投稿日:2008年07月18日

2008年07月18日

東京は連日猛暑が続き、蝉が朝晩鳴く頃となった。
前に住んでいた家と今の家か大きな公園近くなので、それで蝉が夜も鳴いていることを私は知ったのだ。
日中に「ジーー」「ミーー」と鳴いているのには馴染みがあったが、夜に鳴いているのを聞くと今でも「これは何の虫だろう」と少し気味が悪く、イメージとしては蝉っぽい蛾が不気味に鳴いている図が浮かんで来る。
夜に鳴いている蝉と昼のは同じ者の声なのか。
蝉は10日間のうちに恋人を見つけて、結婚をして子供を作らないといけないわけで、すごく厳しいノルマと締め切りを課せられている。だから彼等の鳴き声を聞くとちょっぴり頭が下がる思いがするのだが、蝉にも「夜生まれ」「明け方生まれ」「昼生まれ」がいるんだろう。なのでそれぞれ生まれた時刻を起点としたサイクルで一日があるのかもしれないな、などと思うのであった。
真夜中に蝉になった個体は、昼はまぶしすぎて活動なんてとんでもない。わしゃ寝るぞ。と言って寝ていて、朝生まれの蝉は日中にガンガン飛びまくっている。
ただ日中生まれの蝉は夏休みのちびっこ達が蝉取りに来るので、夜生まれの方が平和な蝉人生が送れるかもしれないと思う。
蝉の声を聞いて思う。
私は早春の深夜生まれ。
暑い季節と早起きは苦手というのは、私にとって自然なことかもしれないのである。


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