投稿日:2008年10月10日

2008年10月10日

先週ぐらいから、近くの幼稚園から毎日のように運動会音楽が聞こえて来るのだ。
恒例の。
あれだ。
去年の今頃もそうだった。
一昨年も、だった。
「今日は運動会かぁ。」
そう思っていたら次の日も運動会の音楽が流れて来る。
定かではないがここの幼稚園では、運動会に向けて運動会の練習をしているらしく、ある日運動会ミュージックが聞こえて来たなぁと思ったら、それを境に一週間から10日近く、毎日運動会の音楽が聞こえて来るようになるのだ。
今日こそ本番なんじゃないかと思うのだが、予想は外れ次の日も運動会ミュージックが聞こえて来る。音楽だけじゃなく先生がマイクで「それ〜っ」と言ったり園児に向かって説明をしたりしているのも部屋まで届くので、この時間の私はすっかり幼稚園の支配下にあるのだ。
私は大人になってから「ながら」が出来なくなった。特に仕事は無音でないと極端に効率が悪くなる。だから静かにしてやりたいことは、この運動会ミュージックが聞こえて来る間はやれない。
「タンタンタンタン、タタタタタタタン」
「ターンタタターンタタタンタタタタタン」
運動会に流れる曲というのは、どうしてこんなに気持ちを煽るのか。
おかげで運動会ミュージックが耳に入って来ると、私の体は自然に反応し、部屋の中で欽ちゃん風小走りになったり、行進風に物を運んだりとまるで催眠術にあやつられるように「運動会動き」をしている。
誰も見ていない部屋で行進をし、かけっこをし・・・。そうしてある時間になると幼稚園の運動会の練習時間が終わるらしく、急にピタっと音楽が止まったと思ったらそれからは何もなかったように静かな町内に戻るのだ。
あぁああああ。
でも、私は急には戻れない。
今度は自分の時間をなかなか取り戻せず、部屋でうなだれるのであった。
10月は運動会の季節。
近所のじいちゃん、ばあちゃんも部屋の中できっと小走りになっている。いや、耳が遠くて聞こえないのかもしれないが。
ところで、今日のこそ本当の運動会だったの。
誰か教えて。
幼稚園の時間割りが知りたいと思う、ペース乱れる10月のこの時期なのである。


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