投稿日:2008年11月11日

2008年11月11日

小室哲哉容疑者、転落人生。
ここしばらく、テレビではこんな言葉がよく出ていた。
犯罪をおかしたことは確かであったとしても、だからと言って、テレビに出ている人が他人の人生を「転落人生」とひとことで言ってしまうのに対しては”どうなんだろう”という風に考える。
事件を伝えるには、他の切り口がいくらでもあるだろうに。
戦争がテーマになると、「世界が平和でありますように」と神妙な顔をし、イジメがテーマになると、「世の中からイジメがなくなって欲しい」と言っている人が、今度は他人の「転落人生」をあきれた表情で紹介が出来ることに違和感を覚え、その後に虚しく残念な思いになるのだ。
言葉には、その言葉自体が持つ力がある。
「転落人生」って、随分ひどい言葉だなと思う。口にしながら、この人達って抵抗もないんだろうか。
事件が起きるとテレビの中の人はよく言っている。
「こんなひどいことがよく出来ますよね」
でもあなた達もコロコロと言動がよく変わる。時々、あなた達だってひどいんじゃないのとテレビを見ながら、腹が立って来ることがある。
例え遠く知らない人であれ、誰かの人生を「転落人生」と言える人を、私は人として信用出来ない。


“ 2 件 ”のコメントがあります

  1. 爪ちゃん より:

    小室さんの 逮捕は やはり 大変ショックでした。(T_T)
    また 当初 20代の後輩に 「なんで捕まったんですか…?」という問いに 著作権ビジネスの仕組み 等から説明して 納得してもらうまで 時間がかかりました。^^;
    メディアは 特に地上波テレビニュースは 信じるに値しない ものが 多い。疑ってかかれ です。(-.-)Zzz
    昨日の夕方のニュースで 怒りを 覚えたのは 安〇優子キャスターの 横にいる ベテランの 木村〇郎コメンテイターが 厚生労働省の元役人トップの方々が 連続テロに あっている事件について 「だから 年金制度改革を 急がねば…」のような 肯定的ニュアンスとも 取れる発言を 耳にしたこと。
    筑紫さんだったら どう伝えたかなぁ… と 感慨深く 浸っておりました。(T_T)

  2. 吉川みき より:

    観ていて残念な気持ちになる時ってあるんですよね・・・。テレビを使って何が出来るのかということは、いつも真摯に送り手に立つ側の人達には向き合ってもらいたいです。前に捨て犬をたくさん飼っていて迷惑な住人が居るということでリポーターの女性が話を聞きに行っていたんですが、「可哀想だけどもう殺処分した方がいいと思いますよ」とアドバイス?しているのが放送されていて驚きました。テレビを使って出来ることが他に沢山あるんじゃないかと思うんです。

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