投稿日:2008年03月18日

2008年03月18日

犬のダンボは、一緒に暮らしている中で動物として大丈夫なのかなと思うぐらい鈍くさい時がある。
最初に驚いたのが子犬の頃。彼はベッドの上で飛び跳ねていた。一人ベッドの足元と枕元を往復するという遊びに夢中だったのだが、ある回に足元から枕元に向かってピョーンと飛んで、そのままベッドの柵を越えて床に落ちて行った。
子ブタみたいな物がピョーンと目の前を飛んで行き、そのまま私の視界から消えた時、一瞬信じられなかったぐらいだ。
それ以降は、はしゃいでいてそのまま足をすべらせて転んだり、叱られて逃げて行く途中にベッドで頭をぶつけることをたまにしている。
こういった「読み」を間違えるのは、動物としては良くないのではないだろうか。
頭がいいところもある。私が居なくなるのを待ってゴミ箱をあさったり、机の上から盗んで行った物を「落ちたのを拾ったんだよ!」と嘘をついて持って来たり、あとはオヤツの空中でのキャッチは、かなり成功率が高い。今まで覚えた芸は15分あればマスターしているので、賢い面もあるにはある。
のだが。
今日は夕方の散歩の時・・・。
近頃のダンボは少し気が大きくなったみたいで、散歩に出ても少しの距離なら威張るようになった。
自分よりうんと大きな犬に向かって行ったり、人にも威張って吠える。やめなさいよ、そういう態度は。彼には「友好的」という部分がなく、強気に出るか弱気になるかの二つに一つしかないので、散歩の時はダンボが人様に何かしやしないかと緊張するようになったのだ。
今日も家に帰って来た時に、近所のご婦人を見掛けてワンワンと吠えに行ったダンボ。
もうやめなさい!
リードを引っ張って家に入ろうとしたら、ダンボは最後にもう一度ご婦人の方を振り返って「ワン!」と言った。
通訳すれば「今日はこの辺にしといたろ!」だった。
そうして、私がまだ窓を開けていないというのに、開いていると勘違いをして思いきり部屋に向かって飛び、窓ガラスにぶつかって転げたのだった。
よく私も小さい頃、調子に乗って悪さをすると、その直後に怪我をしたり痛い目に合って、母親に「ほら、バチが当たった」と言われたものだ。
ダンボもバチが当たりやすい。
ダンボが威張った後で窓ガラスに当たって転げたのは、今日で3度目。
痛いのに痛くない顔をするところが人間の子供に似ている。
いや、尼崎の悪ガキだった頃の私にそっくりだなと思うのであった。


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