梅雨明けはまだだが、今日はもう真夏なのだ。
今日は確か隅田川の花火大会だったのではないだろうか。そして神楽坂でもお祭りをやっているはずなのだ。
しかし、あまりの暑さに早くもバテてしまい、今日は洗濯をするのが私のやっとのイベントとなってしまったのだった。
子供の頃はバテなかった。生活の上では大人よりも風邪やゲロ吐き率が高かった子供時代だったのに、なぜか夏には「私、夏バテみたい」と言ってへたりこむということはなかったように思うのだ。あんなに日に焼けて夏の日差しを浴びても、私は夏の空の下を思い切り謳歌していた。それどころか、夏の間に出来なかったことが出来るようになったりと成長までしていたではないか。
例年、私は夏になると少し病気の具合いが悪くなる。室温も適度な温度に設定をし、日中にむやみに出歩くことも控えて注意して過ごしているにもかかわらず、調子が落ちる傾向にあり、今週の火曜日ぐらいからワンランク体調が落ちているのは実感としてある。
横になって窓から空を見上げる。
もう世の中は夏休みだ。
青い空は知っているのかな。今日は夜になると自分がキャンバスになって、花火が綺麗な絵を作ることを。
観に行きたかったな。
子供達は目一杯夏に遊んだから、成長をした。だから、まだ成長をしたい大人は、やっぱり「遊ぶ」ということに、時間を作るのがいいのではないかと思うのだ。
夏は子供だけでなく大人も遊んだほうがいい。
そんな気がする。
うー。
しかし夏バテで早くも、私のすごろくのコマはとまる。
だけど。
この夏が終わった時に、少しだけ背が伸びていたいな。
目を閉じて思うのだった。