投稿日:2007年06月09日

2007年06月09日

小学生の頃、初めてカセットテープで録音をした自分の声を聞いた時、私も「自分の声って本当にこんな声なのか!」と驚いた。
自分の声は自分が聞いている声とは違う。録音をした自分の声を聞いて「こんな声じゃない」と言い、周りの人に「そんな声だよ」と言われて”嘘〜〜っ、なんかショック・・・”と、ガッカリする人は多い。私もその内の一人だった。
だが、慣れた。
ラジオやCDで自分の声を聞く機会が増えたおかげで、”自分はこんな声なんだ・・・”の回数が増え、そのうちに”自分の声”を認識するようになったのだと思う。
今日はラジオの収録日。
今日はどうしても新曲を持って行きたかったので、今朝出来たばかりのホヤホヤ、「あじさい」を持って行った。
「今日は、あじさい色の服ですね」
と、ディレクターのK氏に言われた。
ほんとうだわ。
意識していなかったけれど。
DSC00756.JPG
私の話し声はいつの間に母にそっくりの声になった。
母も手術をした後片方の声帯がマヒしたが、私もまさか同じ道を辿ることになるとは思わなかった。
「変な声になっちゃったわ」と母は気にしていたが、声が割れる感じや裏返るところもソックリになって、私は自分の声が母の声に思える時がある。
私は母の声を別に変だとは思っていなかった。
今日は収録日。
そして母の命日。
話は相変わらず上手くならないけど。
元気で外に出てこうしていますよ。
お母さん。
母の声で私はマイクに向かってしゃべる。
渋谷の午後がおだやかに過ぎていった。


“ 2 件 ”のコメントがあります

  1. 徒歩約16分 より:

     久しぶりに書きこします。
     そうですね。テープなどに自分の声を、録音して、それを聞き返すと、こんな声だったのかと、びっくりすることありますね。
    みきさんの声が、母の声に、似てきたということですが、お母さんの魂が乗り移ったのかなあ? くれぐれも、無理して、体調を崩さないでくださいようにしてください。

  2. 吉川みき より:

    そうそう。自分の声って、思っていた声と違うんですよね^^あとは自分の顔も鏡に映る顔なので、本来の左右逆転で見てるんですよね。
    今月は暑かったり、雨が降れば少し寒かったりするので、徒歩16分さんも体調を崩さないようお過ごし下さいね。

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