月別アーカイブ : 2011年10月

投稿日:2011年10月31日

2011年10月31日

いつからハロウィン。
この10年ぐらいずっと思ってきたことだが、さすがに10年にもなるともうハロウィンにも慣れてきたのだ。あの顔色の悪いカボチャのお化けも怖くない。人気のなかったグミだっていまでは普通にコンビニで年中売られるようになった。
どす黒いオレンジ色やどす黒い紫色や黒の飾り付けも「シュミが悪い!」という目で見ることももうなくなって、私も丸腰で過ごしている。
いたのだが・・・・。
今年はついに仮装をして練り歩くイベントなるものに移動中に遭遇することがあり、これには驚いた。
こんなに盛り上がる行事になるとは思いもしなかった。
だったら・・・もう31日は祭日にしてしまおう。どうだろう。いっそ。
それにしてもこの歴史が浅すぎる日本版ハロウィン。
やっぱり私には違和感がある。
仮装してへんちくりんな恰好で街を歩くことは出来るのに、近所の人に挨拶は上手く出来ない、なんてことになっていなければいいのだが・・・。
渋谷で見たハロウィンの仮装。もしも外国のニュースが取り上げたとしたら、恐らく私達が中国の偽キャラクターの映像をニュースで見た時と同じような”なんか違う”感がプンプン漂っているのである。


投稿日:2011年10月28日

2011年10月28日

前の家に居た頃はあんなにお散歩を嫌がっていたダンボも、今ではすっかりお散歩好きになった。
「お散歩いこうか」
の言葉に歓喜のあまりピチピチ飛び跳ねている姿は歓びがあまりにわかりやすくて笑える程なのだ。ダンボは首輪が大嫌いなので、とっても我慢をしながら首輪をされる間耐えていてそれがまたおかしい。嫌だけど、このあとに大好きなお散歩が待っているから・・・という気持ちでいるんだろう。陸に上がった魚みたいに今度はベッドの上で横になってピチピチと跳ねるのだった。
首輪をしたら、いきなり「行くぞ!」体制になる。そうして玄関のドアを開けたら本人の敵である近所の猫にまず飛びかかろうとするのだ。当然、猫はたいがい家の前には居ない。散歩時、9割は誰もいない家の前という状況なのだが、ダンボは毎回見えない敵に向かってまず飛びかかるのだった。
「いないよ。猫ちゃんは」
そして家の前の道を公道に向かっていつものように歩き出したのだが、今日は角のところでバーニーズマウンテンドッグを見かけた。バーニーズマウンテンドッグは大きな犬でチワワとはサイズが全然違うのだが、ダンボはその大きなワンちゃんに向かって飛びかかろうとしていた。
内弁慶のダンボは「自分のエリア」では大変強気なのである。身の程知らずの暴れん坊なのだ。猫にも強気、大きなワンちゃんにも強気、自転車にも強気、オレ様なんだぞという風にシッポをピンと立てていさましく歩いている。
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が、「自分のエリア」から離れてしまった時、彼のシッポはお尻の下にキュっと仕舞われてそれからはどんなに小さいワンちゃんが近寄っても目を合わせず、猫ちゃんに見つめられても気づかないフリをし、木の葉が風に吹かれて音を立てただけでシッポを巻いて走って逃げる弱虫くんになるのだった。
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帰りは「自分のエリア」に戻ってきても、エラそうにすることはなく、ひたすらおとなしい犬として帰ってくる。
行きはドーベルマンの如く、そして帰ってきた時は魔法が解けたように恐がりな犬になって。
ダンボはお外に行っていつも人格が変わって帰ってくるのである。


