投稿日:2007年10月02日

2007年10月02日

ラジオの収録で渋谷に行った。
井の頭線の改札を出て、乗りかえで移動をする時によく前を通るブティックがある。スタジオに行く時もここを通るので、渋谷で電車を降りれば私は80パーセントの割合でこの店の前を通っているのだ。
ここはなんとなく入りやすい店なので、たまに立ち寄っている。「あぁ、もう秋物の季節なのね」などと季節を私に教えてくれる場所でもあり、「最近の流行」を教えてくれる先生でもある。ここんところはもうずっと「かっぽう着」みたいなトップスが主流みたいで、どれを見てもおんなじラインなのだ。買えば即流行の服を着ている人の仲間入りになるしくみになっている。
しかし、トップスとかボトムとか、パンツとかレギンスだとか。
本当にややこしい。
私としては、トップスという言い方より「上に着るやつ」の方が自然で、ボトムは「下に履くやつ」、パンツは「ズボン」、レギンスは「スパッツ」と口にするほうがストレスがないのである。
なんとなく、かっぽう着を見ていたら男性の店員さんに話し掛けられた。
「下にパンツなんかを合わせても可愛いと思いますよ」
優しい笑顔だが、「パンツ」の単語に昭和生まれの私はちょっと違和感を感じてしまう。
<パンツ、パンツって>
<あなた・・・>
<場合によっては、それはパンティとも言えますのよ>
「パンツ」に反応をしてやや動揺する大和撫子魂が、私にだってある。
今日も見るだけで出てきたが、そのうちかっぽう着の一枚ぐらいは買うことになるのだろう。
その昔、かっぽう着は料理が上手な人のアイテムであった。
今は爪をのばした状態と、睫毛がムカデの足ぐらい太くワサワサしているのとセットで着用する服となった。


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