投稿日:2010年05月05日

2010年05月05日

今日はこどもの日。
屋根よ〜り〜高〜い、こいの〜ぼ〜り〜。
近所の公園には大きなこいのぼりが下がっていて、前に住んでいた善福寺の公園も池の端と端をロープで渡して、こいのぼりがたくさん池の上に下がっていたのだ。
屋根より高いこいのぼりを持っている家は都会では少なく、だがミニこいのぼりがマンションのベランダの軒に飾られるようになってきたように思う。
本物の鯉ぐらいの大きさのこいのぼり。ふと見つけたときには、ここの家には男の子がいるのかな?と思いながら前を通りすぎたりするのだが、そんな時はなんだかほっこりした気分になる。大きさは結局関係ないなぁ。気持ちはそういうものじゃやっぱり計れないなぁと軒下のこいのぼりを見て思うのだ。
こいのぼりは江戸時代に始まった日本の風習なのだそうだ。だから、今ぐらいの時期に外国人が日本に旅行に来たら、こいのぼりは不思議なものとして目に映るだろう。
「ホワッツ??」
こいのぼりの説明が面倒臭くなった人は「アレハ、サカナノ、ハタデスー」と答え、「ゴガツニ、カザリマス」とものすごく話を短く済ませようとするだろう。
そして本国に帰ったその観光客の外国人が、今度は日本で撮った写真を友達に見せていると友達が聞く。
「ホワッツ??」
あまり説明をされなかったこいのぼりのことを思い出しながら・・・・、「サカナノハタヲ、ニホンデハ、MAYニカザルンダヨ」と説明をする。
「フ〜ン、デモ、ナンデ?」
友人は聞く。
「ウーーーーム」
苦し紛れに魚から連想して、魚や米などの食物や作物の豊作を願ってこういうものを日本では吊るしている、という見解になっていくのかもしれない。
こいのぼりが春風に揺れる風情。
日本で育ったのであたりまえの景色となったこいのぼりなのである。


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