投稿日:2015年12月25日

2015年12月25日

毎回、入院にはきっかけがあったのだが、今回のきっかけは「歯ぐきが溶けた?」ことからだった。

その2日前、朝起きて鏡を見ると口の中が血だらけになっていた。血小板の数値が低くなっているからだろう。何度か濯いだのだが、その日は一向に治まらない。しかも鮮血は増えていっているようす。

どうしよう。方法は?

あまり過度に何かすることがよくないのかもしれない。そこで気にしないように放って置くことにした。

しばらく我慢してまた洗面所に行くと。

次の濯ぎの時には鮮血と共にヒモのようなものが口から出てきた。

何だろう、これは。

気持ち悪くなって捨てた。

それから2時間は何も起こらなかった。血小板が低くて、止血出来ないことで歯ぐきが少し傷んだんだなという解釈で落ち着いた。だが2時間後急にまた口の中に異変は起こる。

締まっていたはずの歯ぐきのあたりがグニャっと陥没して、1センチ角ほどの薄い皮膚が突如現れたのだ。何度か濯いだが口の中に気持ちの悪い生物がいる。なにこれ?しばらくしたら薄い皮が口の中に残ってそれ以外のものはどこかに隠れてしまった。まるで捕まった蛸が逃げたかのように。

その2時間後、症状は一層ひどくなった。口の中が溶けていく感覚になり、ちぎれて口中に残ったものが、中サイズのナメクジのような肉片だった時には、ようやく我慢して治るものじゃないんだと病院に電話をしたのだった。

やはり血小板減少が原因。その日は救急外来で血小板輸血を受け、2日後に白血球減少で入院となる。

いつも、入院のきっかけは予想もしていなかったことから。なのである。


“ 1 件 ”のコメントがあります

  1. びびよん より:

    大変でしたね。
    僕は「歯牙周囲炎」(正式な病名ではないけれど診断書にはそう書かれました)で、一時は週に一度ぐらいの頻度で歯茎を切開して排膿してもらっていました。切られた後に帰宅して鏡を見ると、歯が血だらけでホラー映画のようになっていました。痛いし。みきさんは痛みは無かったのでしょうか?いや、そんなはずは無いですよね?早く症状改善することを祈ります。

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