投稿日:2008年02月28日

2008年02月28日

レコーディングでお世話になっている古川昌義さんの家に、ビオラを録音で行った。
私の家から古川さんの家までは、電車で行くと大廻りになる。なので今日はチョイノリで行くことにしたのだが、途中私の苦手なエリアを通らなければならず、地図であんなに行き方をシミュレーションしたにもかかわらず、今日も世田谷区に入るとまたもや方向を見失ったのだった。
私の体内にある磁石は、”メイドイン関西”。大阪や京都、滋賀の道にはなかなか上手く働いてくれていた。関西では方角を見失うということはあまりなかったので、「だいたいあっちの方」でその場所に辿り着けていたのだ。
ところが、私は東京に来てからすっかり方向音痴になった。東京ではそのやり方で道を走ると、あっという間に方角がわからなくなり、「ここは一体どこなんでしょうか」現象に見舞われるのである。
特に世田谷区は磁石がきかない。世田谷区こそ、日本の魔のバミューダトライアングルなのではなかろうか。
途中で何人かの宇宙人が方角を教えてくれたので、なんとか古川さんの家に着けた。
録音は2時間程で非常にスムーズに進んで終了。オーボエのtomocaさんのプレイに三木章子さんのビオラが乗って、とてもいい形になった。
「お疲れさまでした〜」
そう言って別れたが、本当のお疲れはこの行き帰りの道・・・。
帰り道は今度は口頭で古川さんにかなりいい指導をしてもらったが、最初の3分順調に走ってまたもやバミューダ世田谷で迷いに迷った。
真っ直ぐに走っているつもりが、同じ駅に3度も着くという魔の地帯。
”メイドイン関西”の磁石では対応が出来ない東京の道なのだ。


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