはそう言えば、値段を表記するものが出ていなかった。
うちの近所でも値段表記がない店があるが、そこは確かに高い店であった。
「ガソリンの燃焼材、入れてます?」
店の爺さんが言った。
「え?知らないです」
「入れておいた方がいいですよ。一度も入れていないみたいだから」
よくわからないが、入れないと困ったことになるような話し振りだったので、入れてもらうことにした。
今から思うとアレも本当に親身になって言ってくれたのかどうかはわからない。
レシートには確かにレギュラーと書いてある。
あの爺さんの顔が、なんだか水戸黄門に出てくる悪代官の顔に被ってきた。
レギュラーガソリンのリッター175円は高いと思う。
もしかして日本一高い店で入れてしまったか。
ランチで1800円使っても「たまにはいいわね」と思える私。
しかしガソリンはいつもリッター154円で入れているのが175円になると、ものすごく損をした気分になる。
「たまにはいいわね」とは思えない。
あれからず〜〜っと。
ガソリンスタンドの前を通る度に値段チェックをしては、騙された気分が続いている。