投稿日:2011年10月26日

2011年10月26日

数年前からトラックボールを使っていて、今やすっかりトラックボールに慣れたのだ。
最初にトラックボールを見たのはレコーディングスタジオにて。重たそうな球を操作してエンジニアさんが作業をしていて、それは子供の頃に見たタクシーの運転手さんのギアチェンジの姿がやけに職人さんに映ったのと似ていたのだ。
めずらしく機器に対して男の子みたいに「カッコいい!」と思ったものの一つがトラックボールだった。
前に使っていたものがスムーズに動かなくなっていたのを騙し騙し使ってきたが、いよいよ矢印一つ動かすにも大変になってきた。見てみたらパーツが一つなくなっていてそれで新しいのを買うことにしたのだった。
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ケンジントンのスリムブレード。
ちょっと値段が高いなぁと思って一つ安いタイプのものと迷ったが、使う頻度も高いし結局使いやすいものがいいなと思って口コミで絶賛されていたこちらのタイプを購入。結果的に大満足だった。ボールの動きも適度な重みが指に伝わりつつ、スムーズに反応してくれるので本当に使い勝手がいい。
家スタジオも、私にとって作業しやすい環境になってきた。
もうすぐトラックダウンをする曲のデータ修正、新しい私の相棒だ。
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投稿日:2011年10月24日

2011年10月24日

足指を骨折してから、毎日ぺたんこ靴を履いている。
元々、ヒールの高い靴は履けなかった。よくつまづいたりくじいたりするので、ヒールなら6センチまで、7〜8センチになると遠出はキツい。一瞬ステージで履くだけなら9センチぐらいまで頑張れるが、前につんのめったような靴を履いて歩くだなんて難しいことはもう一生ないだろう。
ぺたんこ靴を履くと私は外出時、身長の高さ155センチぐらいになる。
しかし、世の中の女性の平均身長は今や高くなり、いつの間にか私は背が低いグループに入ることとなり、その時点で既に並んだら小さいのである。その上これらの女子達が8センチヒールや12センチヒールを履いて歩くのだから、電車で隣りになった女性との身長差が思ったより大きいことに我ながら驚くのであった。
”小柄で可愛い”となればよいのだが、どうも私の場合”ちんちくりん”になる。
ぺたんこ靴になると”ちんちくりん”具合がより目立つのだ。
まぁ、歩くのはすごくらくちんなのではあるが・・・・。
世の女性達は一体いつからあのような高いヒールが履けるようになったのだろう。自転車に乗る練習と同じぐらい、あれを履くには何らかの修行が要るのだが、それをいつどこで習得したのかが私にとっての謎なのだ。
高いヒールを履き慣れている人は足元、骨折要注意。
折れたらぺたんこ靴での生活が数週間は続き、その間違和感で一杯になる。
普段3〜6センチヒールで過ごしている私でも相当違和感を覚える。子供の目線ってこんな感じなのかな?ぐらいの変化に気づくほど、ヒールの高さは目に映る世界を変えるのである。


投稿日:2011年10月21日

2011年10月21日

昨日の夕方、ベッドの柱に右足の指をぶつけた。
「ボキッ」
たいした勢いではなかったのだが、足指の人差し指と中指のちょうど間に柱が当たった恰好になって、多分中指を痛めたのだと思う。
見てみると右足の中指が右に斜めになっている。
戻るかなぁと思ったが、お風呂に入っても戻る風でなく・・・。一日経っても斜めのままだったので、今日整形外科に行ったら中指が骨折しているということだった。
こんなに簡単に折れるものなんですか。
普段足の小指をぶつけて痛がっていたのと、ほぼ変わらない痛さだったのだが、力の掛かり具合が悪かったのだろう。ボキッと音がした時に折れたのだ。
治療は隣りの真っすぐな指を利用して固定テープで隣りの指にまきつけて3週間過ごすというもので、また来週レントゲンを撮って様子を見るということだった。
なあんだ、簡単なものねぇ。
と、思っていたのだが・・・・。
家に帰ってからのこと。
さぁ、データの仕上げをするぞと楽器を弾き始めてふと、右足の中指は鍵盤を弾く時のダンパーペダルを踏むのに重要な役割を担っていることを知った。
足の中指って大事な仕事をしていたのね。
左足でダンパーを踏んでみる。ゆっくり弾く分にはまぁまぁ左足でも行けるのだが、本気でちゃんと弾こうとすると手の指までが自由度が下がってしまい、なんとも中途半端な演奏しか出来ないのだった。
演奏は手の指だけでしていると思ったら大間違い。足の指がこんなに演奏に影響を及ぼすとは・・・・。
今、真面目に左足でダンパーを踏む練習をしている。
なんだかつたない感じです。
ある意味、ものすごく初心に帰っているともいえる日々になりそうなのである。


