月別アーカイブ : 2015年8月

投稿日:2015年08月29日

2015年08月29日

初旬にはあんなに毎日が暑くて
このまま涼しくなる日が来るのかと想像もつかなかった。

あっけなく、涼しくなるものだ。

今年は足音にも気づかずに、秋がやってきた。


投稿日:2015年08月25日

2015年08月25日

TOKYO FUNKYGIRLS SHOWCASE vol.42本番日。

女性が圧倒的に多いイベントなので、出演者がリハ時間に向けて集まって来ると、地下の窓のない空間もいつもより華やかだ。一回でも一緒に音を出した人だと、不思議な親近感がわいてくるもので、先日のリハではじめましてとご挨拶をした若手の女の子達も身近に感じる。

イベントの楽しい所は、出会いがあるということだ。

音楽友達は「イベント」で知り合ったことがきっかけになっていることが多い。私もほぼ「イベント」がきっかけで今の音楽仲間と知り合った。20代に知り合った仲間は特に最初はライバルから始まって、それでいつ頃からか仲良くなって、その後はかけがえのない友に変わっていったりしたのだ。

私が担当した1部出演の女の子達はそれぞれみんな知り合いみたいでよかった。最近はそういう機会に恵まれずに、音楽友達と出会えないボーカルの子も居る。やっぱり「出会い」に勝るものはないのだと思う。

2部のボーカリスト美月さん、MISUMIちゃん、zoocoさんはアーティストとしての活動以外にもレコーディング、ライブサポートから何でも百戦錬磨の人達、リハ、本番共に観せてもらったが、本当に素晴らしかった。

主催の丸山さん、ありがとう。お疲れさまでした。

そしてハッピーバースデイ。

出演したボーカリストみんなから、丸さんへ花束のプレゼントが贈られた。


投稿日:2015年08月21日

2015年08月21日

25日に三茶で丸さんこと丸本修氏主催の女性ボーカルを集めたイベント、TOKYO FUNKYGIRLS SHOWCASE vol.42があるので昨日、今日とリハーサルでスタジオに来ている。

一部が若手の4組。丸さんのベースと私のピアノが演奏で、2部はベテラン4組で、演奏は丸さんのベースとギターは石井完治さん。昨日と今日は1部に出演する人達とのリハだった。

今の若手の人達は私達が若手だった頃にくらべて、ボーカルが圧倒的に上手い。小さい頃から洋楽をしっかり歌いこなせて表現力も繊細なところまで捉えている。すごいなぁと思う。今はフェイクが上手く歌えなくても、あれは水泳の飛び込みと同じ。繰り返し勇気を持って飛び込んで「あぁ。今日は角度が悪くて腹打ちがすんごく痛かった」だとか、「ほんのちょっといいフォームで水に入れたと思う」とか。

何度も何度も身体と頭を使ってやっていくうちに、自分なりの「持ちパターン」が出て来る。

上手いと周りに言われても自分ではまだ何かが足りないと思って、目標を立てたりちょっと挫折を味わったり、またちょっと自信をとりもどすことが出来たり。

一緒にリハをして音を出すと、みんながみんな、真剣に「自分のやり方」を信じて思い切りやっているのがわかって、本番では私もその真剣さに同じぐらい真摯に演奏をしなくちゃなぁと思った。


投稿日:2015年08月18日

2015年08月18日

ウォーターサーバーを設置してもらってから1年が過ぎた。

綺麗なお水には興味はあったが、ウォーターサーバーってそんなに必要かしら?

まぁとりあえずはお試し程度に・・と軽い気持ちで頼んだのだが、これが使ってみたらとってもよかった。冷たい水、熱いお湯が使いたい時にすぐ出るってこんなに便利だったの?

それ以来、飲み水や湯で水などは全てウォーターサーバーに頼ることになった。

だが、このウォーターサーバーのボトル交換。私の力でははっきり言って重たい。

新しい水に交換するときは結構な「挑む」気合いで行かないと交換作業が出来ないことが多いのだ。胸ぐらいの高さの給水口にボトル水を逆さにしてスポッとさす。身長的にこれが一気に出来ないので、誰か家に来てくれそうな日にお願いしたりしているのだが、もうこれ以上はボトル交換せずに過ごすのはいやだなぁと思うようになってきた。

よし、久しぶりに今日は一人でやってみよう。

まず1箱、新しいボトルをサーバーの近くに持って来る。

ボトルを箱から出そうとするが、持ち上げられなかったので箱を横に倒してジリジリと中身を引きずり出す。ふぅ〜っ。はぁ〜〜〜っ。

次に横に倒れた箱を台にして、ボトルを台に乗せてみた。

横では高さがあまり稼げていなかったので、ボトルを一旦戻して箱を縦にしてボトルをもう少し高くすることに成功。これで一気に踏ん張ろう!

