投稿日:2007年08月27日

2007年08月27日

ここ最近、携帯を忘れて家を出た日が二日あった。
まずは先週の金曜日。
町田駅の改札口を出た所で友人と待ち合わせをしたが、事前の電話では「わからなくなったらお互い携帯で連絡を取ろう」と言っていたのだ。その日は30分も早く着いたというのに、駅に着く直前に携帯が鞄に入っていないことに気がついた。
財布を忘れてきたのと同じ位ショック。
実際には改札は二つあって、「多分、こちらの改札」と、大きい改札に行ってみたら、今度はそこから南口、北口、西口、それから恐らく東口もあったと思う、四方にそれぞれ出口があって心細さでいっぱいになったのだ。
30分、私は改札の周りを巡回した。
何やってんだろう・・・と、情けなかった。
今日はリハに出掛けた道中で気がついた。
どうしよう、取りに戻ろうか。
それじゃあ遅れる。
だがそこから先は原付に乗りながら、免許不携帯でバイクを運転をしているような錯覚に陥ったのだ。
リハの合間に祐民子ちゃんが携帯でメールチェックをしていた。
最初は”いいなー。携帯持ってて”という目でジっと見ていたのだが、だんだんそれだけで立派な社会人に思えて来る。
はぁ〜〜。
昔は携帯なんてない生活を普通に送っていたのに・・・。手元になかった二日間の自分を襲う喪失感は思った以上に大きかったのだ。
そしてその二日間は、家に帰ると急いそと携帯の所に行った。
「ただいま〜」
「あ〜〜ん、居た居た」
「よかったぁ」
チューーーーーっ!
「大変じゃなかった?」
液晶を覗くと
<着信ゼロ、受信メールゼロ。>
再会に盛り上がる私に反し、携帯の方はクールな反応であった。
ホっとした直後に、プチ孤独に襲われる。
持って出た時に連絡がない分には気にならないのに、持たずに出て連絡が一つもないと、急に自分には友だちが居ないような気になるのであった。


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