投稿日:2008年11月10日

2008年11月10日

先日、踏み切りの近くで停まっていたら、降りて来た遮断機に激突してそのまま走り去って行った女の子を見た。
「バーーン!」という音がしたので、相当痛かったはずだ。その女の子はパトロール中という札を自転車のかごに張った2台の自転車で男性と一緒に移動をしていて、前を走っていた。丁度鼻を遮断機に思い切り殴られた位の衝撃を受けながら、女の子はその後鼻に手をあて、自転車の速度を緩めることなく、全速力で駆けて行ったのだった。
その場に居た人達はみんな「大丈夫なのかしら・・・」と、いう顔で彼女を振り返っていた。後ろを付いて走っていた仲間の男性もやはり「大丈夫〜?」と声を掛けていた。しかし女の子は痛みより、早くその場から立ち去りたかったのか、男の人を置いて更にスピードを上げて行き、最後は男性の「おーーい、待ってよ〜」という声だけが残って、そして2人共視界から消えてなくなったのだった。
相当痛かったと思う。
鼻の骨が折れたかもしれない。
少なくとも鼻血は出ていたんじゃないか。
他人ごとながら心配になったが、もう居ない。
2人共パトロール服のオレンジ色のウインドブレーカーを着ていた。何のパトロールだったんだろう。「パトロール中」はどちらかと言えば、速度が少し遅いというイメージがあるが・・・・、
最後は立ち漕ぎになっていた。あんなに必死で自転車を漕ぐ大人を私は久しぶりに見たのであった。


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