投稿日:2011年12月12日

2011年12月12日

スーパーの前にワンコが繋がれていた。
傍を歩いていた女の人が近づいて行くと、シッポを振っていたので飼い主さんなのかなと思っていたら、ただの通りがかりの人だった。
女の人が行くと、ワンちゃんはまた姿勢を戻してお座りをした状態で、スーパーの入り口の方を見つめていた。
割とこういう風景は目にする。
飼い主さんが消えて行った方をずーっと見ている。
他の人じゃなく飼い主さんじゃないとダメなんだろう。
大きなワンちゃんも、ちいちゃなワンちゃんも、目を凝らして健気に待つ姿。私が犬に惹かれる理由の一つなのだと思う。
普段、家の中では冷たいダンボも外に出たらちょこっとコンビニで用事をしている間や図書館に本を返すほんのわずかな時間でも、ずっと私を見ている。少し不安な表情が見えると「可哀想だな」「早く戻らなきゃ」と気持ちが急く。
<私が居てあげなくちゃだめなのかなぁ>
「犬」という生き物は私のおせっかい心に触れる存在だ。
飼い主さんが早く戻ってくるといいね。
健気に待つ、お留守番の犬を見るといつもそう思う。
寒くなってきたよね。
ダンボに早く会いたいな。
ワンちゃんの後ろ姿にチラっと最後に目をやって、帰り道私の心は恋しい気持ちに覆われたのだった。


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