投稿日:2013年05月07日

2013年05月07日

ナイアガラフィールズ滞在2日目。

今日も晴れ。気温も過ごしやすそうだ。

今朝はホテルの朝食バイキングに行く。レストランの窓際の席は滝が見えるいい場所だ。一人だとなかなか特等席には案内してもらえないが、それでも滝は眺め られる。スクランブルエッグとクロワッサンとフルーツとヨーグルト。ハムとベーコン。オレンジジュースとコーヒーは運ばれて来て置いてあり、お腹は一杯になった。

部屋に戻ると今日の予定を考える。ここに来たらしたいなと思うことは昨日のうちにだいたいは出来たし…。

ここからは、タクシーかワイナリーツアーに参加をするかでしか行けないという”ナイアガラオンザレイク”という避暑地のような場所がある。行ってはみ たかったが私にとっては少々贅沢なオプショナルツアーになるので、今回はあきらめたのだが…。昨日カジノでお小遣いを貰えたのは「せっかくだから行ってき たらどう?」 とナイアガラの神様に言ってもらえたのかもしれない。

そこで、急遽タクシーを頼んでナイアガラオンザレイクを周るドライブに行くことにした。

とても大きな身体の運転手さんに、どこから来たの?と尋ねられる。

フロムジャパンと答えると、運転手さんはどうやらお相撲さんの琴欧洲を子供の頃から知っているらしい。うーん。この運転手さんはカナダの人ではないのかしら。

ナイアガラフォールズからナイアガラオンザレイクまでは車で30分。道中はのどかな緑の丘のような場所を道路が続いている。タンポポが芝生に混ざって咲 き、人家があるところにはチューリップが咲いていて、草のにおいが車中にも入ってくる。ここには今春がやってきているのだ。たまに八重桜やモクレンも見掛 ける。ここでは今満開の時期の八重桜は、ついこの間うちの近所でも満開を越えて散った花びらをたくさん道で見たばかりだ。思い出したらちょっとだけ杉並の家が恋しくなった。

小さな町の中心部に着くと、景色は一変して軽井沢風になる。

可愛いお店が並ぶメインストリートはほんの短い距離で、あとは湖が近くにあって周辺を避暑地の別荘のような建物が囲んでいる。ヨットが停留している場所やメインストリートや建物など、くまなくゆっくり車で走ってもらい写真をたくさん撮ることが出来た。

こんなに広いところは歩いてじゃ無理だろう!?だから車に乗って訪ねるのが一番なんだ。

少し英語がわかった。

そうだわ。そのとおり。

行き帰りで約2時間。100ドル強の贅沢タイムだったが、割高なのは一人だったから。数人で訪ねられるのなら是非勧めたい。

ホテルに帰ってひと休みをしたらもう一度だけ滝のそばまでバスに乗って行ってみた。

ホテルのそばまで行ってくれるバスは40分に一本。一時間半ほど滝の前でぼーっと座っていた。滝のミストがたまに顔にかかる。次から次へと記念写真を撮る 人が入れ替わっては前を通り過ぎて行く。観光地で人が多いのに自然の力の方がまだうんと勝っている。この場所はなぜかとても癒される場所だった。

バスに乗ってホテル近くのバス停で降りたところにお土産物屋さんがあったので、中に入ってみた。すると「お~いお茶」が売っていた。でも350円ぐらいする。日本茶がとても飲みたかったがこちらで買うとなるとそれぐらいの値段になるのだなぁ。

店を出たところにホットドッグとアイスのテイクアウトの店があったので、今日の夕飯はホットドッグを買って帰ることにした。

ソーセージは2種類あるのかぁ。

どっちがどうなのかがわからない。

とりあえず「what…?」

と指をさしてみる。

でも聞いたところでやっぱり自分に説明がわかるわけがない。早速やっぱりわからないでいると、「もしかして、日本語大丈夫ですか?」と尋ねられたのだっ た。店の女の子は二人とも日本人の留学生で、今回の旅で初めて細かいニュアンスの会話が出来て感動した。嬉しかったのでアイスも買って、ファストフード店 では必要ないとされるチップを渡して帰ってきた。ナイアガラフォールズに来てからは日本人に会わなかった。霧の乙女号に乗ったあとにエレベーターが壊れた かどうかも結局のところ誰にも理由を聞いていない。モア、スローリー、プリーズ。と言ったところで私にはちっとも聞き取れなかった英語。

「試食してみます?」

それが日本語で試食してみます?って言われた。

日本語だと言っていることがわかる!

すごい!

それで私は試食をした。

すごい!

コミュニケーションってやっぱり素晴らしい。

とっても感動したのだ。

ホテルに着いて日が沈むのを部屋のソファに座ってぼんやり眺めていたら、いつの間にか眠ってしまった。

日付が変わっていたのでそのままベッドに移動して眠ったのだった。


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