今日は目黒で音楽ライターの熊谷美広さんに会った。
通称「クマさん」。ライターのお仕事だけでなく、「jam for joy」という新旧洋邦いろんなジャンルからのカバー曲で構成するライブをプロデュースされている。私も何度か出演させてもらったこの「jam for joy」、ここが縁で知り合ったミュージシャンには、今もいろいろお世話になっているので、私が東京に来て音楽仲間と知り合うきっかけを頂いた場でもあった。
スティービーワンダーの曲を歌ったり、スティングの曲のコーラス隊をやったり・・・。当時弾き語りスタイルでライブをしていた私には有り得なかった「バナナラマ」や「アバ」にもこの一日だけはなれた音楽の仮面舞踏会のような楽しさがあった。
今回「reunion」のライナーノーツをクマさんに書いてもらうので、資料をお渡しするのと共に久しぶりに会ったが、3時間程話をした中今まで聞くことがなかった本業であるライターのお仕事のこと・・・・。ご自身が大事にされているお話を聞くことも少し出来た。
楽器や歌を奏でるだけではない。
音楽に携わる職業ってたくさんあるんだ。
それを知ったのは、自分が音楽に携わる仕事をするようになってからだ。
クマさんは、楽器や歌を奏でる以外の方法で音楽を届ける人。音符以外に大事なものはたくさんある。むしろ最近はそっちの方が多いかもしれないとさえ思う。
音楽に限らず方法というのは、その人が気づけばたくさんのやり方があるのだ。
真ん中に「愛」があるもの同志が手を繋いで輪になるのが、私も好き。
目黒は10年程前にラジオのレギュラーで週に2回程通った街。
駅を降りたら通り道にあるパン屋さんに寄ったあと、いつも真っ直ぐにスタジオに行っていたのでゆっくり歩いたことがなかった。
綺麗な駅ビルが出来ていた。
前からあったかどうかも私にはわからない。
会社帰りの人達や夕飯の買い物をする人達が行き交う。
風が一瞬止まって。
そしてまた動き出したのであった。