投稿日:2011年10月18日

2011年10月18日

柳原加奈子がいじわるな笑みを浮かべて
「あなたねぇ・・」
一呼吸を置いて、私に言った。
「みんなから嫌われてるのよ」
「え!みんなから?」
「そう、全員から」
「え!全員から?」
彼女が言うには、私は友人知人全ての知り合い全員から嫌われているということだった。
ショックだった。
知っている全ての人から嫌われていたということはもちろん、「全員から」嫌われていたことに全く気付かなかった自分の鈍感さにもショックだった。
まったく、妙な夢を見るものなのだ。
目が覚めて夢だと知ってホっとした。
それにしても私の脳みそはなんていじわるな夢を考えるのだろう。
それに「100かゼロか」「白か黒か」と極端すぎる。
眠って疲れが取れる時もあるが、私は眠っている最中にとっても疲れる日が年に何度かあるのだ。


投稿日:2011年10月17日

2011年10月17日

今月は新しくきたマイクで歌や楽器を録音している。
BlueというメーカーのBottle Rockets Stage1、とても気に入っているのだ。
本当は同じメーカーのBaby Bottleが欲しくて6月に購入したのだが、入荷予定日が度々変わって8月末には11月入荷予定に変更になっていた。その時に入荷が度々遅れたお詫びとして一つ上の機種を選んでもいいと交換の代案をもらったのだった。マイクは好みも大きいので一つ上の機種が自分に合うとは限らないのだが・・・・、結果3機種のうちこのBottle Rockets Stage1は、当初欲しかったBaby Bottleよりも私の好きな声質だったので、今はとても満足をしているのだ。
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昔は自分の声のかすれたところが嫌だった。マイクによってヘッドフォンから聞こえて来る声が全然違うので自分の声に戸惑うこともあったし、そういえば録音の時は、エンジニアさんが違っても何故かたいていのスタジオで「中域がよく出るマイクにしましょう」というようなことを言われてマイクを変えられていたので、マイクによってはエラく痩せた声になってしまっていたのかもしれない。
今はふくよかな声に録音もしたいが、昔嫌いだった「かすれた成分」が不思議と嫌いじゃなくなった。とにかく最近家にやってきたマイクは私の声にすごくマッチしているので、早く本格的に歌録りをしたくて楽しみになってきたのだ。
12年ぶりのレコーディング。今は身体的には歌が最大の難関になったが、技術がすごく発達したおかげで自分の曲をまた形にすることが出来るようになった。
並行して進めている数曲も、いい演奏をしてもらっているので、仕上げに向かって頑張りたいのだ。


投稿日:2011年10月15日

2011年10月15日

仕事中に父から電話がかかってきた。
その時は電話に出られる状況ではなかったので、後で掛け直そうとその時はやりすごしたのだった。
その後2時間ぐらいして時間が空いたので電話を掛け直したのだったが、父が言うには何回電話をしても私が出ないので、また入院でもしたのではないかとさっき会社のY氏に電話をしたということだった。
心配かけてすみません。元気にやっています。
ところで私が把握している父からの電話はさっき携帯に掛かってきた一本なのだが、何日間に渡って家に電話していたりしたのだろうか。
父に聞いてみた。
「何回も掛けてきはったん?」
「そうや」
「私全然気づかなかったわ。いつ電話くれてたん?」
「さっきや」
「うん、さっきは知ってる」
「出えへんかった」
「うん、それから?」
「ん?」
「他の日にも電話掛けてくれてたんでしょう?」
「出えへんかったし入院したかと思たわ」
「いつ?一昨日?昨日?」
「そんなんは、してへんよ」
「何回もくれたんじゃなかったっけ」
「何回もしてへん」
「え!電話くれたのさっきの一回だけ?」
「そうや」
話がおかしいのである。あまりにエラそうに言われるので、父の話の矛盾点を突くタイミングを失ってしまったが、父は2時間程前に私に電話を掛けたその一回しか電話をしていなかったのだ。
で、その時に留守電だったため、その後1時間ぐらい経った頃連絡がつかないことでイラチが炸裂してしまい、Y氏に「娘に何回も電話をしたが出ないのですが、娘は元気にしてますか」と電話をしたのである。あとでY氏に電話をしたら「何回も電話をしたが繋がらない」と父は言っていたらしい。
昔から話が大きい人ではあったが、ついにはこんなになってしまった。
娘からの電話には愛想なく「今忙しいねん」と言ってすぐに切ってしまうというのに・・・。
かつて、父は信号待ちの時に前の車にコツンとあてたことがあった。当然前の車の人が出て来て父に「今当てましたよね」と怒って来たのだそうだが、その時父は「あんたが後ろに下がってきたんやろが!」と激怒して追い返したらしい。前の車の人はそのまま首をかしげて去っていったのだが、母の話だと父がブレーキを踏んで居た足を離していたらしい。だが、父は本気で前の車が下がってきたと思っていたのだから、真面目に激怒していたのだった。
はぁ〜〜あ。
父は。何度も私に電話をしていたのだろう。
まぁY氏に謝れば、あとはたいしたことではないのだが。
たまに「この人虚言癖があるのかしら」と訝しげに感じながら、泳がしてしまう人がいるのだが、父も大いに疑問に思いながら大目に見て泳がせている一人なのである。


