投稿日:2007年06月29日

2007年06月29日

今まで、音楽の場所では「再会」が多かった私だが、少しずつ新しい出会いも増えてきた。
2月に山口晶くんのライブで演奏をした時にイベントでご一緒させてもらったtajaの菜穂ちゃん。先日種ともこさんのライブに行った時に、偶然近くの席に座って帰りにご飯を誘ったのだが、話をしていたら結構近所だということがわかったのだった。
私は「同郷」「同い年」「近所」の3つのキーワードのいずれかに当てはまるとわかった途端に、基本内弁慶モードから無人島で人間に遭遇をした時ぐらい急に心を開く傾向にある。
ご飯を食べた時に彼女がくれた名刺に、「歌う魂のひと」という言葉が自分の名前に添えてあった。
いいなぁと思った。
そういう言葉を名刺の自分の名前の上に添えるというのには、勇気が要ることだ。
と、私は思う。
2月のイベントで彼女のライブを見せてもらったが、そうだ。私は短いステージで何か心が温まるものを彼女の歌に感じ、そしてその時から惹かれていたのだ。楽屋の通路で勇気を出して「よかったです」と小さな声で言ったことを覚えている。
それで今日はtajaのライブに観に行って、飛び入りで一緒に演奏もさせてもらった。
音楽の場所で、私が好んでそこに居たいのは澄んだ水を感じる音楽の場所だ。
オンステージ、オフステージ。
菜穂ちゃんは人が変わる。
でも変わらない点がある。
彼女を愛の人なのだなぁと感じた。
知り合えたら誰でもいいということはない。特に音楽に関係することにおいては。
ご近所さんだから、じゃなく。
行ってよかった。
清い水の流れている場所が好きだ。
そんな音楽が好きだ。


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