日別アーカイブ : 2008年4月10日

投稿日:2008年04月10日

2008年04月10日

「母の日のプレゼント特集」の見出しをよく見るようになった。
母が居た頃は毎年、「もうすぐ母の日だなぁ」と思っていて、大人になってからは花を贈ることが多かったと思う。
何を渡しても、母は「ありがとう。お母さん嬉しいわ」と笑った。
”照れる気持ち”の後ろに決して隠れない。相手の気持ちを考えて「ありがとう」が言える。「お母さん」はみんなそういうところがある。すごいなと思う。
今はネットで注文をして贈り物をする人も多くなったが、飛行機のチケットみたいに早割を歌い文句にしている店があったり、あとは一回の注文で母の日と父の日の分をまとめて承りますよというところもある。
が、結局毎年同じ物になったとしても、私はギリギリまで「あれでもない、これでもない。これがいいかしら、あれもいいわね」と考える方なので、時間に余裕を持って物を選ぶということは出来ないだろうなぁと思う。
生きていたら母は70代。母がどれだけおばあちゃんになっても、私には敬老の日より母の日の方がしっくりきていただろう。
「お母さんの居ない人は白いカーネーション」という少し残酷な文化はいつの間にかなくなった。
沢山のプレゼントがある。
「白いカーネーション」だけが、母の日の贈り物リストに見なくなった。