投稿日:2008年10月27日

2008年10月27日

隣りの家と今私の住んでいる家の所に大きなクモの巣がある。前からクモの巣があるのは知っていたが、届かない位置にあるので放っておいたら、いつの間にかマンガにでも出てきそうな立派なクモの巣となり、そこにその巣の主らしき丸々と太ったクモを見るようになったのだった。
ゴキブリといい雑草といい・・・、ヤモリの家族は見なくなったが、この辺りは天敵もなく住みやすいらしい。そして自分の家だという認識のもと、皆は暮らしている。この間は洗濯物にカマキリがついていて、振り落としたら「なんで落とすねん!」としばらくカマキリに睨まれたのだ。
クモは黄色っぽい体に黒い線が入ったやや大きめの種類のもののようで、多分独り暮らしをしているクモだと思われる。クモの巣と言えばコレと言っていいほどの、オーソドックスなクモの巣の形をしていて、その真ん中に主は居てブラーンブラーンと巣で揺れているのだ。
ここを通ればクモの巣に掛かる程巣は大きいので、主は巣に引っ掛かった虫を食べているんだろう。そして餌に困っていないのでここで大きくなっていったのだ。
巣は激しい雷雨でも壊れなかった。
ちゃんと端っこは強度が強化されていて、何ヶ所も壁に糸が張ってある。ヤツはなかなか頭がいいらしい。
クモだって不器用なのも居るだろうし、巣を上手に作れないのや餌を捕まえられないのも居ると思うが、ここはネコの通り道でありながらネコに荒らされることのない高さにあって、見上げたらハンモックが揺れているみたいにも見える。
ぶらーーん。
ぶらーーーん。
キミは生まれ変わって人間になったら、いい建築家になるよ。
気味が悪いがなかなかよく出来た家にヤツは住んでいる。
ぶらーん。
ぶらーーーん。
風に揺られてレットイットビー。
アウトドアな生活を送るウチのお隣りさんなのである。


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