投稿日:2008年07月17日

2008年07月17日

今日はDーnaughtのライブ。
今日も真夏の日差しが刺すように照らしているが、昼の歌舞伎町は眠っている時間帯で人もまばらだ。だが大きな看板がところどころに掛かっていて、若い茶髪のホストの顔写真が並んでいたりする。やっぱり独特の世界が漂うエリアなのだ。
リハーサルが終わると、近くの定食屋さんにメンバーのkazzkiくんとご飯を食べに行く。リハーサルから本番までの過ごし方はみんなそれぞれ、時間が結構ある日だったのでご飯を食べたあとはkazzkiくんと近くにある「花園神社」にお参りに行った。
ここは敷地の中に簡易テントで囲まれた演芸場みたいなものがあるようで、平日の午後にもかかわらずアニメ声の女の子の何やらイベントをやっていた。お客さんは居るんだろうか。背伸びをしてのぞいてみたが、テントで目隠しをしてあって中の様子は見えなかった。
神社を出るとkazzkiくんと別れて、私はまたブラブラすることにする。日中は、少し外を歩いただけでフラっとしそうだ。クーラーのあるところで休みたいと米兵というブランドリサイクルショップに入って涼んでいたら、ビルの最上階に楽器屋さんがあるのを発見。そこで気になっていた品を見つけて勢いで買ってしまった。
高い涼み代になったのだ。
「よ〜し、これで音楽を頑張るぞー」
楽器屋さんで衝動買いをした帰りは、いつも”明るく”こう思うのではなく罪悪感を払拭するためにこう思っているような気がする。大学生の頃から同じことを累計何度してきただろう。
今日のイベントは、Dーnaughtのメンバーも知っているグループとのカップリングだったようで、楽屋では和やかな会話が飛んでいる。会話を耳にしながら”あぁ、メンバーもいろんな場所でいろんな人達と知り合っているんだなぁ”と、なんだか嬉しくなったのだ。
同じように夢を持って頑張る音楽をやっている人間は、知り合ってから時間が経つにつれ思いの深い友だちに変わって行く。例え最初はなんとなくソリが合わない相手だったとしても、不思議なものでそのうちささいな感情を越えたもっと大きな思いが芽生えてくる。
頻繁に会う付き合いにならなくても。
ライブが終わって片付けていたら、対バンのメンバーの人に声を掛けられた。
「D−naughtのメンバーは、みんな兄弟なんでしょ。」
「ええ」
「で、キミはメンバーの彼女?」
「は!?」
「みんな兄弟だったら何か繋がりがあるのかなと思って」
「あはは、何もないですよ〜」
こういう時って、喜んでいいのかどうなのか・・・。
音楽を頑張ってきて、こんな質問をされたのは生まれて初めてであった。


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