投稿日:2014年03月17日

2014年03月17日

今日から神田蘭さんの公演で、旅に出る。現在世界一周クルーズ中の飛鳥Ⅱにパラオから乗船をして、オーストラリアのフリーマントルで下船をするというのがおおまかな日程で、神田蘭さんの船上での公演で演奏をするのが、今回の私の旅のミッションなのだ。

先週月曜日の血液検査で、先生に旅に出てもいいと言われるまではドキドキの連続だった。その前の月には3週間近い入院生活を送っていたし、去年の海外旅行以降、それまでの網赤血球の低数に加え白血球と血小板の数もなんだか怪しくなってきていて、先の約束がいよいよ出来なくなっていたので、まずは行けるということが私にとって大きな山場だったのだ。

おかげで、昔はあんなに怖かった飛行機が怖くなくなった。こんなに強運の私が乗る飛行機が無事に着かないわけがないだろうと考えるようになり、海外旅行が大好きになった。

今日はまず、成田空港からグアム経由でパラオに向かう。

検知器で何故か「貴女の頭に反応しました」と止められ、しばらくモジャモジャのカツラのような髪の中を調べられたがもちろん「シロ」であります。

しかし・・・どうしてまた「アタマ」⁈

と、不思議に思いつつ無事に通過。

ここで早速パスポートを取り忘れて係の人に追いかけてきて渡してもらった。相変わらず一つのことに気が行くと他のことをこぼしてしまう。なので、気をつけなければ。

蘭さんと蘭さんのマネージャーのIさん、そして飛鳥ⅡのコーディネイターのNさんとの4名の移動で、11時台の飛行機で経由地のグアムに飛んだのだった。

今は卒業旅行のシーズンなのか、グアム行きの飛行機は若者達が多い。みんな楽しそうだ。

グアムは日本との時差が+1時間。飛行機を降りた瞬間に一気に季節は夏に変わった。

ちょっとムンとするかなぁ。

湿気が少し高い。

パラオへの乗り継ぎまで少し時間が空いたのでここで各自自由行動。こじんまりとした空港なのでちょこっと店を覗いたらおしまい。喉が乾いたのでジョージアの缶コーヒーを買ったら3ドルだった。うーん、高くないデスカ。 こんなもんデスカ。

旅って金銭感覚がちょこっとおかしくなる。

のである。

グアムを出る頃にはすっかり日も暮れて、パラオに着いた時は真っ暗になっていた。パラオと日本の間に時差はない。日本を出てから繋がらなくなっている携帯だが、国名を入れると現在の時刻だけは正確に調整をしてくれる。

空港からは現地のコーディネイターさんがホテルまでの送迎をしてくれた。

周りはもう真っ暗なので海の色や空の青さもないけれど、車は右側通行だし確かにここはパラオみたいだ。日本人のコーディネイターさんがバンを運転しながら、パラオには信号がないということや、近くのレストランやスーパーの情報を教えてくれた。


ホテル、到着。

時差はないが、移動はやっぱりくたびれる。

遅い夕食を近くのレストランでNさんにご馳走になって、11時前に解散。

明日は船に乗るまでに青が綺麗な景色を楽しめたらいいなぁ。

ほんのちょこっとの滞在時間だったが、パラオの人達は日本語が通じる人が思った以上に多いと知った。現地で働く日本人も意外に見かけたし、さっき連れて行ってもらったカフェレストランは日本人の店員さんが居てしかも正しい日本語のメニューだった。

治安もよさそうだ。

親日の国パラオ。

南国の生あたたかい風に、旅が始まったとようやく実感が湧いて来たのだった。


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