投稿日:2011年06月07日

2011年06月07日

今週はレコーディングデータを完成させるべく、割と家で作業をしている。
最近は家でデータを作ることが出来るようになった分、一人でやる作業も多くなったので作る以外の「確認」作業にも結構時間がかかり、私は特にこの「確認」作業が苦手なので苦戦しているのだ。
苦手というより、惜しい失敗を「確認」作業でしていることが多く、データを渡したあとにとんでもない初歩的なミスをしていて大幅に作業を戻して再度やりなおさなくちゃいけないケースを割と踏んでいる。自分一人でやり直す分ならグッタリしながらやり直すだけでいいが、時々他人も巻き込んでいるのだから始末が悪い。なるべくそれは避けたいと「確認」作業を失敗分も含めてより回数を多めにしているので、余計に一人で地味な作業時間が長くなっているのだった。
もともと一つの所にジっとしていられない性分なのだ。だいたい私が鍵盤楽器に触れることになったのは、あまりに落ち着きのない私を少しでも座っている時間を持たせたいと、母親がオルガン教室に強制的に入れたがきっかけだった。それまで私は犬みたいに繋がれて散歩をしていたのだ。
まだ字も読めない、書けない頃から「ジっとしていられない」状況だったのだから、元々本質がそこにあるわけで、大人になった今はさすがにだいぶ我慢してジっとしていることは出来るようになったが、一人ジっと座っての確認作業は私にとっては修行みたいなものなのだ。
会話のあるレコーディングってやっぱりいいなぁ。
厳しいことを言われてスタジオで泣いたことも一度や二度ではなかったが、今となってはいい思い出。
無人島な部屋で今はレコーディングの詰め作業中なのである。


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