投稿日:2011年04月03日

2011年04月03日

最近、「@日で劇的に@@が上手くなる」というタイトルのメールが頻繁に送られてくるのだ。
「ピアノが上手くなる」「ギターが上手くなる」「トランペットが上達する」と楽器が多いのだが「ダーツが上手くなる」というメールも来ていたっけ。
本当に上手くなるの?
私みたいなズボラでも。
楽器に関しては特にヤル気がない。だって友人知人はこれらのプロなのだ。おかげで「上手い」ことに関しては耳が肥えてしまっていて、「上手くなる」ということは友人のプレイのようなことが出来るようになることだと錯覚してしまっているからタチが悪い。
「私、全然上手くならないじゃない!」
当たり前なのである。私だって4歳から鍵盤楽器を触っているので、長年の練習でようやく今難なくコードが弾けたり8小節ぐらいのソロが弾けるようになったのである。
ところが本当に魔法のように弾ける体験を、そういえばしたことがあるのだ。
以前、ギタリストの稲葉さんの家に遊びに行った時、部屋に何十本もあるお宝ギターを見せてもらった時に少しだけ触らせてもらったのだが・・・。
その時に「絶対にギターは弾けない」と頑なに言っていた私に、「まぁまぁ、ちょっといいから持ってみて」とギターを渡し、そのまま稲葉さんは「ここをじゃぁ押さえてみて」と言い、言われた通りに押さえてあと二つぐらい何か指導してもらった通りにやってみたら、3分後かっこいいギターリフを弾いている私が居たのだ。
めちゃくちゃ嬉しかったのだ。
というか、稲葉さんは最高に教えるのが上手かった。魔法がかかったみたいにリフを弾いていたのだから。
「@日で上達する!」のメールには心を開けない私だが、本当に上達させてくれる先生は居る。
もし「ギターが上達する!」のメールの送り主が稲葉さんだったら、私は生徒になりたいのである。


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