投稿日:2008年04月21日

2008年04月21日

D−naughtのリハーサル。
今メンバーと一緒に音源を作ったりしているので、リハーサルにも顔を出しているのだが、演奏もせず歌も歌わずにリハーサルを横で見るだけという立場は、他ではやったことがない。彼等が初めてなのだ。
リハーサルは始まって、淡々と進んでそれで終わった。あとでチェックやアイデア出しは少しはするが、それでもメンバーの演奏中はピアノもキーボードもマイクもあるのに、私は椅子に座っているだけ・・・。
ちょびっと自分では違和感がある。
だが彼等には全く違和感はないらしい。
「音楽」は、最初に触れたもう記憶も定かではない幼い子供の時から、何故だか大好きな存在なのかどうかもわからないまま、離れることなく今日まで自分の近くにある。
入院をした2年間は丸々音楽のことを忘れていた。
でもまた私の毎日と音楽は接点を持ち続けている。
自分も続けたいという意志があったので、手放せなかったのだと思う。だが、出会った人達が未知の扉をいろいろとくれたおかげでそれは叶えることが出来ているのだと思う。
何に於いても今はあまり「先の約束」に興味がなくなった。
約束なんてしなくても、大事なものとの関係は、続けるために自分が意志を持ち、相手もその意志を受け取って一歩前に足を踏み出してくれたなら、自分が予測しなかった方法や形となって次へ次へと何かしら続けられるように出来ているんじゃないだろうか。
音楽を続けてきて私が知った一つの法則だ。
形をかえ、関係をかえ、距離をかえ、新しい自分の立場を見つけながら、どんな人も好きなものとは繋がって行ける。
一番初めに抱いた夢は、ピアノの先生になることだった。
あれから何度私の「音楽の夢」は破れただろう。
おかげで今私は、音楽とのいろんな形の関わり方を得ることが出来た。


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