しかし・・・・・。

肩に乗せた時点で腰がぐらぐらで足がふらついて、「ファイトー!」と思い切り大きな声も出したが、あともうちょっとというところで力尽きてしまった。

はっはっは〜〜〜〜〜っ。
ふっふっふ〜〜〜〜〜っ。

もうダメ。

今日はもう無理。

こんな設置が大変だと年を取った人達にはもっと大変なんじゃないかしら。

だって今のだけでも腰や膝にうんと負担がかかって、しばらくへたばって寝ていたんですよ。

1時間程して、今日最後のトライとして根性でやってみたら運良く「ポーン」とボトルが上がってくれてそれでセットがなんとかできた。

すごぉ〜い。

がんばったなぁ〜。

でもこんなこと、もう出来そうにない。

ウォーターサーバーの水が少なくなってくると、何故か思い切って使う事ができない。助け人の確保が出来ないと、節水してカサカサ生活に繋いで行く。

交換は命がけ。

ボトルセットが出来る筋肉のおもちゃみたいなの、ドンキホーテで売っていないかと想像してみたりするのであった。


投稿日:2015年08月10日

2015年08月10日

月曜日。

祝祭日で病院が休みでない限り、私は外来に通う曜日だ。で、最初に行くのが採血室。

採血室に行くとまず診察券を機械に入れる。

診察番号の紙が出て来る。

電光掲示板に出ている、ただ今採血中の人の番号を見て「あと何分待ちかぁ〜」とだいたいの待ち時間を考える。

待合室の椅子に座る。

ここまではいつもと変わらない景色だった。

「がんばれがんばれがんばれがんばれ」

「がんばれがんばれがんばれがんばれ」

一息で四回「がんばれ」を続けるだけの肺活量の男の子が、ママの採血を隣りで応援している。背丈はママが座って採血を受けているより、まだ低い。幼稚園か大きくても小学1〜2年生ぐらいだろう。

クスっと笑った。

「がんばれがんばれがんばれがんばれ」

ママはその後無事に採血を終えて、男の子の応援の声もしなくなった。

私の母は私が物心ついた時から身体が病気がちだった。母は不安を私に口にすることが多く、それがトラウマになってしまい、母が亡くなることが異常に怖いことのように感じるようになっていた。神様に毎晩お願いをし始めたのもこの頃だ。

男の子は「がんばれがんばれ」と大好きなママを応援しながら、とても頑張った。

お母さんの病気は大事に至らないものだといいね。

私のママもなんだかんだあったけど、あれから66歳まで生きたよ。

お父さんに大事にされて幸せだったよ。

人はそんなに早く死なない。

私も今は、そう信じて暮らしている。


投稿日:2015年08月05日

2015年08月05日

去年の春頃のことだったろうか。私はランチタイムにナンカレーのお店に来ていた。だいたいこういう店は店主が現地の人だったりする。日本語で話しても大丈夫。通じるので困ることはないのだが・・・。

食事の後、お水のおかわりをもらおうと手を挙げたら、店主らしき人が私の席にやってきて「なんのかおり?」と尋ねてきた。

意味がわからずきょとんとしていると、再度「なんのかおり?」と尋ねられた。

「なんのかおり?」って「何の香り?」って言われているの?私。

香水もヘアケアグッズも、香りものは身につけていない。

私、なにか臭いのかしら?と、だんだんくつろいでいる自信がなくなってきたのだった。

皿を指してもう一度、店の人は言った。

「なんのかおり?」

香り、香り、香り・・・・。しばらく考えてようやくわかった。

「ナンのおかわり?」

「イエス、ナンのおかわり」

ナンのおかわりはいかがですか?ということだったのだ。

「あぁッ、ナンのおかわりは結構です!」

「あぁ、わかりました」

ニコニコしながら店の人はまた去って行ったのだった。

日本語は難しい。

おかわりだったら水がほしかった。

あら?そうだった。私が店の人に手を挙げて伝えようとしたのは「お水、おかわりいただけますか」ということだった。

なんだかもう一度手を挙げる勇気をなくしてしまった。

そして、店を出たのであった。