投稿日:2007年07月07日

2007年07月07日

野村佐紀子写真展に行った。
野村さんは本の出版の時、お世話になったカメラマンだ。「モノクロの男性のヌード」が野村さんの一番多い写真で、いつか「あまりいやらしくないですね」と感想を言ったら、「いえ、私はいやらしい写真が撮りたいんです」と、師匠がアラーキーであることを感じさせられる返事をもらったことが印象に残っている。
小柄で少年みたいな野村さんだった。
もう何年ぶりかなぁ。以前にも写真展に伺ったが、その時は会えなかったので、今日は会えたらいいなと思って出掛けたが・・・。残念、今日は来る日じゃなかったので会うことは出来なかった。
神楽坂には数回来たことがある。一度は神楽坂祭りをやっている時に丁度来たことがあって、懐かしいなぁと思っていたら、町はその神楽坂祭りの準備が始まっている時期になっていた。
京都と似た景色はないが、独自の佇まいの感じがあるこの神楽坂は京都を思い出させるので、知らない場所にやって来た緊張が何故かないのだ。
RIMG0149.JPG
雨が降りそうな、でもたまにお日様が出たり、そうかと思えば、ポツポツと小さな雨つぶが空からこぼれて来たりと、緩い坂を下まで歩くまでに天気はコロコロと変わる。
神楽坂祭り、もうすぐか。
RIMG0153.JPG
短い「京都」の道を下って行ったら、突き当たりで突然「東京」の景色に戻った。
道路の向こう側は、なにごともなかったかのような日常の世界。異次元のドアがこの通りにも見えた。
京都ももう祇園さん。
今年も「もうすぐ」と、町はお祭りの匂いのする時期になった。


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