投稿日:2008年10月28日

2008年10月28日

日本でもだいぶハロウィンが定着をし、それに伴ってなのかどうかはわからないが、食材にかぼちゃを使ったレシピが増えてきたように思う。
家でかぼちゃは煮物でしか出てきたことはなかった。甘辛いおかずはあまり好きじゃない。おかずだけでなく、おせんべいの甘辛いのもそれからみたらしだんごの甘辛も私はあまり気に入らない。
大阪弁で言うところの「甘いんか辛いんか、どっちやねん!」といったところで、甘辛い味付けの食べ物に対しては、味わうより戸惑う方が多く、かぼちゃの煮物はご飯を砂糖味に変えるお節介な存在だったのだ。
かぼちゃは一生好きになれないだろうと思っていた。
だが、それは大きな間違い。最近は、自分はかぼちゃが嫌いだったのではなく、煮物にしたかぼちゃが嫌いだっただけだということが、いろいろ出て来たおかげでわかった。
かぼちゃスープはコクがあって美味しいし、野菜カレーにかぼちゃを入れるのもいい。ラタトィユのかぼちゃも好きだし、かぼちゃのフライも行ける。スイーツになるとかぼちゃは更に良さを発揮しているような気がする。プリンは今ではプレーンよりパンプキンプリンを敢えて選ぶ程、私の中でかぼちゃは格を上げた。
かぼちゃとの付き合いが私のようなパターンの人は、他にもきっと居るだろう。甘辛い味付けの頃は今一つパっとしなかったが、思い切ってアプローチを変えてみたら思わず花開いただなんて、どこかのスポーツ選手のエピソードみたいじゃないか。
平成のニューヒーロー。
10月は栗やナシやサンマを差しおいて、今はかぼちゃの月になったのである。


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