郵便割引不正事件はとても残念な事件だった。
以前、障害者用のステッカーを張った車がある娯楽施設周辺にたくさん止めてあって、路上駐車が出来るということを悪用している運転手達を取材した特集をやっていた。あれも見ていてガックリ来た。
人にはいろいろな事情がある。だが、みんなそれぞれ自分の抱えている事情をなにかしらの知恵や工夫でカバーしつつ、社会の中で生きているのだ。
知恵ってそういう風に使うものなのか。
障害者団体のスタッフの人がインタビューに答えていた。「ウチは本当にお金のない中で郵便物をなんとか出しているんで、こういう事件は悲しいです」と。”なんとかやれている”向こう側にある知恵や工夫の内容は、今回の郵便割引不正をしていた人間にはわからないだろう。
透析を週に3回受けていた病友が、「しんどくてバスの優先座席に座ったら、すごく冷たい目で見られちゃったから、座りたくても座れないんだよね」と言っていた。これは日々のうちのほんの一例でしかなく、障害者手帳を受けていても社会の中で助けが足りない場面はたくさんあるのだ。
<ちょっとぐらいいいじゃん>
と、いった考えをしがちな人がいる。本人は誰にも迷惑をかけていないんだし、と勝手に自分で決めていたりするが、その考えはどこかで誰かに必ず迷惑やしわよせを作っていて、時間が累積していけばどこかでその歪みは表面化するのである。
知恵や工夫はこんな風に使うものじゃない。
「そんなに悪いことをしたのかなぁ」
逮捕者が出たが、心の中では今もそうつぶやいているように私には見えてしまう。
”ちょっとぐらいいいじゃん”という声が、聞こえた気がしたのだった。
この「事件」あまりにも酷く、僕なりに 関心をもって報道等視てきたけど…
どうも郵政も不正運用わかっていながら、引き受けていた様子。
企業からのDMは、個人の郵便物と違って 大量の発注で集配にも あまりコストが、掛からないので 利益率が非常に高いらしい…
その手口の指南役がおり、「社会福祉法人」の許認可を巡り政治家も、一部絡んでいる様子。
一説によると「第三種郵便物」の八割近くが、不正運用されていた疑いがあるらしい…
僕も福祉業界に居るのでわかるが、「社会福祉法人」は非常に税制上 優遇されており、評判の良くないところを、たどって行くと 不動産 ビル ゴルフ場のオーナーの「ハンドバック」替わりに設立されているところも 見受けられる。
泥酔して深夜に騒いでいる芸能人より、マスコミは、もっと突っ込んで行くべきでしょう。いわゆる「福祉利権」で、どれだけ甘い汁吸っている不届き物が多いか!このままでは、5年後10年後社会保障制度、サービス、質の低下は勿論、破綻もある!
兎に角、当事者の方々には声上げてもらいたいなぁー…と思います。「スタンドアップ」なのだ!
しかし
桝添さんも仕事増える一方だ…^^;
以上 現場からのリポートでした!m
多分当事者はあまり悪いことをしているという認識はないと思うんですよね。こういう悪用のケースはたまに明るみになるのですが、とても残念に思うんです。そういうことによって制度の見直しがなされて、本当に必要な人達が更に不便になるんではないかと考えてしまいます。残念です。