投稿日:2008年04月05日

2008年04月05日

4月5日はヘアカットの日。
なのだそうだ。
昔は前髪の長さがちょこっとでも短くなると、学校に行くのがイヤになったものだ。自意識過剰の塊となって「私の前髪を見てる!」と気になってしょうがなかった。しかし、一度だけ本当に不本意な髪の切り方をしたことがある。あれは小学校6年生ぐらいのこと・・・。
近くに公園があって、そこは当時学校から帰ったら日暮れまでキックボールやドッジボールをしに同じクラスの子や同じ学年の子が集まる場所だった。
その日は何も遊ぶようなことはなかったのだが、女子数名と男子数名が何故か公園に集まっていて、その中のN西君が突然調子に乗って、噛んでいたガムを「ひっつけてやるー」と女の子を自転車で追い掛け出したのだった。
きゃー。
こんな時、逃げると余計にガキンチョは燃えるものだが、その頃は私達もガキンチョだったので、ガキンチョのあしらい方を知らず一斉に女子は逃げたのだが・・・。
バシッ。
哀れ私はしばらく逃げた後に丁度鉢合わせとなったN西くんの標的となり、頭を叩かれたと思ったら、頭のてっぺんにガムがベッタリとついていたのだった。
きゃー。
ガムをつけたら男子達は公園から消えた。
きゃー。
ガムがくっついてる!
女子達で大騒ぎとなり、私も半泣きになっていたが・・・・。
頭髪にガムがついた時ってどうすればいいのだ。家庭科の授業で何かのシミは米つぶを叩くようにすれば、取れるとか何とかだったような気がする。
で、ガムは?
一番近所の裕子ちゃん家に女子全員で行き、裕子ちゃんのおばあちゃんに何とかしてもらおうとしたが、氷で冷やしてもガムは取れず、その場で断髪式となり、私の髪はてっぺん部分の一部5分刈りという何とも言えない髪型になったのだった。
伸びるまでチクチク頭で数ヵ月を送ったのだ。
ヘアカットの日。
あれからいろんな髪型が流行したが、てっぺんだけ5分刈りという流行りは一度もブームにならなかったのであった。


コメントをどうぞ