投稿日:2011年10月09日

2011年10月09日

私達はTシャツに英語のロゴが書いてあるのを結構着ている。
でもそれらはには一体何が書いてあるの。
どんなことを書いた服を着て、私達は街に出ているの。
だいたいの人は自分の着ている服に何が書いてあるのか意識をしていない。買った時には文字をデザインのような感覚で見ているので、気にしていないのだ。そうしてそのまま海外に行って”変なTシャツ”を着ているヒトとして見られているかもしれないのだ。
逆に日本語が書いてあるTシャツだと文字を読んでいる。で、”侍”などの文字が入ったシャツを着ている人は「海外からの旅行者なんだ」と認識をする。
春にフランスに行った時、老舗の有名百貨店に「SUPERDRY」という英国のメーカーのショップがあったが、覗いてみたら店内に置いてあるポロシャツやお洒落なTシャツのほとんどに日本語で「極度乾燥しなさい」という文字が大きく書いてあったのでびっくりしたのだ。
「極度乾燥しなさい」という日本語って・・・一度も使ったことがない。
お洒落な店員さんとお洒落ショップ。服もお洒落なのに惜しい。「SUPERDRY」なので直訳ロゴのつもりなんだろうが、もうちょっと考えて日本人も買えるような言葉にすることは出来ただろうに・・・。
日本でコレを着る勇気は出なかった。
店員さんと目が合ったがびっくりした顔のまま店の前を通り過ぎたっけ。
そういえば、家にあるTシャツも”読んだ”ことがなかった。
なので、衣替えをして僅かに残っていた夏物の服の中から探してみたら、”GOING MY WAY”と書いてあるものと、犬の服で”ビバリーヒルズクラブ”と書いてあるのを見つけた。
やっぱりちょっと笑えた。
外国では日本語ロゴがクールなのだそうだが、Tシャツロゴは自国の言葉でない方が着やすいというのは世界共通のことかもしれない。
マイケルジャクソンも「藍染」とでっかく書いたジャケットを着ていた。
日本人の私の目から見れば、それは藍染め製品ではなく普通のGジャンだったのである。


投稿日:2011年10月07日

2011年10月07日

夏の終わりに陶芸体験をして3つの器を作ったのだが、完成品が出来た。
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先月の浅草でのライブの時に展示をして、それで今は家で使っている。
ちょといびつでも器だと味に思える。ミシンで縫い物をしていびつになったら、すごく不器用な感じがするのに土ものは仕上がりがおおらかだ。
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一緒に体験陶芸をしたあっちゃんの作品は器の間口が広かった。
Y氏はとても実用的な形のどんぶり3種類。
私のは3つ共間口が小さめのものを。
3人並んで同じ指導のもとに同じタイミングで作ったというのに、感性が全く違って面白かったのだ。
また機会をつくって陶芸をやってみたい。
街で器を眺める時、「こんなのも作ってみたいなぁ」と思うようになった。
体験するということは目線も変わるのだなぁと思うのだった。