投稿日:2009年04月27日

2009年04月27日

お隣に住むご婦人は、旦那さんを亡くされてから一人暮らしをしておられる。息子さんからもらったネコちゃんが去年だかに同居人になったみたいで、時々動物の会話になることがある。
「ジャンボは元気?」
私がいつも「ダンボ!」と叱っている声で、名前を覚えて下さったんだろう。しかし、惜しかった。ご婦人には「ダンボ」でなく「ジャンボ」と聞こえていたのだ。
確かにチワワにしてはジャンボサイズなのだが、冷静に見れば子犬サイズの大きさなので、「ジャンボ」となれば完全に名前負けしている。
当のダンボは「ジャンボ」と呼ばれると反応をしている。私が「バンビ」と呼んでも反応をしないので、「ジャンボ」は「ダンボ」に近いらしい。
「ジャンボは元気?」
「はい、元気です」
いいよね、別に。
ジャンボでも。
私も3年間お世話になったゼミの先生に、「吉田さん」と呼ばれ続けた。女子生徒が数人しか居ない中、名前を覚えてもらえないってどういうことなんだろうと思ったこともあったが、「吉川です」と言い直すことにも、あまり意味を感じなかったので、「吉田さん」を満喫させていただいた。
ダンボの名前は血統書上では「エキサイター・オブ・アライ」。”新井さんちの刺激的なヤツ”という妙ちくりんな名前だ。
ダンボにジャンボに新井さんちの刺激的なヤツ。
いろいろ名前を持つ、贅沢な犬なのである。


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