投稿日:2009年05月06日

2009年05月06日

代官山「晴れたら空に豆まいて」でライブ。
ゴールデンウィーク最後の休日は、小雨降る少し肌寒い日で、街も思ったより人が少ない感じがする。
夕方にリハーサルが終わって、今日は出番が3番目。
お天気は一日中晴れなかったけれど・・・・。
とても嬉しいことがあった。
先月、大きな手術を受けられたFさんが、退院をして会場にライブを観に来て下さったのだ。
持病を持っておられるのは知ってはいたがまさかの急な入院、それからすぐの手術。手術前に書いて下さった手紙を読みながら、とても胸が締めつけられた。一日を大事に生きることや、人との一期一会について、深い想いが文章に託されていて、それは私にとってもあらためて考えさせられるものだった。
また会えてよかった。
本当によかった。
何ごとも無かったかのように、ライブ後にこの間と同じ笑顔で目の前に立っている姿が心から嬉しかった。
決して健康体になれたわけではなく、これから日々様々な工夫も加えながら社会生活を送らなくてはいけないと思うが、それよりもこうしてまた笑って再会が出来る幸せにまず目を向けられる、そう考えられるFさんを強くしなやかに感じた。
もうちょっと、言葉が言えたらよかったけれど。
なんだか「嬉しい」しか単語が出て来なかった。
毎日、私達は生きている。
その生かされている時間のうちのほとんどを無意識に生きている。
ようやく生きていることを意識出来た時は、「生きたい」と自分自身が願う時・・・自分の身において何かしらが不安定もしくは危うい時であることが少なくない。
また会える幸せ。
また会えることは、幸せなことだったのだ。
そのことを胸に留めながら毎日を過ごして行くことで、今日も明日も自分も周りも、何かが心強くなれるのだと思う。


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