投稿日:2013年10月03日

2013年10月03日

AGT療法四日目。

昨夜は夜の10時から朝7時半まで、グッスリ眠れた。

今日も朝から点滴が始まる。やはり強い薬のせいか、点滴の血管がもたなくなってきている。今日刺さっているのは右腕の”微妙な場所”。”微妙な場所”というのは、向きによっては点滴が落ちなくなるので、あまり腕を使えないのだ。右手が使えないので左手で用事をする。やっぱり不便だ。

今日からまたネオーラルという薬が増えた。血糖値も上がるが血圧も上がるみたいで、ここ数日でどんどん上がっている。入院時の血圧が90前後で低かったのが120台に上がってきた。普段低いので、120に急に上がるとちょっとしんどくなる。

昼、インスリンを初めて打つ。

病院に居るととにかくいろんな薬が投与されるので、今更ながら「こんなに薬ばかり使って、私の身体が大丈夫なのでしょうか」と聞きたくなる。

昔「バファリンはなるべく飲まずに我慢しなさい」と母親に言われ耐えていた頃からすると信じられないぐらい薬漬けになってしまったのだ。

ここは大学病院なので、研修医の先生は当たり前のように見るが、今日は婦長さんに連れられて、事務の研修生が私の病室で「クリーンルーム」「無菌室」の研修を受けにやってきていた。


私も一緒に婦長さんの説明を聞く。

ドラマで見るような隔離施設風の間取りは昔のことらしい。今は大部屋の無菌室もあったりするのだそうだ。私の今居る病室も一見普通の個室に見える。蛇口が滅菌タイプになっているのと、入り口にビニールのカーテンがあるのと、壁の一面が空気清浄機になっているのが違いのようだ。

今回私は無菌モードを使っていないらしい。

ちなみに・・・とファンを回すとものすごい轟音が部屋に響いていて、無菌より轟音ストレスの方がひどそうに思えたのだ。

今日の夕方の空腹時血糖値が487。インスリンを打ってもらってもこんな数値になってしまうのか・・・。

5時になるとどこからか「夕焼け小焼け」のチャイムが聞こえてきた。高いビルばかりが建つこんな大都会に「夕焼け小焼け」はちょっとホっと出来た。毎日どうして聞こえなかったんだろう。

夜11時。サイモグロブリンが終わったところでまだ血管痛。針を抜いてもらって、今日はその後の別の点滴はなしになったので、ポータブルの酸素濃度計はあるものの、久しぶりに針の刺さっていない身体に戻った。

何も腕に刺さっていないってなんて自由なんだろう。


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