投稿日:2007年06月19日

2007年06月19日

打ち合わせで市ヶ谷に行った。
市ヶ谷は急な坂になっているエリアがあって、ここの坂はかなりの傾斜なのだ。
常々思っていることが、女性の高いヒールのこと。あれを履くことにより”疑似坂道体験”になる。あれは特殊技能靴だと思っている。男性がもし履いてみたら立ってジっとしていることでさえ難しいことに気づくだろう。私もヒールの高さは7センチになると厳しい。が、実際には10センチ近い高さのヒールの靴を履いている人も多いのだ。
疑似坂道体験靴で本当の坂道を歩くとどうなるのか。
市ヶ谷の坂はかなりの急勾配。上る時はヒールの高さがフォローして素足は平らになるのだが、下りは坂が二乗になり、体は実はすごく妙な働きを強いられることになるのだ。
この辺りは、スーツ姿の仕事中と思われる男性女性が頻繁に行き来している。
見た目、汗を拭きながら歩くスーツ姿の男性の方に「おつかれさま」と声をかけたくなるが・・・・。
既に坂道な靴を履き、坂道を涼しげな顔で歩く女性を見て、私は敬礼する。
<お、おつかれさまです>
いくらビールを飲んでも、ビール腹にならないヒト達。
携帯で誰かと話しながら、坂のことなど気にもせずにかろやかに歩いていく。
”アナタタチ、スゴイデスー”
私はぺたんこ靴でペタペタと行きながら、もう一度敬礼。
みんな「マドンナ」に見えてきた。
疑似坂道体験靴で坂道を下りている女性は腹筋背筋共に、非常に鍛えられているのである。


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