投稿日:2013年08月05日

2013年08月05日

この夏は「龍馬伝」にハマっていて毎晩DVDを観るのが楽しみなのだ。

リアルタイムで放送がされていた秋頃に、飲み会で先輩の男性ミュージシャン勢が集まって「龍馬伝」についてあつ〜く会話をしていた。普段それほど口数が多いわけでないシブい先輩までが、あつく語り出し、観ている人にしかわからない人物名や出来事について「俺はこう思う」「いや、あれはあぁだったんじゃないの」と盛り上がり、最終的には龍馬伝を観たことで福山雅治が好きになったという意見で一致していたのだった。

こんなに熱く語る人達だったかしら。

いや、こんな姿は初めてみましたよ。

と、同時にすっかり話題に乗り遅れてしまったことが残念でならなかった。

これはDVDを借りて一気に観るしかないな。

そう思い、今ようやく満を持しての「龍馬伝」なのだ。

ところが、同じようにハマっている人間がご近所さんにも居るらしい。

家の近くのTSUTAYAには同じ巻が3つずつ置いてあるのだが、自分の観ている辺りと同じかもしくはほんのちょっと先を観ている”誰か”が居るらしく、少し早めに観終わって新しいのを借りに行くと「レンタル中」で店になかったりする日があるのだ。

<誰なのよ。これ借りていったのは>

急にイライラしてくる。

<いつ帰って来るのよ!>

無駄と知りつつも店内を一周してまた戻ってみたり、店員さんが返ってきたDVDを棚に戻しに来るのを期待しながら待っていたりする。

そしてTSUTAYAアプリをスマホに入れ、やや近隣の店舗に在庫があるかどうかチェックをしたりしている有様なのだ。

するとやや近隣の店舗では在庫があるではないか。

うむむむー。

ということは、近所の数人がハマっておるということか。

最近は独り言も「@@してつかぁさい!」など龍馬言葉を口にしている。なんとなく口にするのが楽しいだけで内容のないことを洗い物をしながらつぶやいている。

<どうしても!待ち切れないんです>

<龍馬さんに会わなくては!>

<私が見守らねば!>

ER緊急救命室にハマった時は、出演者が同僚にさえ思えておった。

今、近隣の店舗をはしごしながら「龍馬伝」を集めている私なのである。


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