ここ最近はパソコンを開けると「オフィス椅子」をよく閲覧していたのだ。
確かに自宅スタジオで作業をしている人の家に行くと、椅子は長時間の作業に耐えられるものに皆さん座っておられた。決してそれは見栄や贅沢で買ったのではなく、「本当に腰痛が楽になった」そうで、私も椅子は買った方がいいのかなぁとだいぶ心が決まってきていたのだった。
今座っている椅子は、当時の椅子探しが「あまり事務椅子っぽくない」ことが私の大事な条件で、ベージュに近い布製で足元が木目になっていることが決め手となって買った椅子だ。
一応、だから「くつろげる」をテーマにしてはいたのだが、それは視覚の問題で、長時間の作業があるのならやはり、カーテンやお部屋の感じを優先にしてはいけなかったのだろう。木目は相変わらず綺麗なのだが、布はくたびれてすっかり中古になり、上げ下ろし機能のレバーの調子も悪くなった。で、気のせいか若干左に座面が傾いているので、座布団を敷いて微調整をして座らなくてはならなくなった。
メッシュタイプ、布タイプ、このどちらかで探していてだいぶオフィスチェアにも詳しくなったのだ。
しかし、オフィスチェアって意外に高い。閲覧していると「あ、この椅子は知ってるなぁ」と思い出すような物にも出会い、普通のなんてことのない「会社にあるような椅子」だったという印象のものが10万円近くしている。オフィスグッズって思っているよりずっと高いのだ。
「イトーキ」「オカムラ」「ハーマン」「ノール」「スチールケース」etc・・・・。人気メーカーはだいたい何社かに絞られていて、中でも中古になっても人気なのが、「ハーマン」社の椅子だった。
ここの椅子を使用している岡崎さんは、確かギターが肘あてに当たるという理由で右肘部分をボキっと折って使っていたのではなかったか。これは3万円くらいを破いて捨てたという勿体なさなのだ。
やっぱり椅子は機能性。
いい椅子に座る先輩方のお話にすっかり影響を受けて。
本日、私も椅子購入。さすがに新品は買えず、だが中古で「ヴィトラ」社製の状態のいいものが見つかったので買うことにした。
ところで。
椅子はやっぱり機能性なんじゃなかったっけ。
もう一つ別のタイプのとで迷っていたのに、最後の最後で「赤い色が可愛かった!」のでそれに決めたという、やはり本末転倒な一面が出た椅子選びなのであった。