先日、ドラッグストアのトイレットペーパーコーナーで、「nepinepi」という種類のを見つけた。
あやうく「nepia」製品と間違えるところだったのだ。なんとなくロゴの感じも一見「ネピア」に思えるこのトイレットペーパー。でも、事前にその日は気付いた。よって、騙されなかった。セーフ。
トイレットペーパーが、あまりにガサガサの紙質のものの時、私はトイレでふと虚しくなる。シングルかダブルかのこだわりはないが、トイレットペーパーはある程度フカフカであって欲しい。これが私の暮らしのちょっとした決まりごとなのだ。
類似品は”それ”より紙質がいいということは考えられない。
nepinepiを買わなくてよかった。
ほっ。
”ところで。一体どこが、こんな類似品を出しているのかしら・・・・”
ペロっとめくってみた。
すると、商品の製造元は「ネピア」。意外や意外、「nepinepi」は、類似品ではなかったのだった。
前の家で一緒だった同居人は、子供の頃”おかん”に「adidas」の何かを頼んだら、「adios」を買って来られたということを数年前にも思い出して、あらためて悔しがっていたのだ。
”これ「adidas」じゃないの?”
”違う!”
こんなやり取りをしたそうで、子供達には”3本ライン”は周知の目印なのだが、おかんには4本ラインが「似せもの」であると映らず、同居人にとっては二回の検品ミスを犯したダメおかんに思えたのだろう。
類似品に騙されたら、間抜けなおばちゃんの証し。
俊敏なおばちゃんを目指す私としては類似品検知アンテナは鋭く立てているのだ。
「nepinepi」は「ネピア」の品。
う〜〜〜む。
商品の隅っこに「nepinepiは、類似品ではありません」と書きたい衝動にかられる。
”ネーミングをかえる必要はあったのか”というのが、個人的な感想なのである。